「三陸国際芸術祭」×国際交流基金アジアセンター連携企画 「三陸×アジア」つながるプロジェクト 記者会見を開催しました

国際交流基金アジアセンターは、2019年2月9日(土曜日)から3月24日(日曜日)、三陸国際芸術推進委員会、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)と共に5回目となる「三陸国際芸術祭」を開催いたします。
2015年より「三陸国際芸術祭」と連携し、三陸とアジアをつなげる国際交流の面で関わってきましたが、2019年は事業を拡大し、「三陸国際芸術祭」の一環として「三陸×アジア」つながるプロジェクトを展開いたします。

12月18日(火曜日)に行われた記者会見では、青森県八戸市よりお越しいただいた鮫神楽の「番楽」の演舞に始まり、つづいて、三陸国際芸術祭プロデューサーの佐東範一氏(NPO法人JCDN理事長)よりこれまでの経緯と2019年のプログラムが映像を交えて紹介されました。三陸国際芸術推進委員会委員長の中村一郎氏(三陸鉄道株式会社代表取締役)からは、「三陸国際芸術推進委員会」発足のご報告と「三陸国際芸術祭」開催の意義が話され、2019年3月23日に全線開通となる三陸鉄道とともに三陸の地に人を呼び込む仕掛けになれば、と同芸術祭への期待が語られました。

記者会見で行われた『鮫神楽「番楽」』の演舞の様子
鮫神楽の「番楽」の演舞
記者会見の様子
左から柄、中村氏、プログラムを説明する佐東氏

会見の最後を締めくくったのは、当基金アジアセンターによる三陸国際芸術祭連携企画「三陸×アジア」つながるプロジェクトです。当基金理事の柄博子より、2019年2月から展開される(1)スマトラ沖地震の被災地インドネシア・アチェと三陸を結ぶアートイベント、(2)アジアと三陸地域をつなぐ“コミュニケーション・デザイン”プロジェクトへの参加デザイナーとのワークショップ、(3)アジアのアーティストと地域の人々が共創する参加型アートイベント、(4)クリエイティブな手法で行う防災教育イベントなど、アジアとの交流を通じて三陸の魅力を体験できるさまざまな企画がお披露目となりました。

【取材のお願い】国際交流基金アジアセンター、「三陸国際芸術祭」詳細および 連携企画「三陸×アジア」つながるプロジェクト発表

三陸国際芸術祭について

三陸国際芸術祭は、三陸沿岸の地で幾世代もの伝承を経て根付き、今も脈々と受け継がれている「郷土芸能の魅力の発信」、「国内外との芸能を通じた交流」、「現代芸術と芸能の出会い」を目的として2014年から毎年開催している芸術祭。三陸の郷土芸能が世界と繋がるきっかけとなり、多様な文化との交流を通して、震災からの「文化・芸術による」復興に取り組む。2019年の開催テーマは「宿ル」。舞や衣装、頭、そして人に「宿る」姿を感じられるプログラム内容となっている。海外からはインドネシアより2団体が参加し、伝統芸能を通したアジアとの交流も見物。

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三陸国際芸術祭2018のチラシ

三陸国際芸術祭 開催概要

会期 2019年2月9日(土曜日)~3月24日(日曜日)
主催 三陸国際芸術推進委員会、国際交流基金アジアセンター、NPO法人JCDN
主な芸能団体
  • 開催地域の芸能団体 約17団体
  • アジアの芸能:ジャティラン(インドネシア)より2グループ
    Krincing Manis(クリンチン・マニス)」
    New Zugus Gedroex(ニュズグス・グデュッルッ)」
  • 現代の芸術:国内のダンサーほか、現代アーティスト等
お問合せ 三陸国際芸術祭 事務局
TEL:0192-22-9830
E-mail:info@sanfes.com

三陸国際芸術祭 公式Webサイト