国際交流基金アジアセンターでは、アジア域内において文化芸術、スポーツ、学術、知的交流の幅広い分野で自国外に滞在し、専門・関心分野に関する調査・研究活動や、ネットワーク/プラットフォーム構築などの活動を行う個人に対して、フェローシップを提供しています。
その第1号として現在バンコクに滞在中の劇団印象(いんぞう)-indian elephant-主宰の劇作家・鈴木アツト氏による帰国報告会を国際交流基金本部にて開催します。約2ヶ月間にわたるフェローシップ活動で、鈴木氏は、新作「グローバル・ベイビー・ファクトリー2」の戯曲創作のため代理出産ビジネスの取材を行っているほか、タイの社会派演劇、ドキュメンタリー演劇の現状を調査しています。本報告会では、フェローシップ活動の様子やタイの演劇事情を紹介するほか、8月の新作上演に先だち、本公演キャストによる書き下ろしリーディング公演を開催します。また、ゲストに劇作家・演出家で二兎社主宰の永井愛さん、雑誌「新劇」の元編集長でライターの岡野宏文さんをお迎えし、上演後に客席も交えながら、作品のブラッシュアップ・ワークショップを行います。
本フェローシップの申請を検討中の方、タイの演劇事情、海外へのリサーチに興味のある方、リーディング公演を見てみたいという方など、どなたでもご参加できます。お気軽にお越しください。
国際交流基金アジアセンター アジア・フェローシップ
帰国報告会&劇団印象リーディング公演
日時 | 2015 年6月6 日(土曜日)15時30分から20時(開場 15時) |
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15時30分 第1部 帰国報告会 17時 第2部「グローバル・ベイビー・ファクトリー2」リーディング公演&ブラッシュアップWS 20時 終了予定 |
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会場 | 国際交流基金本部2階JFICさくらホール (東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅1番出口から徒歩3分) http://www.jpf.go.jp/j/access/map.html |
料金 | 無料[要事前予約] ※第1部のみ、第2部のみの参加も可。 |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、劇団印象-indian elephant、国際演劇協会日本センター |
申込方法
メールにて、件名を「報告会&リーディング申込」とし、 1)お名前(ふりがな)、2)ご連絡先(メールアドレス、電話番号)、3)ご所属、4)参加内容(全て/第1部のみ/第2部のみ)、を明記の上、jfac-fellowship0606@jpf.go.jpまでお申し込みください。
※アジア・フェローシップ・プログラムについての詳細はこちらをご確認ください。
2015年度第2回の締切は2015年6月1日(月曜日)です。
2014年度アジア・フェロー採択者一覧
鈴木アツト
劇団印象-indian elephant-主宰/劇作家/演出家
1980年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。03年に劇団印象-indian elephant-を旗揚げ。10年より韓国やタイとの国際共同制作を行い、12年には韓国の演劇祭「密陽夏公演芸術祝祭」「居昌国際演劇祭」「D.Festa(大学路小劇場祝祭)」に招聘され、作品を上演。「青鬼」で若手演出家コンクール2012(主催:文化庁、日本演出者協会)優秀賞・観客賞受賞。14年には、代理出産ビジネスを題材にインドとタイの現地取材をもとに制作した作品「グローバル・ベイビー・ファクトリー」で 第18回劇作家協会新人戯曲賞(主催:一般社団法人 日本劇作家協会)最終候補。15年8月、本作の続編となる「グローバル・ベイビー・ファクトリー2」を発表予定。
http://www.inzou.com/
対象活動:「グローバル・ベイビー・ファクトリー2」創作のためのリサーチとネットワーク構築」
フェローシップ期間:2015年4月~6月
滞在先:タイ(バンコク)
斎藤努
プロデューサー/リサーチャー(芸術文化)
1979年生まれ。高知県出身。学生時代から様々な団体の舞台制作に携わり、Osaka Short Play Festival実行委員、精華小劇場事務局スタッフなどを経て、09年4月より有限会社ゴーチ・ブラザーズに所属。主に劇団「柿喰う客」制作、中屋敷法仁のマネジメントを担当。13年6月からはアーツカウンシル東京の調査員を2年間務める。Afro13「Death of a Samurai(イギリス公演)」、柿喰う客「The Heavy User(フランス・トルコ公演)」などの海外公演や国外のアーティストとの国際共同制作にも多数関わる。15年よりフリーのプロデューサーとなり様々なアートプロジェクトに参加予定。
対象活動:インドネシアにおけるシェイクスピア作品の調査研究
フェローシップ期間:2015年4月から5月
滞在先:インドネシア(バンドン ほか)