10月25日(火曜日)から11月3日(木曜日)に開催される第29回東京国際映画祭「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA#03カラフル!インドネシア」では、インドネシア映画界の第一線で活躍する女性監督、ニア・ディナタ、カミラ・アンディニ、モーリー・スリヤ、女性プロデューサーのメイスク・タウリシアの4名をゲストにお迎えして、シンポジウム「インドネシア未来図~女性映画人は語る」を開催します。
本特集では、宗教、民族、ジェンダーなど、現代社会が抱える様々なテーマや愛のかたちを豊かな表現で描くインドネシアの若手作家たちの作品を紹介しますが、躍進が目覚ましい女性監督とプロデューサーたちによる作品がラインナップに多様な彩りを加えます。
今回、シンポジウムのゲストに迎えるのは、『アリサン!』2部作など、インドネシア映画にLGBTもののジャンルを導入した先駆者と言われるニア・ディナタ監督、初長編監督作『鏡は嘘をつかない』の劇場公開が記憶に新しいカミラ・アンディニ監督、『愛を語るときに、語らないこと』で注目された新鋭モーリー・スリヤ監督、そしてエドウィン監督作品などのプロデュースを手がけるメイスク・タウリシア氏。インドネシア映画の未来を牽引する4名に、それぞれの作品制作やインドネシア映画界で働くことなどについて語っていただきます。ぜひ、ご参加ください。
イベント詳細
日時 | 2016年10月26日(水曜日)13時45分開場/13時50分開演(14時40分終了予定) |
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会場 |
TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン1 |
入場料 | 入場無料・事前申込み不要 ※但し、『三人姉妹(2016年版)』の上映からご覧になる方はチケットの購入が必要となります。(大人1,300円 学生1,000円 学生当日500円) |
共催 | 東京国際映画祭、国際交流基金アジアセンター |
公式サイト | 第29回東京国際映画祭 |
備考 | ※本シンポジウムは、ニア・ディナタ監督『三人姉妹(2016年版)』の上映及びQ&A後に行います。映画をご覧いただいた方々は、そのままQ&Aとシンポジウムをご覧いただけます。 また、お席に余裕がある場合のみ、シンポジウムからも無料でご参加いただけます。シンポジウムのみご参加をご希望の方は、13:40までに劇場入口にお越し下さい。満員の場合はご覧いただけないことを予めご了承下さい。 ※登壇ゲストはすべて予定です。変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
登壇者プロフィール(50音順)
カミラ・アンディニ(『ディアナを見つめて』監督/脚本)
1986年インドネシア・ジャカルタ生まれ。オーストラリア・メルボルンのディーキン大学で社会学とメディアアートを専攻。初長編監督作『鏡は嘘をつかない』(11/TIFF2011出品)は釜山、エジンバラ、シアトル、そしてベルリン映画祭など、国内外の30もの映画祭で上映された。
ニア・ディナタ(『三人姉妹』監督/脚本/プロデューサー)
1970年インドネシア・ジャカルタ生まれ。アメリカ・ペンシルバニア州のエリザベスタウン・カレッジでマスコミュニケーションの学位を取得。その後、ニューヨーク大学にて映画制作の特別プログラムに参加。国内外の映画祭での受賞に加え、2008年にはアイゼンハワー・フェローに、09年には世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーズにも選ばれた。
メイスク・タウリシア(『ディアナを見つめて』『舟の上、だれかの妻、だれかの夫』プロデューサー)
1974年生まれ。エドウィン監督『空を飛びたい盲目の豚』(08)『動物園からのポストカード』(12)ほか。製作した2本の中編『舟の上、だれかの妻、だれかの夫』『ディアナを見つめて』が「CROSSCUT ASIA#03カラフル!インドネシア」にて上映。
モーリー・スリヤ(『フィクション。』監督/原案)
1980年インドネシア・ジャカルタ生まれ。2013年の第2作『愛を語るときに、語らないこと』(TIFF2013出品)がサンダンス映画祭に出品された初めてのインドネシア映画となった。現在、カンヌ映画祭シネフォンダシオンのアトリエで紹介された第3作“Marlina the Murderer in Four Acts”を制作中。