CROSSCUT ASIA #05 シンポジウム「それぞれのSoundtrip~映画と音楽のコラボから何が見えるか」

日本

第31回東京国際映画祭「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA#05ラララ♪東南アジア」では、アジアを代表する作家として国際的に注目を集めるガリン・ヌグロホ監督(インドネシア)、ミュージックビデオ等のキャリアを経て映画監督デビューした新鋭トレブ・モンテラス II監督 (フィリピン)、アクションやミュージカルなど幅広いエンターテイメント作品で活躍するグエン・クアン・ズン監督(ベトナム)の3名をパネラーに迎えて、シンポジウム「それぞれのSoundtrip~映画と音楽のコラボから何が見えるか」を10月26日(金曜日)に開催します。

2014年に東京国際映画祭(以下、TIFF)の一部門として創設された「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA」では、国、監督、テーマなど様々な切り口で、アジアの現在(いま)を鋭く切り取った映画の特集上映を行っています。第31回TIFFでは、その第5弾として「ラララ♪東南アジア」と題し、音楽に注目して東南アジアの国の新作映画を幅広く特集します。

シンポジウムのパネラーとして、『めくるめく愛の詩』で1970~90年代にかけてのロマンスをミュージカル仕立てで描いたガリン・ヌグロホ監督、HIP HOP世代がマルコス政権期に傷を受けた老詩人と出会う社会派ドラマを音楽を媒介に描いた『リスペクト』のトレブ・モンテラス II監督、そして音楽をモチーフとした青春映画『輝ける日々(サニー ベトナム版)』のグエン・クアン・ズン監督をお迎えして、それぞれの映画への音楽の活かし方や、それを通して各国の歴史や現在の状況を浮かび上がらせる工夫について語っていただきます。ぜひ、ご参加ください。

CROSSCUT ASIA #05 ラララ♪東南アジア

登壇者プロフィール

ガリン・ヌグロホ監督/『めくるめく愛の詩』

ガリン・ヌグロホ監督の写真

1961年インドネシア、ジョグジャカルタ生まれ。90年代インドネシア映画新世代のパイオニアとしてその名が知られている。監督作はカンヌ、ヴェネチア、ベルリンをはじめとする数多くの映画祭で上映され、多数の映画賞に輝いた。映画評論家、ドキュメンタリー監督として映画業界に入り、インドネシアの社会問題、文化、政治をテーマに選んできた。映画以外にも演劇や美術インスタレーションも手掛けるほか、2005年にはジョグジャNETPACアジアン映画祭を創設した。『サタンジャワ』は16年以降世界巡回上映を行なっている。最新作“A Memories of My Body”は今年のヴェネチア映画祭でプレミア上映された。

トレブ・モンテラスII監督/『リスペクト』

トレブ・モンテラスII監督の写真

2004年から人気テレビ番組やCM、コンサートなどの演出を手掛け、監督したミュージックビデオは300本以上にのぼる。聖トマス大学美術デザインカレッジで広告美術の学位を取得。その後、モーウェルファンド映画学校とインターナショナル映画放送芸術学校で技術の研鑚に励む。11年、ノキアヨーロッパのN8プロデューサー国際映画コンペティションで受賞した。『リスペクト』が初の長編監督作。

グエン・クアン・ズン監督/『輝ける日々に』(『サニー』ベトナム版)

グエン・クアン・ズン監督の写真

1978年生まれ。ホーチミン市の映画演劇大学卒業。2005年、初劇場公開作品『Truong Ba’s Soul in Butcher’s Body』 を監督した後、『Kiss of the Death』(08)、その続編『Giải Cứu Thần Chết』(09)、ベトナム初のミュージカル作品『Những Nụ Hôn Rực Rỡ』(10)、ベトナム初の3Dカンフー映画『レディ・アサシン 美人計』(13)と、4 本立て続けに大ヒット作品を生み出した。

イベント詳細

開催日時 2018年10月26日(金曜日) 午後4時5分~5時5分
(午後2時から上映の『めくるめく愛の詩』のQ&A終了後)
会場 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン3 アクセス
東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内 Google Map
入場料 大人1,500円、学生1,000円、学生当日500円(『めくるめく愛の詩』上映及びQ&A含む)
※お席に余裕が有る場合のみ、シンポジウムから無料でご参加頂けます。
参加方法 午後2時から『めくるめく愛の詩』の上映をご覧いただいた方々が、そのままシンポジウムをご覧頂けます。お席に余裕が有る場合のみ、シンポジウムからも無料でご参加頂けます。
シンポジウムのみご参加をご希望の方は、午後4時までに劇場(スクリーン3)入口にお越し下さい。
(満員の場合はご覧いただけないことを予めご了承下さい。)
共催 東京国際映画祭、国際交流基金アジアセンター
公式サイト https://2018.tiff-jp.net/