国際学会AAS-in-Asia Conference 2025でのJF主催パネル・ディスカッション、ASEAN日本研究者への旅費支援

その他

国際交流基金(JF)では北米アジア学会(Association for Asian Studies。以下、「AAS」)が北米での定例大会とは別に、年に一度アジア地域で実施するAAS in Asia Conference*の機会を利用し、ASEAN域内の日本研究ネットワーク強化に向けた人的交流及びASEANとその他の地域を結ぶ人的交流を目的として、JF主催のパネル・ディスカッション及び日本研究者に対する旅費支援を実施しました。

*今大会(於ネパール・カトマンズ)にはアジア・オセアニア地域や北米・欧州地域をはじめとして南米、アフリカなど約40か国から、日本研究を含むアジア研究者1150名以上が参加しました。

JF主催パネル・ディスカッション

パネル・ディスカッションでは、パネリストに東京大学東洋文化研究所の園田 茂人先生、国際日本文化研究センターの井上 章一所長、そしてJF連携フェローのTANA Maria氏、TIAN Yunchen氏を迎え、JFからは日本研究部長の小池 若雄が登壇しました。

「Win-Win-Win Collaborations to Grow – How the Joint Fellowship Programs Create New Opportunities to Researchers, Host Institutions, and the Funder」というタイトルのもと、JF連携フェローシップについて、各機関代表がフェロー受入や連携の意義を、フェロー経験者が自身の体験を共有し、日本研究の将来や課題についても意見が交わされました。

参加した聴衆からは「フェロー自身の経験が直接聞けて良かった」といった声や「制度と実践の両観点が発表者から提供された点は重要」との声が寄せられました。

域内日本研究者旅費支援

ASEAN域内の日本研究者を対象に旅費支援を行いました。支援対象者は学会参加者と積極的にネットワーキングを行い、自身の研究や今後のコラボレーションについて意見交換を実施しました。参加者からは「最近の研究のトレンドを知ることが出来た」といった声や「他国の研究者との新たな繋がりが出来、別の学会で共同パネルを組むことになった」との声が寄せられました。

プロジェクタースクリーンを掲げた広い会場で一人の参加者がマイクを持って質問をしている。
パネル・ディスカッション(質疑応答)
会場の左前方から全体を見渡している
パネル・ディスカッション(全体)

概要

開催期間 2025年6月1日(日曜日)~4日(水曜日)
開催国 ネパール
会場 カトマンズ
関係する国 インドネシア、ベトナム、タイ、フィリピン、マレーシア、カンボジア、その他
参加者 アジア研究者
主催 国際交流基金日本研究部
問合せ 国際交流基金日本研究部