国際交流基金アジアセンターは、アジアフォーカス・福岡国際映画祭との共催で、東南アジアの新作・話題作の紹介や、東南アジアの独自の文化圏に目を向けたリージョナル映画特集を実施します。東南アジア・リージョナル特集では、インターナショナルプレミア、インドネシアのリリ・リザ監督の『フンバ・ドリーム』ジャパンプレミアなど話題の新作3本の上映に加え、特集映画以外にもASEAN諸国の映画は充実のラインナップ。
シンガポールの異色ホラー『デモンズ』(ダニエル・フイ/2018)の日本初上映作品のほか、2016年東京国際映画祭CROSSCUT ASIA部門で三部作を紹介したインドネシアのテディ・スリアアトマジャによるスリリングなジャカルタのナイトライフを切り取った『夜明けを待ちながら』など、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア他からの新作・話題作が目白押しです。
そのほか、シンポジウムやブリランテ・メンドーサ監督によるマスタークラスも開催いたします(詳細はページ下部をご覧ください)。
上映にあわせて来日する各作品の監督やプロデューサーらによるQ&Aやシンポジウムも多数開催。盛りだくさんの映画祭の詳細は、以下Webサイトにて今後随時更新いたしますので、ぜひご確認ください。
アジアフォーカス・福岡国際映画祭2019(第29回)
NEO CINEMAP FUKUOKA
【オープニング上映会および福岡観客賞授賞式&特別上映会にご招待!】
オープニング上映会
上映作品:『福岡』(チャン・リュル/2019年/韓国/86分)
日時:9月13日(金曜日) 上映開始20時(開演19時30分 )
会場:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
申込締切:2019年9月3日(水曜日)必着
詳細および申込方法:公式ウェブサイトの応募フォームからご応募ください。
福岡観客賞授賞式&特別上映会
観客の投票で決定する「福岡観客賞」授賞式と、引き続き行われる特別上映会へ抽選で100組200名様をご招待。
上映作品:『電気海月のインシデント』(萱野孝幸/2019年/日本/98分)
日時:2019年9月17日(火曜日)開演18時30分(開場18時)
会場:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
申込締切:2019年9月5日(木曜日) 必着
詳細および申込方法:公式ウェブサイトの応募フォームからご応募ください。
イベント詳細
タイトル | アジアフォーカス・福岡国際映画祭2019 |
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会期 | 2019年9月13日(金曜日)から19日(木曜日) |
主要会場 | |
プログラム |
このほかの作品情報については公式ウェブサイトをご覧ください。 |
入場料 | 前売:1100円、当日:1300円 |
主催 | アジアフォーカス・福岡国際映画祭、福岡市 |
共催 | 国際交流基金アジアセンター |
公式サイト | アジアフォーカス・福岡国際映画祭 |
上映スケジュール
↓クリックして全体をみる [PDF:271KB]
東南アジア・リージョナル特集 作品紹介
公式招待作品の詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
『フンバ・ドリーム』(Humba Dreams)ジャパンプレミア
リリ・リザ/ 2019年/インドネシア/75分
人の想いが詰まった時間(とき)の記録―1本のフィルムをめぐる青春ロードムービー
父の遺品を処理するため、フンバ(スンバ)島に一時帰郷した主人公。ジャカルタで映画作りを学ぶ彼は、父が遺した16㎜フィルムを現像するための薬品を探して、島を旅することに。旅先で出会った哀しい目をした美しい女性。彼は彼女に激しく心惹かれる。アナログな記録物が持つ独特の温かみと共に綴られる、主人公の自分探しの旅。
『誰かの妻』(Other Man's Wife)インターナショナルプレミア
ディルマワン・ハッタ/2018年/インドネシア/99分
女性は男たちの所有物にすぎないのか。従属という日常の中で、少女が見つけた希望とは?
たった一人の理解者だった母が亡くなり、心を閉じる孤独な高校生のヒロイン。「女性は、この世界の支配者である男たちの所有物に過ぎない」という現実に絶望しつつ、父、初恋の相手、結婚相手、義理の父と、男たちが命ずるままの人生を生きてきたが、そんな彼女の前に、初めて「自分の意志で愛したい」と思う男性が現れ……。ジャワ島とマカッサル海峡の間に位置するカンゲアン諸島のある女性の物語。
『カンペーン』(The Wall)インターナショナルプレミア
ブンソン・ナークプー/2018年/タイ/95分
現実とフィクションの間で綴られるある映画監督の情熱と青春の物語
新作のロケハンのため、2人のアシスタントと生まれ育った故郷を訪れたインディペンデント映画の監督。そこで昨日のように思い出される少年時代の夢と後悔。予算繰りが難航する中、彼は自分が修行僧だった頃の出来事を映画にしたいと奔走するのだが……。映画への愛と情熱、そして現実が詰まった監督の自叙伝的な作品。撮影地のペッチャブーン県、スコータイ県は監督が実際に少年期・青年期を過ごした場所である。
シンポジウム
ここでしか聞くことができない、貴重な話題が盛りだくさんの3つのシンポジウムを開催!
テーマ1:チャン・リュル監督と映画『福岡』の?レシピ大公開
日時:9月15日(日曜日)15時(『福岡』上映後~約1時間半)
登壇者:チャン・リュル(『福岡』監督)
内容:監督を囲んで、『福岡』の制作現場に参加した人たちが、チャン・リュル式映画作りの表と裏を語ります。チャン・リュル・マジックの秘密に迫る企画です。
テーマ2:アジアの新しい波って、どうよ?
日時:9月16日(月曜日・祝日)15時(『それぞれの道のり』上映後~約2時間)
登壇者:ブリランテ・メンドーサ(『それぞれの道のり』監督)、プッティポン・アルンペン(『マンタレイ』監督)、ジョー・バクス(『マルカド、月を喰らうもの』監督)
共催:国際交流基金アジアセンター
内容:東南アジアの次世代を担うフィルムメーカーに、新たな映画の動きについて聞きます。
彼らの映画はこれまでのアジア映画とはどう違うのか、そしてどこへ向かおうとしているのか、それぞれの意見を伺います。
※予定していたアディ・スマルジョノ氏の登壇は、諸事情によりキャンセルとなりました。
テーマ3 やっぱ、リージョナル
日時:9月17日(火曜日)11時30分(『フンバ・ドリーム』上映後~約2時間)
登壇者:ディルマワン・ハッタ(『誰かの妻』監督)、ブンソン・ナークプー(『カンペーン』監督)、ファン・ダン・ジー、中江裕司
※ファン・ダン・ジー監督と中江裕司監督については、本映画祭での上映はありません。
共催:国際交流基金アジアセンター
内容:東南アジア・リージョナル特集の監督たちを迎え、すべてのシステムがグローバル化するなかで、独自の文化圏による映画は、どうしたら世界へ発信できるかを考えます。
※会場:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
※映画祭チケットの半券でご入場いただけます。(いずれの作品のチケットでも可)
※登壇者については予告なく変更になる場合がございます。
アジアフォーカス・福岡国際映画祭特別企画 ブリランテ・メンドーサ監督マスタークラス
フィリピン映画界の巨匠ブリランテ・メンドーサ監督のマスタークラスを実施!
- 日時:2019年9月17日(火曜日)14時30分(14時開場、16時30分終了予定)
- 場所:西鉄イン福岡2階Aホール
- 講師:ブリランテ メンドーサ(『それぞれの道のり』監督)
- 参加:無料(事前申込制、先着順、定員100名)
- 申込み:9月12日(木曜日)までにアジアフォーカス・福岡国際映画祭公式サイトよりお申し込みください。
- 言語:英語・日本語(日英逐次通訳)
- 主催:国際交流基金アジアセンター、アジアフォーカス・福岡国際映画祭
- 内容:映画制作に関する講義、関連映像の上映、映像制作に関する質疑応答など
詳細は下記ページでご確認ください。
アジアフォーカス・福岡国際映画祭2019特別企画 ブリランテ・メンドーサ監督マスタークラス
本事業はbeyond2020の認証事業です。