トラン・アン・ユン監督来日記念! 特別上映会&トーク -アジアの未来、映画の行方‐

日本

国際交流基金アジアセンターは、ベトナム出身でフランスを拠点に活躍する巨匠トラン・アン・ユン監督の来日に合わせ、特別上映会およびトークショーを開催します。上映映画はトラン監督デビュー作でカンヌ国際映画祭のカメラドールとユース賞をダブル受賞した『青いパパイヤの香り』(1993)と2016年の監督最新作『エタニティ 永遠の花たちへ』(2016)の2作品。上映後にはトラン監督ご夫妻と東京国際映画祭のプログラミング・ディレクター石坂健治氏によるトークショーも行われます。この機会にぜひ、トラン監督ご夫妻と映画作品に触れてみませんか。みなさまのご来場をお待ちしております。

イベントプログラム

[10月1日]好評につき、『青いパパイヤの香り』および『エタニティ 永遠の花たちへ』の受付は終了いたしました。
10月20日(土曜日)に六本木アカデミーヒルズにて開催される「Innovative City Forum 2018」のDay.3に、キーノートスピーカーとしてトラン監督が登壇されます。

有料となりますが、 よろしければこちらもご検討下さい。
Innovative City Forum 2018 国際交流基金アジアセンターセッション

2018年10月18日(木曜日)

  • 午後3時30分:『青いパパイヤの香り』上映(104分、開場 3時)
    上映後、ゲストトーク(日・仏逐次通訳、約40分)
  • 午後6時45分:『エタニティ 永遠の花たちへ』上映(115分、開場 6時15分)
    上映後、ゲストトーク(日・仏逐次通訳、約40分)

ゲスト
トラン・アン・ユン(映画監督)、トラン・ヌー・イェン・ケー(女優)

監督夫妻の写真

ベトナム系フランス人。長編映画監督デビュー作『青いパパイヤの香り』でカンヌ国際映画祭のカメラ・ドールとユース賞をダブル受賞し、その後も『シクロ』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝く。

トラン監督の妻で女優のトラン・ヌー・イェン・ケー氏は1991年に舞台でデビュー。トラン監督の作品ほぼすべてに出演。

モデレーター
石坂健治氏(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)

1960年東京生まれ。早稲田大学大学院で映画学を専攻。東京国際映画祭プログラミング・ディレクター。90年より国際交流基金専門員としてアジア映画祭シリーズを企画。2007年より現職。2011年より日本映画大学教授を兼任。国際交流基金と東京国際映画祭が共同製作する「アジア三面鏡」シリーズ(2016~)の企画製作に参加。共著に『アジア映画の森 新世紀の映画地図』(作品社)、『ドキュメンタリーの海へ 記録映画作家・土本典昭との対話』(現代書館)など。

上映作品

『青いパパイヤの香り』(1993) 【貴重な35ミリフィルム上映です!】
トラン・アン・ユン監督デビュー作品

観る者の心をつかんで離さないアジア映画の傑作
1951年ベトナム、サイゴン。田舎から奉公にやってきたムイは10歳の少女。家には働き者で優しい母と3人の甘やかされた息子たち、孫娘を亡くしてから引きこもっている祖母がいた。そしてムイは、長男が連れてきた友人クェンに出会い、淡い恋心を抱くようになる。10年後、美しく成長したムイは、音楽家になったクェンの家に奉公に出る。恋人がいながら、クェンはムイの献身的な愛情と花に対する嗜好に気付きはじめ……。

映画のチラシ画像
映画のワンシーンの画像
(C) 1993 LES PRODUCTION LAZENNEC

監督:トラン・アン・ユン
出演:トラン・ヌー・イェン・ケー/リュ・マン・サン/ヴォン・ホア・ホイほか
提供:カルチュア・パブリッシャーズ
1993年カンヌ国際映画祭カメラドール新人監督賞受賞/
1994年セザール賞新人監督賞受賞/1994年アカデミー(R)外国語映画賞ノミネート
※ベトナム語音声、日本語字幕

『エタニティ 永遠の花たちへ』(2016)

フランス3大女優の稀有なる共演で贈る、観る者すべてを幸福感に包む人生讃歌
華やかなベル・エポックから幕を開け、やがて激動の時代へと突入していくフランスを舞台に書いた小説に触発され、故郷ベトナムを離れ、脈々と続く家系や親族同士のつながりを知らずに生きてきたトラン・アン・ユンが、そこに描かれた大家族の絆に心を揺さぶられて映画化を決意。
時に運命に揺れながらも日々の暮らしを慈しみ、あふれる愛を未来へとつないでゆく3世代の女性たちの人生を描く。

映画のチラシ画像
映画のワンシーンの画像
(C)Nord-Ouest

監督:トラン・アン・ユン
出演:オドレイ・トトゥ/メラニー・ロラン/ベレニス・ベジョほか
提供:キノフィルムズ
※フランス語音声、日本語字幕

イベント概要

日時 10月18日(木曜日)
午後3時30分『青いパパイヤの香り』上映(開場3時)
午後6時45分『エタニティ 永遠の花たちへ』上映(開場6時15分)
会場

アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ アクセス
東京都新宿区市谷船河原町15 googlemap
JR・地下鉄 飯田橋駅から徒歩7分

入場 入場無料。定員各70名入替。
※要事前申込
※上映10分前までに必ずご入場ください。上映10分前になりましたら受付を閉めさせて頂きます。
申込み ※[10月1日]満席のためお申し込みを締め切りました

10月8日(月曜日・祝日)までに、メールの件名を「トラン・アン・ユン監督特別上映会」として、
(1)ご覧になりたい作品のどちらか『青いパパイヤの香り』または『エタニティ 永遠の花たちへ』
(2)お名前(ふりがな)
(3)ご所属
を本文にご明記の上、下記メールアドレスまでお送りください。
Email:asiacenter_lecture@jpf.go.jp
※できるだけたくさんの方にご来場いただきたく、恐れ入りますが上映作品は『青いパパイヤの香り』または『エタニティ 永遠の花たちへ』どちらか一つをお選びください。

問合せ 国際交流基金アジアセンター
TEL:03-5369-6025
主催 国際交流基金アジアセンター
協力 アンスティチュ・フランセ東京
後援 在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本

※本上映会は、日仏交流160周年を記念し、開催を認められた文化事業です。