オンライントーク「TIFFトークサロン」のアーカイブ動画が下記でご覧いただけます。
「シャリファ・アルヤナ、シャリファ・アレヤ『ムクシン【4Kデジタル修復版】』TIFFトークサロン」(東京国際映画祭公式YouTube)
国際交流基金アジアセンターは、マレーシアの巨匠ヤスミン・アフマド監督の名作『ムクシン』を4Kデジタル修復し、第33回東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival:以下、TIFF)の「ワールド・フォーカス」部門で、世界初上映します。11月6日(金曜日)には出演俳優が登場するオンライントーク「TIFFトークサロン」もライブ配信します。
『ムクシン』は、2006年に第19回東京国際映画祭にてワールドプレミアを迎え、その後2007年に第57回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門審査員グランプリを受賞。世界中で繰り返し上映され、愛されてきました。
国際交流基金アジアセンターでは、今日存在が確認されているフィルムの中から、配給会社Primeworks Studios(マレーシア)が所有する35mmポジフィルムを元素材として、新たに4Kデジタル修復を行いました。修復においては、世界的に高い評価を得ている日本のフィルム修復技術を活用。色調の監修は『ムクシン』の撮影監督であるロウ・スン・キョン氏が行いました。また、日本語字幕について、マレー語専門家・戸加里康子氏による監修と字幕翻訳者・牧野琴子氏によるリライトを実施。日本人の祖母を持つヤスミン・アフマド監督の作品修復を通じて日本とマレーシアの双方向交流が深まり、お互いの文化理解がさらに進むことが期待されます。
ぜひこの機会に『ムクシン』の世界をお楽しみください。
なお、「ワールド・フォーカス」部門では、そのほか数多くのアジア映画が上映されます。こちらもあわせてご期待ください。
上映作品
『ムクシン【4Kデジタル修復版】』(Mukhsin [4K Digitally Restored Version] )
2006年/マレーシア/101分(冒頭、本作4Kデジタル修復に関する映像を含む)
監督:ヤスミン・アフマド
<4Kデジタル修復制作>
企画・実施:国際交流基金アジアセンター
4Kデジタル修復:株式会社IMAGICA Lab.
協力:Primeworks Studios
サッカーが大好きな10歳の少女オーキッドは、親戚の家に預けられた12歳のムクシンと夏休みに出会って仲良くなる。ふたりの小さな恋の物語に、家族や周りの人々も優しく寄り添う。やがて別れの季節が訪れて…。
ヤスミン・アフマド監督
1958年生、2009年没。マレーシア出身の映画監督、作家、脚本家。手掛けたテレビCMや映画は、文化の違いを超えたユーモアと思いやりと愛を感じさせる作風で知られる。民族的ステレオタイプを排した作品を作り、いかなる原理主義や民族差別にも反対する姿勢を隠さなかった。監督作は国内外で数多くの映画賞を受賞した。
上映詳細
日時 | 10月31日(土曜日)19時45分から 11月2日(月曜日) 15時30分から 11月5日(木曜日) 16時40分から |
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会場 |
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン3 アクセス |
料金 | 一般1600円、学生1100円、学生当日500円 詳細は第33回東京国際映画祭のページでご確認ください。 |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、公益財団法人ユニジャパン(第33回東京国際映画祭実行委員会) |
「TIFFトークサロン」登壇者(予定)
シャリファ・アルヤナ(女優、『ムクシン』オーキッド役)
シャリファ・アレヤ(女優、『ムクシン』イノム(オーキッドの母)役)
「TIFFトークサロン」詳細
日時 | 11月6日(金曜日)21時30分から |
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言語 | 日本語、英語への通訳あり |
視聴 | 第33回東京国際映画祭公式サイトをご確認ください。 |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、公益財団法人ユニジャパン(第33回東京国際映画祭実行委員会) |