東南アジア地域には豊かな独自の映画文化が存在します。それぞれの国が抱える文化や社会状況が反映された映画一本一本からは、その国の人々が何を見、聞き、食べ、どのように人を愛するかがビビッドに伝わってきます。「サンシャワー:東南アジアの現代美術展」の関連企画として、本イベントではドキュメンタリーからアクション、青春、恋愛映画まで、東南アジア地域の多様性が感じられる作品を特集上映します。
イベント概要
タイトル | FUN! FUN! ASIAN CINEMA@サンシャワー サンシャワー:東南アジアの現代美術展 関連プログラム |
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開催日 | 2017年8月10日(木)、11日(金・祝)、12日(土)、13日(日) ※計4日間 |
会場 | 国立新美術館 3階 講堂 |
定員 | 各回260名(予約不要、先着順) |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、国立新美術館 |
お問合せ先 | Eメール: sunshower_event@jpf.go.jp |
ウェブサイト | http://sunshower2017.jp/ |
上映スケジュール
※予約不要・先着順(定員:260名)
※各回入替制・上映20分前に開場いたします。
※ご入場には、「サンシャワー展」観覧券(国立新美術館単館、または国立新美術館・森美術館の2館共通券、半券可)のご提示が必要です。
8月10日(木) ドキュメンタリーの日
上映時間 | 作品タイトル |
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12:30~ (開場12:10) |
「Visual Documentary Project 2015」セレクション (計97分) |
14:40~ (開場14:20) |
「Visual Documentary Project 2016」セレクション (計77分) |
16:30~ (開場16:10) |
「Colors of Asia」(計54分) 『日曜日のシンデレラ』(29分) 『ラグビーと女のわたし』(25分) |
8月11日(金・祝) アクションの日
上映時間 | 作品タイトル |
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13:00~ (開場12:40) |
超人X. (81分) |
14:50~ (開場14:30) |
レボリューション・ティガ (125分) |
17:30~ (開場17:10) |
ドラゴン・ガール (110分) |
8月12日(土) オムニバスの日
上映時間 | 作品タイトル |
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13:00~ (開場12:40) |
セブンレターズ (116分) |
15:30~ (開場15:10) |
Art Through Our Eyes (30分) ※上映後、トーク予定 ゲスト:後小路 雅弘(九州大学大学院人文科学研究院 教授) モデレーター:古市 保子(国際交流基金アジアセンター) |
17:30~ (開場17:10) |
アジア三面鏡2016:リフレクションズ (118分) |
8月13日(日) 愛&友情の日
上映時間 | 作品タイトル |
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12:00~ (開場11:40) |
SHIFT~恋よりも強いミカタ (81分) |
13:50~ (開場13:30) |
グッバイ・ボーイズ (88分) |
15:50~ (開場15:30) |
イロイロ ぬくもりの記憶 (99分) |
上映作品紹介
8月10日(木) ドキュメンタリーの日
「Visual Documentary Project」セレクション
「Visual Documentary Project」は、毎年異なるテーマで、日本・東南アジアの若手映像作家を対象に短編ドキュメンタリー映像作品を募集・上映。映像作品を通して東南アジアの現状を捉え、諸問題の解決へとつなげる試みを行っている。今回は、2015年「越境する東南アジア」から5本、2016年「東南アジア:日常生活のポリティクス」から3本を上映する。※DVD/日本語・英語字幕
【上映作品】
- <2015年>『2人のマイケル』(タイ/29分)、『ジウおじいちゃんへ捧ぐ』(ベトナム/23分)、『儚さ』(マレーシア/9分)、『私の足』(ミャンマー/16分)、『我が政治人生』(ミャンマー/20分)
- <2016年>『森に生きる女たち』(マレーシア/15分)、『60日』(ミャンマー/31分)、『鉱脈』(ミャンマー/31分)
協力:京都大学東南アジア地域研究研究所
「Colors of Asia」
ドキュメンタリーの国際共同製作を支援するTokyo Docsで誕生したプロジェクト「Colors of Asia」では、日本の製作会社とアジアの若い映像制作者が連携して、共にドキュメンタリー番組を制作。今回は「アジアの今を生きる女性たち」をテーマにした2作品を紹介。※Blu-ray/日本語字幕
【上映作品】
- 『日曜日のシンデレラ(SUNDAY CINDERELLA)』 (2015年/日本、フィリピン/29分)
香港で働く19万人のフィリピン人家政婦。日曜ごとに集まり、家族への思いや仕事の悩みを語りあう彼女たちの楽しみの一つは、毎年6月にフィリピン独立記念日を祝い開催される「家政婦・美人コンテスト」だった。
- 『ラグビーと女のわたし(Because I am a Girl)』(2016年/日本、ラオス/25分)
両親の仕事を手伝うため14歳で学校を辞めたラオ。だが20歳の時にラグビーに出会い、その人生は一変する。天性の才能を発揮したラオは、国内唯一の女性チームにスカウトされ、ラオス代表として国際試合への出場も果たす。同胞たちの意識に変化をもたらそうと奔走するラオを通し、少数民族の女たちの今を見つめる。
8月11日(金・祝) アクションの日
『超人X.(Super X.)』
監督:グエン・クアン・ユン
2014年/ベトナム/81分/DVD/日本語字幕
ベトナム発のニュー・ヒーロー参上
ゴキブリも怖がるようなひ弱な青年・スン。だが、ある日スーパーパワーを手に入れ、仮面を被った正義のヒーロー“超人X”となり大活躍。瞬く間に人気者になった彼は美人で我儘なキキから猛烈なアタックを受けるが、彼には女性を受け入れられない理由があった。そんななか、超人Xの強敵となる強盗団が現れ、スンの中に新たな感情が芽生える。
『レボリューション・ティガ(TIGA)』
監督:アンギ・ウンバラ
2015年/インドネシア/125分/DVD/日本語字幕
国家の陰謀渦巻く黒社会で対峙する3人の男たち
2036年、インドネシア。対テロ特殊部隊のエースであるアリフ、真実を追求するジャーナリストのラム、神に奉仕し静かに平和を祈念するミン。かつて同じ道場で、ともに格闘技・シラットを学んだ3人の男たちは、裏社会でテロリストやマフィアが暗躍する今、それぞれの立場で対峙することとなる。※暴力的な描写が含まれます。
『ドラゴン・ガール(Yasmine)』
監督:シティ・カマルディン
2014年/ブルネイ/110分/DVD/日本語字幕
格闘技を通して成長する女子高生の青春アクション
厳格な父に男手ひとつで育てられた自由奔放な女子高生ヤスミン。初恋の相手がシラット国際大会で優勝し、町に帰ってくるが、ライバルで私立のシラット部の女子チャンピオンであるデヴィが彼に急接近。何とかアディを振り向かせたいヤスミンは、公立校の弱小シラット部に入部し、仲間たちと大会優勝を目指す!
8月12日(土) オムニバスの日
『セブンレターズ(7 Letters)』
監督:エリック・クー、ブー・ジュンフェン、ジャック・ネオ、ケルビン・トング、K.ラジャゴパル、タン・ピンピン、ロイストン・タン
2015年/シンガポール、マレーシア/116分/デジタル/日本語字幕
シンガポールの名監督たちが贈る7つのラブレター
建国50周年を記念し、シンガポールを代表する監督7人が制作したショートフィルムのオムニバス映画。それぞれの監督が自身と母国のつながりを描いた、7人7様の“ラブレター”。失恋やアイデンティティ、世代間の家族の絆、希薄になる隣人との関係、さらに伝統芸能を通して、シンガポールに生きる人々の物語が展開する。オムニバスの一篇を担当したブー・ジュンフェン監督は「サンシャワー:東南アジアの現代美術展」出展作家のひとり。
字幕協力:ショートショートフィルムフェスティバル & アジア
Art Through Our Eyes
監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン、ブリランテ・メンドーサ、エリック・クー、ホー・ユーハン、ジョコ・アンワル
2016年/シンガポール/約30分/デジタル/日本語字幕
鬼才5人が東南アジアの現代アートを表現
シンガポール国立美術館の企画として、東南アジアの監督5人が同ギャラリーに収蔵される19世紀、20世紀の東南アジア美術からそれぞれ受けたインスピレーションを短編映像に収めたオムニバス映画。「サンシャワー:東南アジアの現代美術展」でも注目のタイのアピチャッポン、フィリピンのメンドーサらの独特の世界観が並ぶ贅沢な作品。
『アジア三面鏡2016:リフレクションズ(Asian Three-Fold Mirrors 2016: Reflections)』
監督:ブリランテ・メンドーサ、行定勲、ソト・クォーリーカー
2016年/日本/118分/Blu-ray/日本語・英語字幕
越境して描く、アジアで共に生きる人々
世界的に活躍するアジアの気鋭監督3名が、「アジアで共に生きる」(Living Together in Asia)というテーマのもと、それぞれの時代と文化を反響させ、新しい光を生み出すシリーズ第1弾。様々な国のスタッフ・キャストが結集し、日本とカンボジア、フィリピン、マレーシアの各国間を行きかう人々の生きる姿を映し出す。
8月13日(日) 愛&友情の日
『SHIFT~恋より強いミカタ(SHIFT)』
監督:シージ・レデスマ
2013年/フィリピン/81分/Blu-ray/日本語字幕
フィリピン女性監督が描く、カラフル・ラブストーリー
エステラの夢はシンガーソングライターになること。そんな理想とは裏腹に、コールセンターで夜勤勤務する毎日を送っている。面倒見のよい先輩トレヴァーがお目付け役に任命され、ふたりはすぐに意気投合。優しくサポートしてくれるトレヴァーに、エステラはやがて 友達以上の淡い恋心を抱き始めるのだが、彼との間には超えられない壁があり……。
『グッバイ・ボーイズ(Goodbye Boys)』
監督:バーナード・チョーリー
2005年/マレーシア/88分/DVCAM/日本語・英語字幕
100キロにおよぶ少年たちのロードムービー
ボーイスカウトの課題で100キロ徒歩に挑戦する17歳の少年たちを描く青春群像劇。初恋、友情、裏切り……さまざまな困難を乗り越えて大人へと成長していく。
『イロイロ ぬくもりの記憶(ILO ILO)』
監督:アンソニー・チェン
2013年/シンガポール/99分/Blu-ray/日本語字幕
孤独な少年と異国のメイドをつなぐ心の絆
1997年のシンガポール。多忙な共働き夫婦の一人っ子ジャールーは、問題ばかり起こして周囲の人々を困らせていた。手を焼いた母親の決断で、フィリピン人メイドのテレサが住み込みでやって来る。突然の部外者に心を開かないジャールーだが、息子への想いを抑えて必死で働くテレサの姿に同じ孤独を感じ、心を開いていく。第66回カンヌ映画祭カメラドール(最優秀新人監督賞)受賞作。
<FUN! FUN! ASIAN CINEMAとは?>
ワクワク×ドキドキ! 東南アジア映画上映!
往年の名作からちょっと通な作品まで、ジャンルや時代を超えた珠玉の映画を定期的に紹介。映画を通して東南アジアのカルチャー&ライフを体験してみませんか? 今後のラインナップ・詳細は順次アジアセンターウェブサイトまたは以下のFacebookページで案内いたします。
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