※映像作品の配信は終了いたしました。ご覧いただきありがとうございました。
国際交流基金アジアセンターでは、新たな学びの場としてオンライン・ラーニングアジア・プラットフォーム「Jalan-jalan di Asia-アジアを歩く」を制作し、このたび公開しました。
本ウェブサイトは、アジアセンターがこれまで進めてきた、東南アジアと日本の美術交流の次世代の担い手たちによる協働作業をオンラインで実現する想像的空間です。「アジアの近代」、「アジアのアートプラットフォーム」をテーマに、77のキーワードと、テキストやイメージ、映像、音楽、インタビュー映像で構成されています。本ウェブサイトそのものが展示会場の作品のように展開し、新しい表現としてのアーカイヴとなることを目指しました。
公開を記念し、2つの映像作品を3月10日まで1か月間限定で配信します。
是非、映像を通じたアジアの時間と空間の旅をお楽しみください。
オンライン・ラーニングアジア・プラットフォーム「Jalan-jalan di Asia-アジアを歩く」
https://jalan-asia.jfac.jp
映像作品詳細
ホー・ルイアン《Student Bodies》
2019年/26分30秒/英語
キーワード:「憑依論」
アジアの近代から現代を19世紀以来の経済を通じて検証した作品《アジア・ザ・アンミラキュラス》(2019年)をもとに、アジアの発展を“見えない手”として幽霊のように機能したアジア各国の留学生たちの成果と痕跡を哲学的にたどった映像作品。
カルロス・セルドラン、イントラムロス・パフォーマンス・ツアー《Walk This Way》
2018年/60分/英語、日本語字幕 協力:山口情報芸術センター[YCAM]
キーワード:「想像する過去、記憶する未来」
アクティビズムと劇場的手法を使って、マニラの名所イントラムロスの観光案内人としてフィリピンの歴史を批評的に語るパフォーマンスを一時間にまとめた映像作品。ホセ・リサール、マッカーサー、カトリック、日本軍といったトピックがカルロスの手にかかるといつの間にか正史から外れて新たな視点を獲得することになる。