福岡アジア文化賞歴代受賞者招へい事業 日比国交正常化60周年記念
レイナルド・C・イレート講演会「フィリピン史の中の日本の立ち位置を再考する」
国際交流基金アジアセンターは、福岡市、公益財団法人福岡よかトピア国際交流財団と共催し、2003年福岡アジア文化賞学術研究賞受賞者であるフィリピンの歴史学者、レイナルド・C・イレート氏による講演会を東京と福岡で開催します。
東京での講演会では、フィリピン研究の第一人者である上智大学総合グローバル学部教授の寺田勇文氏と、一橋大学大学院社会学研究科教授の中野聡氏をお招きし、19世紀末から現在に至るフィリピンの歴史を形づくってきた3つの重大な出来事と、歴史認識における記憶と忘却をめぐる政治学について解き明かしながら、フィリピン史における日本の立ち位置を再考し、日比関係の展望について語り合います。
福岡での市民講演会
福岡での市民講演会の概要及びお申込みは、こちら からお願いいたします。
日時:2016年7月23日(土)13:30~15:30(13:00開場)
会場:エルガーラホール7階 中ホール
出演者
レイナルド・C・イレート(歴史学者、2003年福岡アジア文化賞学術研究賞受賞者) | |
歴史学者。2012年の退官まで、フィリピン大学、オーストラリア国立大学、シンガポール国立大学で教鞭をとったほか、京都大学(1991年)及び東京外国語大学(2001年)でも客員研究員を務めた。主な著作は『キリスト受難詩と革命-1840~1910年のフィリピン民衆運動』(1979年)(日本語版:法政大学出版、2005年)など。2003年(第14回)福岡アジア文化賞学術研究賞受賞。2012年、アテネオ・デ・マニラ大学最高位であるGawad Tanglaw ng Lahiを受賞。 |
寺田 勇文(上智大学総合グローバル学部教授) |
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上智大学総合グローバル学部教授。文化人類学、宗教人類学、フィリピン研究専攻。1970年代末から3年半、フィリピン大学大学院に留学、ルソン島ラグナ州農村部でフォーク・カトリシズムの調査を行う。フィリピンのキリスト教、日本占領期の教会、3.11後の東北被災地におけるフィリピン出身者と教会の関係について関心を持つ。主な編著に、『東南アジアのキリスト教』(めこん、2002年)、『比島宗教班関係史料集』全2巻(龍渓書舎、1999年)、『グローバル化のなかの宗教:衰退・再生・変貌』(上智大学出版、2010年)など。 |
中野 聡(一橋大学大学院社会学研究科教授・研究科長) |
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一橋大学大学院社会学研究科教授・研究科長。一橋大学博士(社会学、1996年)。神戸大学教養部専任講師、同国際文化学部助教授、一橋大学社会学部助教授などを経て現職。主な著書に『東南アジア占領と日本人―帝国日本の解体』(岩波書店、2012年)、『歴史経験としてのアメリカ帝国―米比関係史の群像』(岩波書店、2007年/2008年大平正芳記念賞受賞)、『フィリピン独立問題史:独立法改正問題をめぐる米比関係史の研究(1929-46年)』(龍渓書舎、1997年/1997年アメリカ学会清水博賞受賞)。 |
イベント詳細
タイトル | レイナルド・C・イレート講演会 「フィリピン史の中の日本の立ち位置を再考する」 |
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日時 | 2016年7月20日(水)19:00~21:00(18:30開場) | |
会場 | 国際交流基金 本部 2F JFICホール [さくら] 東京都新宿区四谷4-4-1 アクセス ※東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅から徒歩3分 |
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参加費 | 入場無料(事前申込制) 定員100名 | |
言語 | 日英(同時通訳あり) | |
プログラム | 19:00~19:50 | レイナルド・C・イレート講演 |
19:50~21:00 | [トークセッション] レイナルド・C・イレート(歴史学者) 寺田 勇文(上智大学総合グローバル学部教授) モデレーター 中野 聡(一橋大学大学院社会学研究科教授・研究科長) |
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申込み方法 | メールの件名を「イレート講演会申込」として、お名前(ふりがな)、ご所属、参加人数をご明記の上、asia_hundreds@jpf.go.jp までメールにてお申込みください。 | |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、福岡市、公益財団法人福岡よかトピア国際交流財団 | |
問合せ | 国際交流基金アジアセンター 文化事業第2チーム 池田 TEL:03-5369-6025(平日9:30~18:00) |