プラープダー・ユン × 東浩紀 タイと日本の一般意志2.0 ―アジアにおける現代思想【東京国際文芸フェスティバル2016 オリジナルイベント】

日本

現代タイの文学界、思想界におけるカリスマ的存在のプラープダー・ユン氏が、東浩紀氏の著書『一般意志2.0ルソー、フロイト、グーグル』におおいに感銘を受け、初の対談が実現。断続的な反政府デモやクーデターで長期にわたる政治的混迷が続くタイに「一般意志2.0」が示唆するもの、日本とタイの民主主義のゆくえ、さらには両国の文学の現状まで、アジアの気鋭の思想家2名が、社会、文学、思想を縦横無尽に語ります。

出演者

プラープダー・ユン
タイの作家、評論家、脚本家、アーティスト、グラフィックデザイナー、さらにはミュージシャン、作詞家などとして幅広く活躍。中学卒業後に渡米、ニューヨークのクーパーユニオン芸術大学卒業し、同地でグラフィックデザイナーとして働いた後98年にタイへ帰国。2002年に発表した短編集『Probability』で「東南アジア文学賞」を受賞。同世代のアイコンとなったプラープダーは、タイの作家の中でももっとも有名で影響力がある。近著に『パンダ』(2011)、『鏡の中を数える』(2007)など。これまで脚本を手がけた映画に『地球で最後のふたり』、『インビジブル・ウェーブ』(2003/2006、ともにペンエーグ・ラッタナルアーン監督 浅野忠信・主演)がある。東京国際文芸フェスティバル国際諮問委員。

東浩紀
1971年生まれ。東京都出身。哲学者・作家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社で批評誌『ゲンロン』を刊行。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『弱いつながり』(幻冬舎)など多数。

イベント詳細

登壇者 プラープダー・ユン、東浩紀
 日時  2016年3月4日[金] 7:00~9:00 pm (開場 6:00 pm)
 会場 ゲンロンカフェ
 定員 80名
参加費 有料(お申し込み欄をご参照ください。)
 用語 日本語
 共催 国際交流基金アジアセンター、ゲンロンカフェ
 お申し込み  http://genron-cafe.jp/event/20160304/