アンベス・R・オカンポ、ヤスミーン・ラリ東京講演会-未来に向けた歴史の語り方・伝え方、災害に強い社会づくりを共に考える-

日本

2016年(第27回)福岡アジア文化賞 受賞者招へい事業

アンベス・R・オカンポ、ヤスミーン・ラリ東京講演会
-未来に向けた歴史の語り方・伝え方、災害に強い社会づくりを共に考える-

国際交流基金アジアセンターは、2016年9月20日(火)、福岡市、公益財団法人福岡よかトピア国際交流財団と共催で、「未来に向けた歴史の語り方・伝え方、災害に強い社会づくりを共に考える」をテーマとし、「アンベス・R・オカンポ、ヤスミーン・ラリ東京講演会」を開催します。

福岡アジア文化賞(主催:福岡市、公益財団法人福岡よかトピア国際交流財団)は、1990年の創設以来、アジアの文化の保存と創造に顕著な業績を挙げた方を顕彰してきました。アジアセンターはその功績と叡智を多くの人と共有したいとの思いから本賞に協力しています。

本事業では、2016年(第27回)福岡アジア文化賞受賞者であるフィリピンの歴史家アンベス・R・オカンポ氏(学術研究賞受賞)とパキスタンの建築家・人道支援活動家ヤスミーン・ラリ氏(芸術・文化賞受賞)のお二人を東京に招き講演会を実施します。

アンベス・R・オカンポ氏の講演には上智大学総合グローバル学部教授の寺田勇文氏、ヤスミーン・ラリ氏の講演には立教大学名誉教授の小西正捷氏をモデレーターとしてお招きします。

※本年度大賞を受賞したA. R. ラフマーン氏は、日程の都合で東京での講演会には登壇いたしません。福岡での関連イベントについては、下記URLをご参照ください。
http://fukuoka-prize.org/

出演者

アンベス・R・オカンポ(歴史学者 / フィリピン / 2016年学術研究賞受賞)
  アテネオ・デ・マニラ大学社会科学部歴史学科准教授、前歴史学科長。2016年(第27回)福岡アジア文化賞学術研究賞ほか多数受賞。歴史学を専攻し、19世紀後半のフィリピンで活躍した歴史的人物、当時の芸術、文化を研究している。フィリピン国家文化芸術委員会会長(2005-07年)、フィリピン国家歴史委員会会長(2010 -11年)等を歴任。また、作家・ジャーナリストとしても活躍しており、現在までに24冊の著作を執筆、日刊紙フィリピン・デイリー・インクワイアラーでは論説ページを担当し幅広い世代の読者を惹きつけている。
ヤスミーン・ラリ (建築家・人道支援活動家 / パキスタン / 2016年芸術・文化賞受賞)
  建築家・人道支援活動家。2016年(第27回)福岡アジア文化賞芸術・文化賞ほか多数受賞。パキスタン建築家協会会長(1980-83年)、パキスタン建築家・都市設計家協議会初代会長(1983-86年)を歴任。パキスタン初の女性建築家として多くの現代建築を手がける一方、1980年にパキスタン・ヘリテージ財団を設立し、同国の歴史的建造物や文化遺産を多数保護することに貢献している。また、2005年パキスタン大地震を契機に同財団で被災者支援プログラムを開始し、人道支援活動も積極的に行っている。
寺田 勇文(上智大学総合グローバル学部教授)
上智大学総合グローバル学部教授。文化人類学、宗教人類学、フィリピン研究専攻。1970年代末から3年半、フィリピン大学大学院に留学、ルソン島ラグナ州農村部でフォーク・カトリシズムの調査を行う。フィリピンのキリスト教、日本占領期の教会、3.11後の東北被災地におけるフィリピン出身者と教会の関係について関心を持つ。主な編著に、『東南アジアのキリスト教』(めこん、2002年)、『比島宗教班関係史料集』全2巻(龍渓書舎、1999年)、『グローバル化のなかの宗教:衰退・再生・変貌』(上智大学出版、2010年)など。
小西 正捷(立教大学名誉教授)
立教大学名誉教授。専攻は南アジア文化史、民族学、考古学。インダス文明以来の民間信仰、儀礼、造形、芸能を研究。法政大学助教授、教授を経て立教大学教授、2003年に退職。主な著作・編著・監修に『インド民芸 民俗のかたち』(木耳社、1977年)、『インド民衆の文化誌』(法政大学出版局、1986年)、『もっと知りたいパキスタン』(弘文堂、1997年)、『インド民俗芸能誌』(法政大学出版局、2002年)、『知られざるインド 儀礼芸能とその造形』(清流出版、2007年)、『新版 南アジアを知る事典』(平凡社、2012年)、ほか。

イベント詳細

タイトル 2016年(第27回)福岡アジア文化賞 受賞者招へい事業
アンベス・R・オカンポ、ヤスミーン・ラリ東京講演会
-未来に向けた歴史の語り方・伝え方、災害に強い社会づくりを共に考える-
日時 2016年9月20日(火)17:00~19:20(16:30開場)途中入退場可
※レセプション 19:30~20:40
会場 国際交流基金 本部 2F JFICホール
講演会→[さくら]
レセプション→[けやき]
東京都新宿区四谷4-4-1 >>アクセス
※東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅から徒歩3分
参加費 入場無料(事前申込制) 定員100名
言語 日英(同時通訳あり)
プログラム 17:00~17:40 アンベス・R・オカンポ氏講演
「歴史における記憶と忘却:日本とフィリピンの関係から考える」
17:40~18:10 質疑応答 (モデレーター 寺田 勇文氏)
18:20~18:50 ヤスミーン・ラリ氏講演
「災害から創造的復興へ:素足の被災者を蘇らせたラリの草の根建築デザイン」
18:50~19:20 質疑応答 (モデレーター 小西 正捷氏)
19:30~20:40 レセプション
申込み方法 メールの件名を「オカンポ氏、ラリ氏講演会申込」として、お名前(ふりがな)、ご所属、参加人数、講演会参加希望、レセプション参加希望を本文にご明記の上、下記メールアドレスまでお知らせください。
Email: asiacenter_lecture@jpf.go.jp
主催 国際交流基金アジアセンター、福岡市、公益財団法人福岡よかトピア国際交流財団
問合せ 国際交流基金アジアセンター
文化事業第2チーム 大澤
TEL:03-5369-6025(平日9:30~18:00)