山形国際ドキュメンタリー映画祭(隔年開催)の開催翌年にあたる2016年には、東京での上映イベント『ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形in東京2016』として、関連企画『城西国際大学×映画批評コレクティヴ』にて上映・ディスカッションとシンポジウムを実施しました。さらに同年、「映画批評コレクティヴ」は海外へ飛び立ち、サラミンダナオ・アジアン映画祭(フィリピン/ジェネラル・サントス)の協力を得て、同映画祭の一環として映画批評ワークショップ、シンポジウム、本企画に関連した特別上映を実施いたしました。
サラミンダナオ・アジアン映画祭で実施した映画批評ワークショップの成果及びシンポジウムの記録集は、以下URLからダウンロード可能になりました。
https://asiawa.jpf.go.jp/culture/news/n-yidff-film-criticism-collective/
城西国際大学×映画批評コレクティヴ
ディスカッション・イベント
テーマ:アジア映画における美的かつ社会的批評
概要:『うたうひと』(監督:酒井耕、濱口竜介/日本/2013/日本語/blu-ray/120分)の上映および英語でのディスカッションの実施
日時:2016年9月22日(木曜日・祝日)
登壇者
クリス・フジワラ(映画批評家)
酒井耕(映画監督)
テン・マンガンサカン(映画監督、映画祭ディレクター、映画批評家)
シンポジウム
テーマ:批評としての映画
概要:東/東南アジア映画における政治的・社会的批評のあり方についてのディスカッション
日時:2016年9月23日(金曜日)
登壇者
クリス・フジワラ(映画批評家)
北小路隆志(映画批評家)
テン・マンガンサカン(映画監督、映画祭ディレクター、映画批評家)
筒井武文(映画監督、映画批評家)
会場:城西国際大学メディア学部【紀尾井町キャンパス3号棟】3304教室
関連URL: http://cinematrix.jp/dds2016/event.html
主催:シネマトリックス
共催
国際交流基金アジアセンター
城西国際大学メディア学部
サラミンダナオ・アジアン映画祭×映画批評コレクティヴ
映画批評ワークショップ
概要
1)映画批評家による講義
2)サラミンダナオ・アジアン映画祭で上映される課題作品の鑑賞
3)批評執筆・ディスカッション
4)サラミンダナオ・アジアン映画祭及び関連イベントの視察など
日時:2016年11月9日(水曜日)から12日(土曜日)
参加者:東南アジア・日本で公募及び募集により選出された合計11名
内訳
フィリピン国内:6名(フィリピン全土4名、ミンダナオ島内2名)
東南アジア:3名(シンガポール1名、インドネシア2名)
日本:2名
講師
クリス・フジワラ(プログラマー・映画批評家)
北小路隆志(映画批評家)
酒井耕(映画監督)
会場
SM City
City Legislative Building他(ジェネラル・サントス市、フィリピン)
シンポジウム
テーマ:リージョナル・シネマ―展望と課題(REGIONAL CINEMA―PROSPECTS AND CHALLENGES)
日時:2016年11月10日(木曜日)
登壇者:
テディ・コー(フィリピン/映像研究者、アーキビスト)
フィリップ・チア(シンガポール/ 映画批評家、プログラマー、編集者Big O)
ネリー・ディレラ(フィリピン/観光局ディレクター)
BW・ブルバ・ヌガラ(インドネシア/映画監督)
酒井耕(映画監督)
会場:SMミーティング・ルーム(SM City内)(ジェネラル・サントス市、フィリピン)
テーマ:映画批評と映画の地域性( Film Criticism and the Regions of Cinema)
日時:2016年11月12日(土曜日)
登壇者
エド・カバグノット(フィリピン/映像批評家、プログラマー)
フィリップ・チア(シンガポール/映画批評家、プログラマー、編集者Big O)
クリス・フジワラ(プログラマー・映画批評家)
北小路隆志(映画批評家)
酒井耕(映画監督)
グティエレス・マンガンサカンⅡ(映画作家、サラミンダナオ・アジアン映画祭ディレクター)
会場:SMミーティング・ルーム(SM City内)(ジェネラル・サントス市、フィリピン)
特別上映・講演
日時:2016年11月12日(土曜日)
概要:『うたうひと』(監督:酒井耕、濱口竜介/日本/2013/日本語/blu-ray/120分)の上映および講演の実施
会場:CIAS カンファレンス・ルーム( City Investment Building内)(ジェネラル・サントス市、フィリピン)
主催
シネマトリックス
国際交流基金アジアセンター
協力:サラミンダナオ・アジアン映画祭
山形国際ドキュメンタリー映画祭 連携事業「映画批評コレクティヴ」について
ドキュメンタリー及びインディペンデント映画の国際的な映画批評のプラットフォームを作ることを目的に、映画批評家を志す参加者がプロの映画批評家のアドバイスを受け、映画についての文章を執筆しディスカッションや意見交換を行う「ワークショップ」、ワークショップの講師陣と東南アジアの気鋭の映画人が登壇する「シンポジウム」、企画に関連する「特別上映」の3つから構成された『映画批評コレクティヴ』が立ち上がりました。