国際学会AAS-in-Asia Conference 2024でのJF主催パネル・ディスカッション、グループ研修

インドネシア

国際交流基金(JF)では北米アジア学会(Association for Asian Studies。以下、「AAS」)が北米での定例大会とは別に、年に一度アジア地域で実施するAAS in Asia Conference*の機会を利用し、ASEAN域内の日本研究ネットワーク強化に向けた人的交流及びASEANとその他の地域を結ぶ人的交流を目的として、JF主催のパネル・ディスカッション及び若手日本研究者グループ研修プログラムを実施しました。

*今大会(於インドネシア・ガジャマダ大学)にはアジア・オセアニア地域や北米・欧州地域をはじめとして南米、アフリカなど43か国から、日本研究を含むアジア研究者1400名以上が参加しました。

JF主催パネル・ディスカッション

パネル・ディスカッションでは、「Associate or Perish: How Networking Builds Your Career as an Area Researcher – A Case of Japanese Studies」というタイトルのもと、東南アジアと他地域の日本研究学会が連携することで、地域や分野を超え、どのように若手研究者を支援していくことが可能かについて議論が交わされました。パネリストとして、東アジア日本研究者協議会(EACJS)から友常勉先生、東南アジア日本研究学会(JSA-ASEAN)からキティ・プラシルツク先生及びタン・レンレン先生、そしてヨーロッパ日本研究協会(EAJS)よりアンドレイ・ベケシュ先生にご登壇いただきました。

参加した聴衆からは「役立つ情報を得ることができ、他国の研究者とのコネクションを作ることができた」といった声や「各地域の日本研究学会に参加することが若手研究者のキャリアをより豊かなものにすることに繋がると分かった」との声が寄せられました。

域内若手日本研究者グループ研修プログラム

ASEAN域内の若手日本研究者を対象に国際学会での発表やネットワーキングなど現場での体験を含めた研修プログラムを提供しました。参加者からは「自分の研究を効率的に進めるために自分に足りないことがクリアになった」といった声や「研究の観点が広がり、研究者としてのキャリア形成に役立った」との声が寄せられました。

プログラム終了後には参加者同士で次年度に開催される国際学会での共同発表計画を立て始めるなど、本プログラムを通して形成されたネットワークが次世代日本研究者を支える場面にも立ち会うことができました。

会場内で立って質問をする参加者の男性
パネル・ディスカッション(質疑応答)
後方から見た会場
パネル・ディスカッション(全体)
参加者の集合写真
域内若手日本研究者グループ研修プログラム参加者
日時 2024年7月9日(火曜日)~11日(木曜日)
場所 インドネシア・ジョグジャカルタ(ガジャマダ大学)
参加者 アジア研究者
主催 国際交流基金日本研究部
問合せ 国際交流基金日本研究部