令和7年度東南アジア次世代日本研究者集中研修プログラム

シンガポール, 日本, その他

国際交流基金(JF)はシンガポール国立大学や東南アジア日本研究学会(JSA-ASEAN)の協力のもと、2025年度から「東南アジア次世代日本研究者集中研修プログラム」を開始しました。初回となる今回はオンライン、シンガポール、そして日本で研修が行われました。

プログラムの趣旨

“ネットワークを構築し、協働研究を実践する力を養う”

このプログラムは、東南アジアの日本研究を担う次世代研究者が、将来国際的・学際的に活躍できるよう、協働研究に必要な基礎力を育成するものです。研究者として必要な基礎知識に関する講義、分野を超えたネットワーキングの重要性を考えるセッション、研究者のキャリア形成を扱うセッションなど、多様な内容で構成されており、最終日には最終課題として模擬パネル発表を実施しました。

参加者はプログラムを通じて、自身の研究と他分野・社会とのつながりを考えることで視野を広げるだけでなく、研究をさらに深めることが求められます。また、東南アジア各国から集まった優秀な参加者とのネットワークに加え、講師として参加する一流の日本研究者や日本の大学院生との交流を通じてネットワークを築き、協働研究を実践する力を養うことも、このプログラムの目的の一つです。

プログラムの様子

20名ほどの参加者が集まって教室内での集合写真 サムアップやピースサインなどをしている。
(シンガポール国立大学での講義後)
ロの字型に机を並べた教室内の様子発表者が前方のスクリーンの前に立ち、参加者が注目している
(東京大学でのワークショップ)
長机に並べられた資料を前に、対面して説明を受ける参加者
(国文学研究資料館訪問)
鮮やかな赤いスロープを背景にして参加者30名ほどが集合写真
(明治大学でのワークショップ後)
白い長机が整然と並んだ教室内で参加者が一つの机を囲んで座りこちらに笑顔を見せている
(東北大学訪問)
表面が石のような壁の数階が吹き抜けになった空間の、階段に並んだ6名の参加者
(国会図書館訪問)
教室の一角で2台並べた長机を囲んで座りこちらに笑顔を向ける5名の参加者
(グループワーク)
教室の前方でスクリーンに投影された資料を前に発表をする4名の参加者
(模擬パネル発表)
演壇を囲む5名の参加者のクローズアップ
(模擬パネル発表では東南アジアの日本研究者もオンラインで参加し、参加学生の発表にコメントを寄せてくれました)

参加者情報

【参加者の所属機関】

  • University of Indonesia
  • Universitas Pendidikan Indonesia
  • National University Malaysia
  • University Malaysia Sabah
  • Universiti Utara Malaysia
  • Ateneo de Manila University
  • De La Salle University Manila
  • University of the Philippines
  • National University of Singapore
  • Thammasat University
  • Ho Chi Minh City University of Foreign Languages & Information Technology, University of Languages and International Studies-Vietnam National University Hanoi
  • University of Social Sciences and Humanities-Vietnam National University Hanoi
日時 オンライン:2025年6月19日(木曜日)、6月26日(木曜日)
シンガポール:2025年6月29日(日曜日)~7月6日(日曜日)
日本:2025年7月6日(日曜日)~7月19日(土曜日)
場所 オンライン、シンガポール、日本
参加者 東南アジアの日本研究機関に所属する若手研究者18名
主催 主催:国際交流基金
共催:シンガポール国立大学
問合せ 国際交流基金日本研究部