国際交流基金(JF)では、タイ・バンコクにおいて展示事業「妖怪大行進:日本の異形のものたち」(会期:2024年6月15日~7月28日)を開催するとともに、大学連携日本語パートナーズ派遣実績校で日本語学習中の学生を主に対象としたレクチャーを実施しました。
「妖怪大行進」展監修の湯本豪一氏が名誉館長を務める三次もののけミュージアム学芸員の吉川奈緒子氏を講師として派遣し、パンヤーピワット経営大学、チュラロンコン大学、スィーパトゥム大学、タマサート大学、サイアム大学の計5校の生徒を中心とした約190人がレクチャーに参加。スィーパトゥム大学、タマサート大学の生徒たちはレクチャー後、TCDCバンコク内会場で吉川氏の解説のもと、展示を鑑賞しました。
参加者からは「妖怪を知ることで日本社会も理解でき、日本に行きたいという気持ちも強くなりました。」「日本語の古文の勉強や日本の博物館について興味が湧きました。」といった、レクチャーや展示を通して日本や日本文化への関心が高まったという声が寄せられました。
日程 | 2024年7月15日(月曜日)~17日(水曜日) |
---|---|
会場 | パンヤーピワット経営大学(2024年7月15日) チュラロンコン大学(2024年7月15日) TCDCバンコク(2024年7月16日) サイアム大学(2024年7月17日) |
参加者 | 大学連携日本語パートナーズ実績校生徒など |
主催 | 国際交流基金 |
問合せ | 国際交流基金文化事業部美術チーム |
講師プロフィール
吉川 奈緒子
湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)学芸員。1982年広島県生まれ。昭和女子大学大学院修士課程修了。日本近世美術史専攻。2018年4月から現職。これまでに担当した同館企画展に「予言獣のチカラ アマビエとアマビコたち」、「妖怪大行進 in Japan」など他多数。
湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)