Beauty of KOGEI: Art Crafts in Japan 「わざの美-日本の工芸」展

シンガポール

国際交流基金アジアセンターは、在シンガポール日本国大使館ジャパン・クリエイティブ・センターと共催で、シンガポールにおいて、「アジアにおける現代工芸交流事業」を開催します。

日本の優れた現代工芸を紹介する展覧会「わざの美―現代日本の工芸」展を軸としつつ、ASEAN各国から美術・工芸の専門家・作家をシンガポールに招待し、人間国宝を含む日本の現代工芸作家による専門的なレクチャーを受けて交流してもらうとともに、シンガポールの一般向けに、日本とASEAN各国の専門家・作家によるシンポジウム「アジアの現代工芸~その文化的経済的文脈における役割~」を実施します。

また、ミャンマー、ベトナムから次代を担う若手キュレーターをシンガポールに招待し、展覧会「わざの美―現代日本の工芸」展の設営過程の視察を通じた美術研修を行います。

工芸作品の写真

前田昭博(1954~)
(重要無形文化財「白磁」保持者)
白瓷面取壺(2013)磁器

工芸作品の写真

室瀬和美(1950~)
(重要無形文化財「蒔絵」保持者)
夕顔蒔絵平棗(2014)漆、蒔絵

工芸作品の写真

福本潮子(1945~)
夕霧(2005)麻、藍染、巻物

概要

「わざの美―現代日本の工芸」展

会期 2014年5月31日(土曜日)から6月21日(土曜日)
[開館時間 火曜日から土曜日 10時から18時 日曜日、月曜日休み]
会場 在シンガポール日本国大使館ジャパン・クリエイティブ・センター(4 Nassim Road, Singapore 258372)
企画協力 東京国立近代美術館
協力 文化庁
キュレーター 諸山正則(東京国立近代美術館主任研究員)
出品作家 今泉今右衛門、川瀬忍、前田昭博、松井康陽、岡田裕、神農巌、福本潮子、林暁、池田巌、室瀬和美、田口義明、長野烈、田辺小竹、藤沼昇(以上14名、順不同)

シンポジウム「アジアにおける現代工芸~その文化的経済的文脈における役割~」

日時 2014年6月1日(日曜日)15時から18時
場所 ナショナル・デザイン・センター(111 Middle Road, Singapore 188969)
協力 デザイン・シンガポール・カウンシル
モデレーター 諸山正則(東京国立近代美術館主任研究員)
基調講演 福本潮子(染色作家)
パネリスト 室瀬和美(漆芸作家)、福本潮子(染色作家)、Lim Chong Jin(テマセック・ポリテクニックデザイン学部長、デザイナー/シンガポール)、Alvin Tan(南洋芸術学院美術学部講師、陶芸家/シンガポール)、Norma Respicio(フィリピン大学芸術学部教授/フィリピン)、Shamsu Mohamad(マレーシア科学大学芸術学部上級講師、陶芸家/マレーシア)、Sukumarl Leksawat(チュラロンコーン大学応用芸術・美術学部准教授、陶芸家/タイ)

美術設営研修

期間 2014年5月29日(木曜日)から6月1日(日曜日)
研修者 Haymann Oo(ニューゼロアートスペース・キュレーター/ミャンマー)、 Le Xuan Hong Nhung(サン・アート・ギャラリーコーディネーター、デザイナー/ベトナム)

レクチャー&デモンストレーション

日時 2014年6月14日(土曜日)9時30分から12時30分
会場 Temasek Polytechnic (21 Tampines Avenue 1, Singapore 529757)
入場料 無料
協力 Temasek Polytechnic
内容 神農巌氏(陶芸作家)によるレクチャー
田辺小竹氏(竹芸作家)によるレクチャーと竹を使用したデモンストレーション