国際交流基金アジアセンターは、2015年に長編デビュー作『告別』(英題:A Simple Goodbye)で、第28回東京国際映画祭「アジアの未来」部門国際交流基金アジアセンター特別賞を受賞した新鋭、デグナー監督および本作の製作スタッフを日本に招へいし、日本映画大学との共催で、12月12日(月)に『告別』の上映及び対談イベントを実施します。
本作は、内モンゴル出身のデグナー監督の自伝的な作品であり、主人公シャンシャンを監督自ら演じている。また、本作は北京電影学院で修士号を取得した監督の卒業制作作品であり、今回その製作スタッフであり同級生であるチャオ・イエンミン(プロデューサー)、マー・サイ(撮影監督)、ムー・チェンルン(撮影監督)、シュイ・チェン(音響)も一緒に来日し、トークに参加します。
また今回、対談相手として、現在公開中の『溺れるナイフ』など、その活躍が注目される山戸結希監督に登壇していただき、本作やそれぞれの映画作りについて語っていただきます。ぜひ、お誘い合わせのうえ、ご参加ください。
※本イベントの申込み受付を終了いたしました(12/8)
登壇者
デグナー De Gena(『告別』監督/脚本) | |
内モンゴル出身。英国・ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイでメディアアートを専攻し、学士号を取得。その後、北京電影学院の監督学部で修士号を取得。卒業制作作品であり、長編デビュー作『告別』(2015)は、第28回東京国際映画祭「アジアの未来」部門にて国際交流基金アジアセンター特別賞、第33回トリノ映画祭にて最優秀脚本賞などを受賞、2016年バンクーバー国際映画祭、第40回香港国際映画祭などに正式出品されるなど、今後の活躍が期待される新鋭監督である。 |
山戸結希 Ū-ki Yamato(『溺れるナイフ』監督) | |
2012年、『あの娘が海辺で踊ってる』で監督デビュー。2014年、『5つ数えれば君の夢』が渋谷シネマライズの監督最年少記録で公開。『おとぎ話みたい』がテアトル新宿のレイトショー観客動員記録を13年ぶりに更新する。2015年、日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞。小松菜奈・菅田将暉W主演の映画『溺れるナイフ』が現在、全国劇場公開中。最新作は、RADWIMPS『光』MV。 |
イベント詳細
イベント名 | 映画『告別』上映&デグナー監督×山戸結希監督トークショー |
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開催日時 | 2016年12月12日(月)13:00開場/13:30開演(16:20終了予定) ・13:35~15:15 『告別』上映 ・15:20~16:20 トークショー |
会場 | 川崎市アートセンター http://kawasaki-ac.jp/ (川崎市麻生区万福寺6-7-1) ※小田急線「新百合ケ丘駅」北口より徒歩3分 ≫アクセス |
登壇者 | デグナー監督 山戸結希監督 司会:韓 東賢(日本映画大学准教授) ※日本語・中国語の逐次通訳あり |
入場料 | 入場無料・事前申込み制 |
共催 | 国際交流基金アジアセンター、日本映画大学(第1回 日本映画大学×北京電影学院電影交流節) |
協力 | 川崎市アートセンター、東京国際映画祭 |
申込み方法 | ※申込み受付を終了いたしました。 |
上映作品:『告別』
作品名 | 『告別』(英題:A Simple Goodbye) |
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監督 | デグナー(De Gena) |
作品解説 | シャンシャンは、イギリス留学から実家に帰ると父親が肺癌で余命わずかと知らされる。疎遠だった父と娘が過ごす最期の日々。ふたりの間に新しい関係が芽生えていく……。 |
製作年 | 2015年 |
製作国 | 中国 |
上映素材 | Blu-ray(字幕:日本語、英語、中国語)/100分 |
<国際交流基金アジアセンター特別賞とは>
国際交流基金アジアセンターでは、アジア(日本、中東地域を含む)新鋭監督の長編作品を対象にしてコンペティションが行われる東京国際映画祭の「アジアの未来」部門において、2014年に国際交流基金アジアセンター特別賞を創設し、今後特に文化の違いを超えて国際的に活躍していくことが期待される監督に対し賞を授与しています。副賞として受賞者には2週間までの日本滞在(日本の監督が授賞した場合はアジア滞在)を授与し、日本文化の理解の促進とネットワーク形成の機会を提供します。