「アジア・フェローシップ」では、2014年度からこれまでに68名のフェローが芸術・文化、学術・知的交流など多岐にわたる分野で、調査・研究・創作・ネットワーク構築活動などを行ってきました。
この度、ベトナムより来日し調査研究中のフェロー グエン・ナム氏により、ベトナム独自の固有文字「チュノム」をめぐる公開セミナーを開催いたします。
「チュノム」はベトナム独自の文字(漢字を元にした文字で、20世紀前半まで1000年間ほど使われたが、その後使用を中止)。チュノムとは何かという解説から始まり、仏植民地時代のフランス人によるチュノム研究、および仏政府の植民地統治における言語政策・文化政策を概観します。またチュノム研究に欠かせない基本文献は現在、慶応義塾大学に所蔵されており、その経緯と文化交流の意義について考察します。
登壇者
Nguyen Nam グエン・ナム(ベトナム)
平成30年度アジア・フェロー/ベトナム・フルブライト大学創立教員。
モデレーター
岩月 純一(いわつき じゅんいち)
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 教授
イベント詳細
日時 | 2018年8月23日(木曜日) 午後3時から6時(午後2時30分開場) |
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会場 |
国際交流基金 本部 2階ホール [さくら] アクセス |
言語 | ベトナム語・日本語(逐次通訳あり) |
料金 | 入場無料 |
プログラム | 午後3時 チュノム解説とチュノム研究の最新動向 午後4時30分 仏植民地統治における言語・文化政策 |
申込方法 |
事前申込みは締め切らせていただきましたが、当日参加も可能です。 |
問合せ | 国際交流基金 アジアセンター 文化事業第2チーム 担当:幸田・三澤 TEL:03-5369-6025 |
主催 | 国際交流基金アジアセンター |
※同日午後6時30分より、アジア・フェロー セミナー「選挙後のマレーシア民主主義の行方」も開催いたします。