アジアにおけるソーシャル・イノベーション~次世代の市民社会ネットワーク構築に向けて~/響きあうアジア2019

日本

「響きあうアジア2019」プログラムの一つとして、アジアにおけるソーシャル・イノベーションと次世代の市民社会ネットワーク構築について考えるシンポジウムを開催します。

基調講演では、アジアにおける様々な社会課題や、その解決に向けたソーシャル・イノベーション、及びそれを取り巻くサポート環境の最新動向を把握します。

パネルセッションでは、ソーシャル・イノベーションにおける様々な動きの中で、多様なアジアにおける社会の実態を反映した動き、日本とアジアのプレーヤーとの新たな共同作業の動きなどに焦点を当て、アジアにおける次世代の市民社会ネットワーク構築について考えます。

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アジアにおけるソーシャル・イノベーション~次世代の市民社会ネットワーク構築に向けて~ シンポジウムチラシ画像

※諸般の事情により、登壇者がNaina Subberwal Batra氏からDoug Miller氏へ変更となりました。ご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます。

イベント詳細

日時 2019年7月5日(金曜日) 18時から20時30分(開場17時30分)
会場

東京芸術劇場 ギャラリー1 アクセス
東京都豊島区西池袋1-8-1 Googlemap

言語 日本語・英語
料金 無料
定員 100名
申込 事前申し込み制
下記の申込ページにて、必要事項をご記入のうえお申込みください。
響きあうアジア2019/シンポジウム「アジアにおけるソーシャル・イノベーション~次世代の市民社会ネットワーク構築に向けて~」
主催 国際交流基金アジアセンター
共催 東京芸術劇場、Asian Venture Philanthropy Network (AVPN)

プログラム

18時00分から18時05分 主催者挨拶

18時05分から18時55分 基調講演

「変革するアジアにおける創造的対応」
米倉誠一郎氏(法政大学大学院教授、一橋大学イノベーション研究センター名誉教授)

「アジアにおけるソーシャル・イノベーションのエコシステム」
Doug Miller氏(Asian Venture Philanthropy Network (AVPN) Founder Chairman)

18時55分から20時30分 パネルセッション/ディスカッション

モデレーター:

  • 伊藤健氏(Asian Venture Philanthropy Network (AVPN) 東アジア統括)

スピーカー:

  • 永田宏和氏(NPO法人プラス・アーツ理事長、HANDs!プロジェクト総合アドバイザー)
    クリエイティブな手法を取り入れた防災教育のアジアでの取り組み
  • Ashir Ahmed氏(九州大学大学院システム情報科学研究院准教授)
    情報通信技術を通じたアジアにおける社会課題解決に向けた取り組み
  • 中村英誉氏(一般社団法人Social Compass代表理事)
    アートとデザインを通じた教育や啓蒙活動の東南アジアでの取り組み
  • Dennis Chia氏(株式会社BOUNDLESS代表取締役)
    ツーリズムの観点から地方創生に向けた日本国内での取り組み

登壇者略歴

基調講演

米倉誠一郎

米倉誠一郎氏の写真

法政大学大学院教授、一橋大学イノベーション研究センター名誉教授。専攻はイノベーションを中心とした企業の戦略や組織の歴史的研究。『一橋ビジネスレビュー』編集委員長、およびアカデミーヒルズ「日本元気塾」塾長でもある。ハーバード大学歴史学博士号取得(Ph.D.)。著書は、『松下幸之助―きみならできる、必ずできる』、『イノベーターたちの日本史~近代日本の創造的対応』、『経営革命の構造』など多数。

Doug Miller

Doug-Miller氏プロフィール写真

ヨーロピアン・ベンチャー・フィランソロピー・アソシエーション(EVPA)とアジアン・ベンチャー・フィランソロピー・ネットワーク(AVPN)の創立会長であり、それらの組織は持続可能な社会的インパクト推進をより戦略的、協働的、そして結果主義的アプローチで促進している。
ダグはボストンに在住するアメリカ人であり、イギリスにも30年以上住んでいる。同氏の起業経験は40年以上に渡り、その分野は金融サービスであり、主にプライベートエクイティである。中でも注目すべきは、同氏が1990年から2010年までインターナショナルプライベートエクイティリミティドを創立し、経営したことであり、その中で彼は自身の専門知識を欧州とアジアの両方に開拓した。近年は、欧州とアジア全域の数多くのベンチャーフィランソロピーや社会的インパクトファンドの諮問委員も務めている。

モデレーター:

伊藤健

伊藤健氏の写真

卒業後、日系メーカー勤務を経て、米国Thunderbird Global School of Managementにて経営学修士課程を修了、GE Internationalに入社。シックス・シグマ手法を使った業務改善やコーポレート・ファイナンス部門で企業買収後の事業統合等を行う。2008年にGE社を退職、NPO法人ISL社会イノベーションセンターを経て、2010年より慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任助教、2016年より特任講師。主に社会的インパクト評価を中心に研究。2010年に設立されたアジアにおけるベンチャー・フィランソロピーの協会組織であるAsian Venture Philanthropy Network(AVPN)の東アジア地域統括を務める。特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパン代表理事。

スピーカー:

永田宏和

永田宏和氏の写真

大学で建築を学び、大学院ではまちづくりを専攻、地域活動の礎を築く。大学院修了後は大手建設会社の竹中工務店に就職。在職した8年間で企業での仕事のいろはを学ぶ。退社後、企画プロデュース会社「iop都市文化創造研究所」を設立。2005年の阪神・淡路大震災10周年記念事業で、楽しく学ぶ新しいカタチの防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」を開発したことをきっかけにNPO法人プラス・アーツを設立。現在に至る。2012年からデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)の副センター長も務める。

Ashir Ahmed

Ashir Ahmed

アハメッド博士の研究は社会課題解決のための技術を生み出すことを目的としている。この目標に向けて、グラミン銀行の中にグローバル・コミュニケーション・センター(GCC)を設立し、九州大学に研究者チームを作った。チームはGramHealthやGramCar、GramAgri、GramCleanといった数多くの国内外のプロジェクトを生み出した。同氏は日本企業のソーシャルビジネス参画を促し、数多くのソーシャルビジネスの創出を手助けした。2017年から国際会議「Healthcare, SDGs and Social Business」を主催。1999年に東北大学にて博士課程取得後、米国アバイヤ研究所(元ベル研)、NTTコミュニケーションズで働いた経験を持つ。同氏の趣味は料理と開発のためのICTやソーシャルビジネス、ノンフィクションの物語を書くこと。文化的な祭典で司会業をすることも好む。

中村英誉

中村英誉氏の写真

1980年8月6日生まれ。2004年京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。卒業後、英国ロンドンC.H.A.S.Eアニメーションスタジオにてクリエーターとして労働ビザを取得し3年間勤務。2009年12月株式会社HIDEHOMARE設立(現・コンパスアカデミア株式会社)。2010年3月東京大学内ベンチャー企業の株式会社フィジオスのアートディレクターとして勤務。米国シリコンバレーのビジネスコンテストiEXPOにて最優秀賞受賞。2012年よりカンボジア在住。2016年一般社団法人SocialCompass設立。

Dennis Chia

デニス・チア/Dennis Chia氏の写真

シンガポール出身。2008年に来日。2017年に株式会社BOUNDLESSを設立。旅行大好きな言語オタク。来日して4年間で47都道府県を制覇したデニスは教育関係者、職人、政治家、起業家、デザイナー、芸能界等幅広い人脈を持つ。地域の魅力を再発掘すると同時に、少子高齢化が進む日本の各地域が直面している課題解決に励んでいる。自身の人脈を活かし、日本に住んでいる外国人や国際的な背景を持つ感度の高い日本人と共に新しいコミュニティ構築に力を注いでいる。日本で得た知識や経験を活かし、世界にも通用する持続可能な社会作りに貢献することを目標に活動している。

「響きあうアジア2019」とは

国際交流基金アジアセンターは、活動5年目の結晶として、日本と東南アジアの文化交流事業を幅広く紹介する祭典、「響きあうアジア2019」を開催いたします。国を超え共に創り上げた舞台芸術、映画から、東南アジア選手による混成サッカーチーム「ASIAN ELEVEN」と日本チームとの国際親善試合、“日本語パートナーズ”のシンポジウムまで、お互いの文化が刺激しあって生まれた珠玉のイベントの数々を楽しめる機会です。この祭典は、国際交流基金アジアセンターがこれまで5年にわたり行ってきた相互交流の成果を振り返るとともに、日本と東南アジアとの関係をさらに深めるための起点となることでしょう。
「響きあうアジア2019」は、東南アジアでも展開予定です。

本事業はbeyond2020の認証事業です。