本事業は、日本発祥で世界的スポーツとして発展した柔道を通じて、アセアン各国との交流を促進するプロジェクトです。人的交流、技術指導、教材作成等により、交流強化、人材育成、ネットワーク構築の促進を目指します。
国際交流基金アジアセンターと公益財団法人講道館は、平成29年度より本格的な柔道交流事業を開始しました。高いレベルでの技術および理論の習得を目的とした指導者育成や、選手、コーチ、審判等幅広い層を対象とした普及活動を通じ、日本の制度や理念の提供・協力を行う国際貢献を実現すると同時に、関係者間のネットワークを形成し、相互理解を促進していきます。
【JITA-KYOEI(自他共栄)とは?】
「その団体・社会を組織している各成員が、その他の成員と相互に融和協調して、共に生き栄えること」「人間と社会の進歩と発展に貢献すること」という意味で、講道館柔道の創始者、嘉納治五郎による教えの中で最も重要な言葉のひとつです。アジアの人々のあいだに共感や共生の心を育むというアジアセンターのミッションとも通じることから、本事業名となりました。
2017年度、2018年度および2019年度の本事業はbeyond2020の認証事業です。
事業概要
2020年度事業
- オンライン国際セミナー(12月7日から1月25日)
- 各国個別オンライン会議
- ASEAN各国柔道連盟会長全体オンライン会議
- 教材作成
2019年度事業
- 国際セミナー(10月8日から10月31日)
- 指導者派遣(ベトナム、インドネシア、シンガポール)
- 教材作成(子どもの形動画)
- 東南アジア競技大会(SEAゲーム)視察・交流
2018年度事業
- ブルネイ柔道連盟設立支援、指導者派遣
- 国際セミナー(9月4日から9月27日)
- 指導者派遣(フィリピン、カンボジア・ブータン、マレーシア)
- 教材作成
2017年度事業
- ブルネイ調査(5月14日から5月19日)
- 国際セミナー(9月11日から9月27日)
- 指導者派遣(ミャンマー・タイ・ラオス)
- 東南アジア競技大会(SEAゲーム)視察・交流