国際交流基金アジアセンターの前身であるアセアン文化センターが共同製作した映画『サザン・ウィンズ』(1992年)と、アジアセンターが製作した『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』(2016年)が、川崎市で開催される「日本映画大学シネマ列伝」にて、4月25日(水曜日)と4月27日(金曜日)に上映されます。
石坂健治氏(日本映画大学 映画学部長、東京国際映画祭プログラミング・ディレクター、『アジア三面鏡』プロデューサー)の選定による上映です。アジアセンターが関わり、ASEAN諸国からの監督と日本の監督が統一テーマのもとに共同製作したオムニバス映画が一挙にご覧になれる貴重な機会です。ぜひご来場ください。
作品情報
『サザン・ウィンズ』
上映日時:4月25日(水曜日)15時15分~、4月27日(金曜日)15時05分~
解説:ASEAN設立25周年を記念して開催された「東南アジア祭’92」の一環として、インドネシア、フィリピン、タイ、日本の監督が初めて共同製作したオムニバス映画。「アジアは変わる」を統一テーマに、音楽は細野晴臣らが手がけた。また、オムニバスの一編である鴻上尚史監督の『トウキョウ・ゲーム』では、主演の麿赤児と映画初出演の大森南朋の一瞬の親子競演も見どころのひとつ。
1992年/カラー/ビスタ/112分/35mm
第1話(インドネシア) 『ミラージュ』 スメラット・ラハルジョ・ジャロット監督
出演:クララ・シンタ、ブディオノ、ヤティ・ペセク、マヤ・スキニ、スワルディ
第2話(フィリピン) 『アリワン・パラダイス』 マイク・デ・レオン監督
ジョニー・デルガード、フーリオ・ディアズ、ララ・メリッサ・デ・レオン
第3話(タイ) 『生命の樹』 チュート・ソンスィー監督
出演:ソラポン・チャトリ、バンジェンデン・ヤマブハイ、サンポーン・ドゥアンプライ
第4話(日本) 『トウキョウ・ゲーム』 鴻上尚史監督
出演:麿赤児、林美智子、松永麗子、西川忠志、寺田農
音楽:細野晴臣、 コシミハル、 鈴木惣一朗、 渡辺勝
『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』
上映日時:4月25日(水曜日)17時35分~、4月27日(金曜日)12時35分~
解説:国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭による「アジア三面鏡」プロジェクト第1弾として、「アジアで共に生きる(Live together in Asia)」を統一テーマに共同製作されたオムニバス映画。行定勲監督は灼熱のマレーシア ペナン島で、フィリピンのブリランテ・メンドーサ監督は吹雪の北海道で、自国を離れてロケを敢行。ソト・クォーリーカー監督はカンボジアにて日本との繋がりを描いた。3作に共通して平和の願いを込めて鳩が登場する。
2016年/カラー/ビスタ/118分/DCP
『SHINIUMA Dead Horse』 ブリランテ・メンドーサ監督(フィリピン)
出演:ルー・ヴェローソ
『鳩 Pigeon』 行定勲監督(日本)
出演:津川雅彦、シャリファ・アマニ、永瀬正敏
『Beyond The Bridge』 ソト・クォーリーカー監督(カンボジア)
出演:加藤雅也、チュムヴァン・ソダチヴィー
音楽:ディワ・フェリペ・デ・レオン、半野喜弘、クリストファー・エルベス、福岡ユタカ
イベント概要
特別上映会「日本映画大学シネマ列伝VOL.5」(「川崎・しんゆり芸術祭2018 アルテリッカしんゆり」関連企画)
会期 | 2018年4月21日(土曜日)~4月27日(金曜日) 注:4月23日(月曜日)は休映 |
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会場 |
川崎市アートセンター アルテリオ映像館 アクセス |
料金 | 1作品1,000円均一。各回入れ替え制 アルテリオシネマ会員は800円(ポイント対象外) 日本映画大学生は学生証提示で800円 |
主催 | 日本映画大学 |
詳細・問合せ | http://www.eiga.ac.jp/news/20180330-01.html |