APAF‐アジア舞台芸術人材育成部門(東京芸術祭)とはアジアの若手舞台人のための人材育成プログラムです。舞台芸術の実践を通して相互理解を深めながら作り手としての基盤を培うとともに、ネットワーク構築とアジアにおける舞台芸術の振興に貢献することを目指しています。
今年からAPAFはアジアの若いアーティストたちが集う場であった“Forum”から“Farm”へモデルチェンジし、アジアのアーティストたちによる作品上演の可能性を提示する「APAF Exhibition」、アートキャンプ形式による自立したアジアのアーティスト育成を目指す「APAF Lab.」の二つのプログラムを中心に、これからのアジアの舞台芸術シーンを耕すアーティスト、プログラムを輩出する、アジアの“Farm”が開園します。
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イベント詳細
日時 | 2019年10月25日(金曜日)から10月27日(日曜日)まで |
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会場 | |
入場 | 無料、予約優先 予約は9月1日(日曜日)10時からAPAF2019特設サイトで受付 |
ディレクター | 多田淳之介(演出家、東京デスロック主宰、富士見市民文化会館キラリふじみ前芸術監督) |
主催 | 東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、フェスティバル/トーキョー実行委員会、公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)〕 |
共催 | 国際交流基金アジアセンター |
協力 | 台北市文化局 |
助成 | 令和元年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業(豊島区国際アート・カルチャー都市推進事業) |
APAFディレクター:多田 淳之介
1976年生まれ。演出家。東京デスロック主宰。古典から現代戯曲、ダンス、パフォーマンス作品まで幅広く手掛け、現代社会に於ける当事者性をアクチュアルに問い続けている。子どもや演劇を専門としない人との活動、韓国、東南アジアとの海外コラボレーションも多数手がけ、演劇の協働力を基にボーダーレスに活動する。2010年より富士見市文化会館キラリふじみ芸術監督に公立劇場演劇部門の芸術監督として国内歴代最年少で就任、3期9年間務める。2014年「가모메カルメギ」が韓国の第50回東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。青年団演出部。四国学院大学、女子美術大学非常勤講師。
APAF Exhibition
昨年のAPAFに参加したイッサ・マナロ・ロペス、京極朋彦を共同演出として迎え、東南アジアや東アジアから集まった個性的なパフォーマーたちとともに東京に滞在し1ヶ月間で作品を創ります。また、参加者だけでなく、美術・衣装・演出助手も公募。トランスボーダーなアジアにおける協働の未来を見据えた現在形を模索します。ラップアップではその「軌跡」と「成果」を振り返り、観客に提示します。
【Exhibition上演会】
日時:
2019年10月25日(金曜日)15時
10月26日(土曜日)11時、16時
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
※予約は9月1日(日曜日)10時からAPAF2019特設サイトで受付
【Exhibitionラップアップ】
日時:2019年10月27日(日曜日)11時
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
※予約は9月1日(日曜日)10時からAPAF2019特設サイトで受付
登壇者:Exhibition参加者ほか
演出
イッサ・マナロ・ロペス(Issa Manalo Lopez/フィリピン)
演出家、俳優。女性の社会的地位向上を主張し、社会活動に積極的な作品を制作。フェスティバルVirgin Labfestにて『Labor Room』を共同演出し、公立産婦人科病院の事情を露呈した。また、アメリカ人のシヴォーン・オローリンとともに『COLONIZE(D): Duet on Identity & Intersectionality』を考案、ポストコロニアルの文脈での共感を検証した。また彼女はドキュメンタリー・シアター・パフォーマンス 『KAPIT: stories of Haiyan survivors』や『Ang Mga Naiwan testimonies on Extra Judicial Killings』を制作・演出している。現在は食をテーマにパフォーマンス『Negros Food Project』を創作中。
京極朋彦(日本)
ダンサー・振付家。「京極朋彦ダンス企画」主宰。若手作家の発表と交流の場「KYOTO DANCE CREATION」代表。京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科卒業後、国内外の振付家の作品に出演。ソロダンス『カイロー』を4か国10都市で上演。平成27年度文化庁新進芸術家海外派遣事業研修員としてウィーンに滞在した他、中国、メキシコ、韓国等で作品発表を行う。その他小中学校、大学での特別授業等でワークショップ講師として活動。
出演
フィトゥリー・アングライニ(Fitri Anggraini/インドネシア)、パオプーム・チワラク(Paopoom Chiwarak/タイ)、原啓太(日本)、ジャレッド・ジョナサン・ルナ(Jared Jonathan Luna/フィリピン)、小山衣美(日本)、蘇凌(Su Ling/台湾)
演出助手:小山柚香
美術:敷地理
衣装:永瀬泰生
APAF Exhibitionの詳細は以下でご覧ください。
https://www.apaf.tokyo/exhibition
APAF Lab.
APAF Lab.は、成果物を完成させることを求めず、プロセスを重視する場です。キャプテンのファシリテーションのもと、参加者はジョグジャカルタと東京でのフィールドワーク、ワークショップ、観劇、ディスカッション等を通じ、自身の問題意識や作品創作における思考を深めます。 最終プレゼンテーションでは、旅を通じて得た思考やアイデア、現在の思いや未来の活動についてを参加者それぞれが観客に届けます。
【APAF Lab. 最終プレゼンテーション】
日時:2019年10月27日(日曜日)13時30分
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
※予約は9月1日(日曜日)10時からAPAF2019特設サイトで受付
キャプテン
orangcosong(オランコソン)
アジアを中心に活動してきた藤原ちからと住吉山実里によって2019年に結成されたアート・コレクティブ。夫婦でもあるこの2人が、プロジェクトごとに他者と結びついて創作を行う。その活動は舞台芸術の経験をベースにしながらも、ジャンルや肩書きに囚われない。名称はインドネシア語のorang(人)とkosong(空っぽ)を元に考案された。中国語では「偶然空耸」。
登壇者
ジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダ(James Harvey Estrada/フィリピン)、浜田あゆみ(日本)、アルシタ・イスワルダニ(Arsita Iswardhani/インドネシア)、岩澤哲野(日本)、劉彥成(Yen-Cheng Liu/台湾)、パク・ヒョンジ(Hyeonji Park/韓国)、ポーンテップ・ペットサムリット(Porntep Petchsumrit/タイ)、シャリファ・アレイシャ・アル-ヤハヤ(Sharifah Aleysha Al-yahya/マレーシア)
APAF Lab.の詳細は以下でご覧ください。
https://www.apaf.tokyo/lab
イベントの詳細は下記よりご覧ください。
APAF2019特設ウェブサイト
参考情報
東京芸術祭公式サイト
本事業はbeyond2020の認証事業です。