国際交流基金アジアセンター presents「FUN! FUN! ASIAN CINEMA」は、往年の名作からちょっと通な作品までジャンルや時代を超えた東南アジア地域の映画を紹介しています。第5弾となる今回はラオス初の女性監督による新感覚ホラー映画『Dearest Sister』(2016)をご紹介します。『Dearest Sister』(2016)は初めてのラオス代表映画として2017年アカデミー外国語映画賞にも出品された話題作で今回は日本特別初上映となります。また、関連企画として映画美学校では“アジアにおけるホラー映画の潮流”と題し、マティー・ドー監督と篠崎誠監督によるマスタークラスも行います。歴史に翻弄され続けてきたラオス映画の新しい潮流をマティー・ドー監督と一緒に体験しませんか?
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イベントプログラム
2018年7月20日(金曜日)
18時30分:上映 (開場 18時)
20時30分:トークセッション(日・英逐次通訳)
登壇者:マティー・ドー(映画監督/ラオス)
特別ゲスト:富田克也(「空族」映画監督)、相澤虎之助(「空族」映画監督・脚本家)
上映作品
『Dearest Sister』(原題:Nong Hak)
2016年/ラオス・フランス・エストニア/101分/ラオス語、英語、エストニア語/日本語・英語字幕/デジタル上映
監督:マティー・ドー
ストーリー:
ナイーブな性格のノックは、原因不明の病で視力を失った従姉アナの世話をするため、田舎から首都ヴィエンチャンへやってくる。アナはエストニア人の夫と結婚し裕福な生活をしていたが、視力を失ったことで死者が見え始める。死者のビジョンを見た後トランス状態になるアナはある番号を口にするようになるが、やがてその番号が家族全員を不幸に巻き込んでいく……。ラオスでは市民生活の一部ともなっている宝くじ文化とアニミズム(精霊信仰)を独特のスタイルでホラー映画に落とし込んだその手腕は必見!
マティー・ドー Mattie Do
1981年ロサンゼルスにてアメリカに政治難民として移住したラオス人の母親とベトナム人の父親との間に生まれる。メークアップアーティストとしてキャリアをスタートし、バレエ講師などを経て2010年ラオスに移住。ラオ・アート・メディアに所属後、ラオスでは初の女性映画監督として活動開始。デビュー作の『Chanthaly』(2013)はラオス初のホラー映画として多くの映画祭で上映された。2作目となる『Dearest Sister』(2016)は2017年アカデミー外国語映画賞にラオス初の代表映画として出品。海外との共同制作にも積極的で富田克也監督『バンコクナイツ』(2016)にもコ・プロデューサーとして参加している。
特別ゲスト
富田克也
1972年山梨県生まれ。映像制作集団「空族」を結成後、数々の話題作を発表。『サウダーヂ』(2011)でナント三大陸映画祭グランプリ、ロカルノ国際映画祭独立批評家連盟特別賞を受賞。最新作 『バンコクナイツ』(2016)でロカルノ映画祭若手審査員・最優秀作品賞受賞、第72回「毎日映画コンクール」では監督賞と音楽賞をダブル受賞。
相澤虎之助
1974年埼玉県生まれ。早稲田大学シネマ研究会を経て映像制作集団「空族」に参加。監督作『花物語バビロン』(1997)が山形国際ドキュメンタリー映画祭にて上映。タイ、ベトナム、カンボジアで取材した『バビロン2 THE OZAWA』(2012)は爆音映画祭でプレミア上映された。「空族」結成以来、富田克也監督の数作品で共同脚本を務めている。
イベント概要
日時 | 2018年7月20日(金曜日) |
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会場 |
アテネ・フランセ文化センター アクセス |
参加 | 入場無料、先着順 |
言語 | 上映作品:日本語・英語字幕 トークセッション:日・英逐次通訳 |
主催 | 国際交流基金アジアセンター |
協力 | アテネ・フランセ文化センター |
問合せ | 国際交流基金アジアセンター 文化事業第1チーム(担当:谷元・山野) TEL:03-5369-6140 Mail:jfac_film@jpf.go.jp |
関連企画:“アジアにおけるホラー映画の潮流”(映画美学校マスタークラス)
映画美学校では、映画制作を志す方を対象に、“アジアにおけるホラー映画の潮流”と題して、マティー・ドー監督と篠崎誠監督によるマスタークラスを行います。
プログラム
19時:上映『Dearest Sister』2016年/101分/日本語・英語字幕/監督:マティー・ドー
21時:マティー・ドー監督と篠崎誠監督による講義(日・英逐次通訳)
開催概要
日時:2018年7月25日(水曜日)
会場:映画美学校(渋谷)
参加:入場無料(予約制)
予約方法:映画美学校公式Webサイトよりお申込みください。
注:多数のお申込みをいただきましたため、締め切りました。
参加資格:映画制作を志す方(スタッフ・キャストを問わず。自己申告制)
主催:映画美学校
共催:国際交流基金アジアセンター
協力:アテネ・フランセ文化センター