東南アジアと日本の映像作家が制作する短編ドキュメンタリーを募集し、作品上映を行う「Visual Documentary Project」の2019年のテーマは「ジャスティス」です。
今年も作品の募集を開始しました(締切:8月31日(土曜日))。
皆様の応募をお待ちしております。
応募方法など詳細については下記をご覧ください。
https://vdp.cseas.kyoto-u.ac.jp
↓クリックして全体をみる [PDF:623KB]
VISUAL DOCUMENTARY PROJECT 事業概要
東南アジアは、多様な民族、宗教、文化で構成されています。その多様性を共存させつつ、地域全体としては経済的な前進を遂げ、人、モノ、カネ、情報の流れのハブとなっています。しかし、同時に、熱帯林の減少や生物多様性の危機、災害、疫病、高齢化、民族や宗教の抗争、経済的階層化と貧困など、多くの問題をも抱えています。
このような多様性の中で、人々はどのように共存し、社会の持続性を維持しているのでしょうか。人々の日々の生活を支える地域の社会基盤を、どうすれば公的な資源にできるのでしょうか。そして、それらを既存のガバナンス・システムと組み合わせて諸問題の解決につなげるには、どうすればよいのでしょうか。
Visual Documentary Projectは、これらの疑問への答えを東南アジアの現状に即して見いだすために、2012年、京都大学東南アジア地域研究研究所が開始したプロジェクトです。2014年度から、国際交流基金アジアセンターも共催者として加わり、作品を通して東南アジア地域の現状を捉え、諸問題の解決へとつなげる試みを行っています。