『NOTES: composing resonance』は、若いアーティストに海外展開を含めた今後の活動を広げていってもらいたいという願いと、音楽を通じて多くの人たちに東南アジアの魅力を知って欲しいという思いから立ち上がった国際共同制作のためのプロジェクトです。
いま活躍している若いアーティストが集まり、お互いを知り合いながら一緒に何ができるかを考えて表現を形にしていきます。また、この出会いを通して、音楽に関わるアーティストが自分たちの世界を見つめ直し、さらに新しい人や文化とのつながりを生み出していくことを目指します。そして、まさにこのメンバーだからこそ奏でられる音色と、メンバーの活動を通して見える世界を多くの人と共有していきたいと思います。
2017年度および2018年度の本事業はbeyond2020の認証事業です。
スケジュール
- 2018年度
7月19日から8月1日 インドネシア滞在制作
7月28日 インドネシア・ジョグジャカルタ公演
10月24日から11月1日 東京滞在制作
10月26日 東京公演 in 東京国立博物館
10月27日 横浜公演 in 山手234番館
10月31日 レコーディング
- 2017年度
1月15日から20日 東京滞在制作
1月20日から28日 京都滞在制作
1月24日 Open Studio in Rakubako
1月26日 Sharing Session in MTRL
公演情報
前年度の滞在制作の成果をもとに、2018年度は新しいメンバーも加えてインドネシア(ジョグジャカルタ)と日本でコンサートを実施します。コンサートテーマは、INVISIBLE。ともに過ごした時間の中で培われたつながり、音楽にこめられた各人の祈りを目に見えぬ音の響きにのせて皆様にお届けいたします!
ジョグジャカルタ公演(インドネシア)
- 日時:2018年7月28日 午後7時30分から
- 会場:TeMBI RUMAH BUDAYA
- 料金:無料
- 主催:国際交流基金アジアセンター
- 共催:TeMBI RUMAH BUDAYA
↓クリックして拡大
東京公演
- 日時:2018年10月26日 午後4時から、6時から (各20分程度)
- 会場:東京国立博物館 本館エントランス(天候により変更の可能性あり)
- 料金:無料(ただし、当日の入館料が必要)
- 主催:国際交流基金アジアセンター
- 共催:東京国立博物館
横浜公演
- 日時:2018年10月27日 時間未定
- 会場:山手234番館
- 料金:無料
- 主催:国際交流基金アジアセンター
- 共催:公益財団法人 横浜市緑の協会
メンバー紹介
會田 瑞樹 AITA Mizuki (打楽器奏者)
1988年生まれ。多数の作曲家との協働を通して打楽器独奏のための新しいレパートリーの開発に取り組み、その数は100作品を超えています。これまでに3枚のソロアルバムをリリース。また近年は、演奏体験を踏まえた独自の視点でのエッセイ執筆、作詩への取り組みをはじめ、言葉と音楽の関係を模索している。
金子 展寛 KANEKO Nobuhiro (箏曲家)
9歳より生田流箏曲をはじめる。NHK邦楽オーデション合格。第22回賢順記念くるめ全国箏曲祭全国箏曲コンクールにおいて銀賞(福岡県知事賞)受賞。桐朋学園芸術短期大学専攻科音楽専攻日本音楽専修卒業。古典の研鑽を積みつつ、西洋の楽器や異なるジャンルの音楽と共演をし、箏の新たな可能性を追及し模索している。
アグスティヌス・ウェリー・ヘンドラッモコ/Agustinus Welly Hendratmoko (作曲家・編曲家・伝統楽器演奏家/Composer,Arranger,Gamelan Player)
2004年に伝統音楽(カラウィタン)に魅せられ、音楽の道に進み始めたウェリー。以来、彼の興味はジャワのカラウィタンや作曲へと広がり、現在はインドネシア芸術大学ジョグジャカルタ校の修士課程で作曲を学んでいる。2013年にバンコクで行なわれた東南アジア国際仮面舞踏祭でジョグジャカルタ・ダンス・グループのミュージシャンの一人として参加。インドネシア芸術大学ジョグジャカルタ・アート奨学金を受けた一人として2008年にはポルトガルで演奏。2014年ジョグジャカルタ民謡音楽大会の優勝者。
アリエフ・ウィナンダ/Arief Winanda (作曲家・打楽器奏者・ドラマトゥルク/Composer,Percussionist,Dramaturg)
インドネシアの新進気鋭の若手アーティスト、アリエフ・ウィナンダは伝統音楽から現代音楽に至るまで幅広い教育を受け、経験を重ねてきた。ダンサー一家に生まれ育った彼は、独自のダンス感覚、芸術的な動き、踊りの哲学を吸収し、それらを制作過程に生かしている。現在はジャカルタ芸術大学で技術を磨いている。
ガルティカ・ギギー・プラディプタ/Gardika Gigih Pradipta (作曲家・ピアニスト・即興演奏家/Composer,Pianist,Improviser)
ギギーの愛称で知られるインドネシア・ジョグジャカルタ在住の作曲家、ピアニスト。インドネシア芸術大学ジョグジャカルタ校の卒業制作として2011年に「Impresi 6 Peristiwa」を作曲。2012年には、クローラ財団のアート助成金(イノベーティブアート部門)を受け、「Train Music」を作曲。コンサート用の楽曲だけでなく、インドネシアの映画監督 Wregas Bhanuteja, BobbyPrasetyo,Yosep Anggi Noenなどの映画音楽も手がけている。
サポートメンバー
落合一磨 Kazuma Ochiai (通訳・制作/Translator,Production Staff)
青山学院大学卒業後2008年渡米。カリフォルニア州立大学に留学。グローバルビジネスマネジメントを専攻し、海外のグループの中で日本人がどう働けば良いのかを研究。アメリカを初め3カ国で管理業務の実績を積み、2017年9月に日本帰国。現在、英語を教える傍ら通訳や翻訳業務にも携わる。どの国の人とでも「和」を重んじる日本人の良さを海外でどう表現すれば良いのか日々模索している。
2017年度本事業参加者
- 宮内 康乃(作曲家)
- 木皮 成 (演出家・振付家・ダンサー・映像作家)
アドバイザー紹介
- 野村 誠 (作曲家)
- 森永 泰弘 (サウンドデザイナー)
協力者
- 織田 麻有佐 (邦楽ジャーナル)
NOTES: composing resonance 公式Webサイト