国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭co-present「トークシリーズ@アジア交流ラウンジ」

日本

2022年3月15日(火曜日)追記
「ポン・ジュノ × 細田守」のアーカイブ映像を公開しました。
ポン・ジュノ × 細田守
バフマン・ゴバディ × 橋本愛
アピチャッポン・ウィーラセタクン × 西島秀俊 ※2022年3月9日午後12時(日本時間)までの期間限定配信。
カミラ・アンディニ × 岨手由貴子
チャン・チェン × 是枝裕和 ※2025年2月17日午後12時(日本時間)までの期間限定配信。
イザベル・ユペール × 濱口竜介
ブリランテ・メンドーサ × 永瀬正敏
春本雄二郎 × 徐昊辰 × 髙田志織

国際交流基金アジアセンターは第34回東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival:以下、TIFF)のプログラムの一環として、10月31日(日曜日)から 11月7日(日曜日)にかけて「トークシリーズ@アジア交流ラウンジ」を開催します。「トークシリーズ@アジア交流ラウンジ」は、昨年に続く第二弾で、是枝裕和監督を中心とする検討会議メンバーの企画のもと、アジアを含む世界各国・地域を代表する映画人と第一線で活躍する日本の映画人が語り合うトークシリーズです。昨年のシリーズは、のべ1万2千人以上にご視聴いただいたほか、ライブ配信中には、インタラクティブに多くの質問が寄せられるなど、好評を博しました。

今年のテーマは「越境」。国境に限らず、さまざまな「境(ボーダー)」を越えること、越えていくことを含め、映画にまつわる思いや考えを存分に語り合っていただきます。今年は可能な限り、海外からのゲストを実際に日本にお招きし、リアルな場でのトークの実現と映画人同士の交流の場である「アジア交流ラウンジ」を目指します。東京ミッドタウン日比谷の映画祭会場から8日間毎日ライブ配信していきます。またライブ配信の特性を活かし、世界中からの質問も受け付けます。ご期待ください。

アジア交流ラウンジ予告

配信日時・登壇者ラインナップ

※ゲストの来日・登壇に関する最新情報は、東京国際映画祭公式ウェブサイトにてご確認ください。

トークシリーズ@アジア交流ラウンジ

日程 2021年10月31日(日曜日)から11月7日(日曜日)
言語 日本語、英語への通訳あり。
一般参加の
申込方法
「1.ライブ参加」「2.オンライン視聴」の二通りです。

  1. ライブ参加
    当日、東京・日比谷の会場にて直接トークライブをご覧いただけます。(応募者多数の場合、抽選。屋外での実施です。荒天の場合、会場での観覧を中止し、オンライン配信のみとなります)
  2. オンライン視聴
    Zoomビデオウェビナーによる視聴となります(登録無料。登録はイベント当日終了時刻まで可能です )。

応募に関する詳細は、東京国際映画祭公式ウェブサイトをご確認ください。

主催 国際交流基金アジアセンター、東京国際映画祭
問合せ E-mail:asialounge2021@tiff-jp.net
ハローダイヤル:050-5541-8600(9時~20時)

検討会議メンバー(五十音順、敬称略)

荒木啓子(ぴあフィルムフェスティバル ディレクター)
石坂健治(東京国際映画祭 シニア・プログラマー/日本映画大学 教授)
市山尚三(東京国際映画祭 プログラミング・ディレクター)
是枝裕和(映画監督)
土田環(山形国際ドキュメンタリー映画祭 プログラムコーディネーター/早稲田大学 講師(専任))
福間美由紀(株式会社分福 プロデューサー)

「第34回東京国際映画祭」開催概要

日程 2021年10月30日(土曜日)から11月8日(月曜日)
会場 シネスイッチ銀座(中央区)角川シネマ有楽町、TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町よみうりホール、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場、東京国際フォーラム、TOHOシネマズ 日比谷(千代田区)ほか、都内の各劇場及び施設・ホール
主催 公益財団法人ユニジャパン(第34回東京国際映画祭実行委員会)
共催 経済産業省、国際交流基金アジアセンター(アジア映画交流事業)、東京都(コンペティション部門、ユース部門)
公式サイト 第34回東京国際映画祭

登壇者プロフィール

イザベル・ユペール(女優)

イザベル・ユペールさんのプロフィール写真
© Peter Lindbergh, courtesy Peter Lindbergh Foundation, Paris

フランスを代表する国際派の映画・舞台女優。主な受賞(映画)に、『レースを編む女』(77/クロード・ゴレッタ監督)英国アカデミー賞新人賞、『主婦マリーがしたこと』(88/クロード・シャブロル監督)、『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(95/クロード・シャブロル監督)でのヴェネチア国際映画祭女優賞、『ガブリエル』(05/パトリス・シェロー監督)および彼女の功績に対するヴェネチア国際映画祭特別獅子賞(生涯功労賞)、『ヴィオレット・ノジェール』(78/クロード・シャブロル監督)、『ピアニスト』(01/ミヒャエル・ハネケ監督)でのカンヌ国際映画祭女優賞、『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(95/クロード・シャブロル監督)、『エル ELLE』(16/ポール・バーホーベン監督)でのセザール賞、同じく『エル ELLE』でのゴッサム・インディペンデント映画賞、ゴールデングローブ賞、インディペンデント・スピリット賞のほか、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。舞台賞では、その功績を称えられモリエール賞およびローマの「XVI Prix Europe pour le Théâtre」を受賞。また、フランスの名誉勲章、メリット勲章オフィシエ章、芸術文化勲章コマンドゥール章を受章。第62回カンヌ国際映画祭では審査員長を務めた。

濱口竜介(映画監督/脚本家)

濱口竜介さんのプロフィール写真

1978年神奈川県生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』(08)がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスに出品され高い評価を得る。演技未経験の女性4人を主演に起用した5時間17分の長編『ハッピーアワー』(15)が、ロカルノ、ナント、シンガポールほか国際映画祭で主要賞を受賞。商業映画デビュー作『寝ても覚めても』(18)がカンヌ国際映画祭コンペティション部門選出、短編集『偶然と想像』(21)がベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)、脚本を手掛けた黒沢清監督作『スパイの妻〈劇場版〉』(20)がヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞。商業長編映画2作目『ドライブ・マイ・カー』(21)は、村上春樹の原作に惚れ込み自ら映画化を熱望、脚本も手掛ける。

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チャン・チェン(俳優)※オンライン登壇

チャン・チェンさんのプロフィール写真

1976年台北生まれ。『牯嶺街少年殺人事件』(91/エドワード・ヤン監督)でデビュー、『グリーン・デスティニー』(00/アン・リー監督)で注目される。『ブエノスアイレス』(97/ウォン・カーウァイ監督)、『百年恋歌』(05/ホウ・シャオシェン監督)、『呉清源 極みの棋譜』(06/ティエン・チュアンチュアン監督)、『レッドクリフ』(08-09/ジョン・ウー監督)、『項羽と劉邦 鴻門の会』(12/ルー・チュアン監督)、『MR.LONGM/ミスター・ロン』 (17/SABU監督)等に出演。ホウ・シャオシェン監督と再び手を組んだ『黒衣の刺客』(15)がカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞、第71回カンヌ国際映画祭で唯一のアジア人審査員となる。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『DUNE/デューン 砂の惑星』 (21)でハリウッドSF大作に初出演。同映画は第78回ヴェネチア国際映画祭でワールド・プレミア上映され、2021年10月に全米公開。

是枝裕和(映画監督)

是枝裕和さんのプロフィール写真
©藤井保

1962年東京生まれ。1987年早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオンに参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭最優秀男優賞)、『そして父になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画祭パルムドール、第91回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、日仏合作『真実』(19/ヴェネチア国際映画祭オープニング作品)。次回作は、自身初となる韓国映画『ブローカー』(仮題)(ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ぺ・ドゥナ出演、22年公開予定)

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特別セッション「海外に映画を伝えるには」
映画は作るだけでなく、ひとりでも多くの方に届けるため、海外を含めてどのように伝えていくかも大きな仕事です。今回の特別セッションでは、国内のみならず、世界各国の国際映画祭で上映が続き好評が増す『由宇子の天秤』をひとつの事例として、同作品が「越境」していくにあたって具体的に何が起きていたのか、ご登壇の皆様に語っていただきます。

春本雄二郎(監督/脚本家/プロデューサー)

春本雄二郎さんのプロフィール写真

1978年神戸市生まれ。日大芸術学部映画学科卒業。長編第一作『かぞくへ』(16)は、第29回東京国際映画祭に選出。長編第二作『由宇子の天秤』(20)は第71回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に選出。第25回釜山国際映画祭でニューカレンツアワードを受賞。長編第三作『サイレン・バニッシズ』は釜山国際映画祭併設マーケット「Asian Project Market(APM)」公式プロジェクトに選出されている。

徐昊辰(ジョ・コウシン)(映画ジャーナリスト/上海国際映画祭 プログラマー)

ジョ・コウシンさんのプロフィール写真

1988年上海生まれ。2007年来日、立命館大学卒業。2008年から中国の映画専門誌『看電影』、『電影世界』、ポータルサイト「SINA」、「SOHU」などで日本映画の批評と産業分析を続々発表。2016年には北京電影学院に論文「ゼロ年代の日本映画~平穏な変革」を発表。2020年から上海国際映画祭プログラマー。

髙田志織(東映株式会社 国際営業部営業室 課長)

髙田志織さんのプロフィール写真

1978年広島市生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業後、2001年東映に入社、2006年より国際営業部。欧州及び韓国地域セールスアシスタント、全アジア地域セールス担当を経て、現在は長編映画セールス統括、具体的な担当地域は中国本土、北中南米、一部欧州、中近東及びアフリカ。

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カミラ・アンディニ(映画監督)

カミラ・アンディニさんのプロフィール写真

1986年ジャカルタ生まれ。長編デビュー作『鏡は嘘をつかない』(11)でインドネシアの漂海民の暮らしを描き、第二作『見えるもの、見えざるもの』(17)ではバリの哲学スカラ・ニスカラを二元的な映像世界に展開。両作品は50以上の映画祭に参加、ベルリン国際映画祭ジェネレーションKプラス部門をはじめ約30の賞を国内外で受賞。『ディアナを見つめて』(15)、『メモリア』(16)、『Sekar』(18)、日本のオムニバス映画『エンジェルサイン』(19)の一編『故郷へ』等、短編制作を通じて独自のビジョンを発信するほか、最近では舞台作品の演出も手がけている。最新長編作『ユニ』(21)がトロント国際映画祭で世界初上映。

岨手由貴子(映画監督/脚本家)

岨手由貴子さんのプロフィール写真

1983年長野県生まれ。大学在学中、篠原哲雄監督の指導の元で製作した短編『コスプレイヤー』(04)が水戸短編映像祭、ぴあフィルムフェスティバルに入選。初の長編『マイムマイム』(07)がぴあフィルムフェスティバルで準グランプリ、エンタテインメント賞を受賞。バンクーバー国際映画祭、香港アジア映画祭等、国内外の映画祭でも上映される。文化庁委託事業若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)で35mmフィルム作品『アンダーウェア・アフェア』(10)を製作。長編商業デビュー作『グッド・ストライプス』(15)で第7回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、2015年新藤兼人賞金賞を受賞。山内マリコの同名小説を映画化した『あのこは貴族』(21)が公開。

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バフマン・ゴバディ(映画監督)※オンライン登壇

バフマン・ゴバディさんのプロフィール写真
Photo by Serhat Bayram

1968年バーネ(イラン)生まれ。8ミリ短編ドキュメンタリーを出発点として映画を撮り始め、イラン史上初の長編クルド映画『酔っぱらった馬の時間』(00)でカンヌ国際映画祭カメラドールを受賞。同作のほか、『亀も空を飛ぶ』(04)、『半月 - Half Moon』(06)等が世界各地の映画祭で受賞するが、母国ではほぼ未上映。テヘランのアンダーグラウンド音楽シーンを描いたセミ・ドキュメンタリー『ペルシャ猫を誰も知らない』(09)は、当局の許可が得られず厳しい制限の中で撮影され、作品完成後、イランを離れて活動することを余儀なくされた。ロジャー・ウォーターズ(ピンク・フロイド)がプロデュースしトルコで撮影された最新作『四つの壁』(21)が、第34回東京国際映画祭でワールド・プレミア上映。

橋本愛(女優)

橋本愛さんのプロフィール写真

1996年熊本県生まれ。映画『告白』(10/中島哲也監督)に出演し、注目を集める。『桐島、部活やめるってよ』(12/吉田大八監督)でキネマ旬報ベスト・テン新人女優賞、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(13)でエランドール賞新人賞を受賞。2015年、主演二作品『リトル・フォレスト』(14/森淳一監督)『ワンダフルワールドエンド』(15/松居大悟監督)にてベルリン国際映画祭に初参加。映画のみならず、テレビドラマやアニメ、演劇など多方面で活躍中。2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演中。

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ブリランテ・メンドーサ(映画監督/プロデューサー)※オンライン登壇

ブリランテ・メンドーサさんのプロフィール写真

監督第一作『マニラ・デイドリーム』(05)でロカルノ国際映画祭ビデオ部門金豹賞を受賞。『どん底』(07)でベルリン国際映画祭カリガリ賞、『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』(09)でカンヌ国際映画祭監督賞、『汝が子宮』(12)でヴェネチア国際映画祭ナヴィチェッラ・ヴェネチア映画賞を受賞。『ローサは密告された』(16)はカンヌ国際映画祭最優秀女優賞に輝いた。近年ではフランスの芸術文化勲章シュヴァリエを受章、また、自身が主催する映画祭を立ち上げ、若手への技術指導といった活動も積極的に行っている。『復讐』(21)と日本とフィリピンの合作映画『GENSAN PUNCH 義足のボクサー(仮)』(21)の二つの新作が第34回東京国際映画祭で上映。

永瀬正敏(俳優)

永瀬正敏さんのプロフィール写真

1966年宮崎県生まれ。1983年、映画『ションベン・ライダー』でデビュー。日本アカデミー賞最優秀助演男優賞ほか国内で受賞多数。また海外作品にも多数出演しカンヌ国際映画祭・最優秀芸術貢献賞『ミステリー・トレイン』(89)、ロカルノ国際映画祭グランプリ『アジアン・ビート(香港編)オータム・ムーン』(91)、トリノ映画祭審査員特別賞『コールド・フィーバー』(95)では主演を努めた。台湾映画『KANO』(14)では、金馬奨で中華圏以外の俳優で初めて主演男優賞にノミネートされ、『あん』(15)、『パターソン』(16)、『光』(17)でカンヌ国際映画祭に3年連続で公式選出された初のアジア人俳優となった。今年公開作は『名も無い日』(21)、『茜色に焼かれる』(21)。

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アピチャッポン・ウィーラセタクン(映画監督)※オンライン登壇

アピチャッポン・ウィーラセタクンさんのプロフィール写真
©Kick the Machine

1970年バンコク生まれ。タイ東北部コンケーンで育つ。1994年、映画・映像制作を始める。2000年、自身初の長編作品を完成。しばしば非直線的で、転位の強い感覚を伴う作品は、記憶、個人レベルのポリティクス、社会的な問題を密やかな形で扱う。数々の映画やアートプロジェクトは、カンヌ国際映画祭パルムドールをはじめ受賞多数。進行中のプロジェクトであるプロジェクション・パフォーマンス『フィーバー・ルーム』は世界各国で上演されている。コロンビアを舞台にイギリスの女優ティルダ・スウィントンを主演に迎えた最新作『MEMORIA メモリア』(21)が第74回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞。

西島秀俊(俳優)

西島秀俊さんのプロフィール写真

1971年東京都生まれ。1994年、『居酒屋ゆうれい』で映画初出演。以降、数々の映画やドラマに出演。近年の作品に『劇場版 MOZU』(15)、『クリーピー 偽りの隣人』(16)、『空母いぶき』(19)、『風の電話』(20)、『ドライブ・マイ・カー』(21)、ドラマ『シェフは名探偵』(21/テレビ東京)、『おかえりモネ』(21/NHK)などがある。2021年秋以降の新作として、ドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ)、映画『劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ』(声の出演)、『劇場版きのう何食べた?』、『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』など。

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ポン・ジュノ(映画監督)※オンライン登壇

ポン・ジュノさんのプロフィール写真

1969年テグ(韓国)生まれ。『ほえる犬は噛まない』(00)で長編デビュー、『殺人の追憶』(03)でサン・セバスチャン国際映画祭シルバーシェル監督賞および東京国際映画祭アジア映画賞受賞。『グエムル–漢江〈ハンガン〉の怪物』(06)はカンヌ国際映画祭の監督週間で初公開後、カイエ・デュ・シネマ2000年代の映画ベスト10に選ばれる。国際共同製作作品にオムニバス映画『TOKYO!』(08)、クリス・エヴァンス主演『スノーピアサー』(13)、ブラッド・ピット率いるプランBエンターテイメントと組んだ『Okja/オクジャ』(17)など。最新作『パラサイト 半地下の家族』(19)はカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したほか、ゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞、英国アカデミー賞オリジナル脚本賞・外国語作品賞を受賞し、第92回アカデミー賞では作品賞を始め多数の部門で受賞した。

細田守(アニメーション映画監督)※オンライン登壇

細田守さんのプロフィール写真
Photo by Takeshi Shinto

1967年富山県生まれ。1999年に『劇場版デジモンアドベンチャー』で映画監督デビュー。代表作に『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)、『未来のミライ』(18)がある。2011年にアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。5作品連続日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞や、米国アカデミー賞やゴールデングローブ賞のノミネート、アニー賞最優秀インディペンデント・アニメーション映画賞受賞など、国内外で高い評価を得る。最新作『竜とそばかすの姫』(21)は、カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション内のカンヌ・プルミエール部門に選出。

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