ASIA center | JAPAN FOUNDATION

国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
心と心がふれあう文化交流事業を行い、アジアの豊かな未来を創造します。

MENU

国際交流基金アジアセンター × 第27回 東京国際映画祭

日本

国際交流基金アジアセンターは、東京国際映画祭を通じてアジアにおける映画交流事業を実施します。東京オリンピック・パラリンピックの開催される2020年までの7年間にわたり行われるこの取り組みでは、日本を含むアジアの人々がお互いのことを良く知り合い共感や共生の意識を育んでいくことを目指し、映画祭を通じてアジアの才能を海外へ発信していきます。

開催概要

日程 2014年10月23日(木曜日)から31日(金曜日)
会場 六本木ヒルズ(港区)、TOHOシネマズ 日本橋(中央区)ほか
主催 公益財団法人ユニジャパン
公式サイト 第27回 東京国際映画祭

第27回(2014年)東京国際映画祭における取り組み

(1)国際交流基金アジアセンター presents 「CROSSCUT ASIA #01 魅惑のタイ」

アジアの国、監督、俳優、テーマなどに焦点を当て、アジア映画の特集上映を行う「CROSSCUT ASIA」(クロスカット・アジア)を東京国際映画祭内に創設。アジアの現在(いま)を鋭く切り取った珠玉の映画を紹介していきます。初年度の今年は、近年めざましい躍進を遂げるタイ映画に注目。新作はもちろん、インディーズからメジャーまで幅広いラインアップでタイ映画の魅力に迫ります。

詳しくはこちらから

(2)国際交流基金アジアセンター特別賞

東京国際映画祭におけるアジアの新鋭監督の登竜門「アジアの未来」部門に、「国際交流基金アジアセンター特別賞」を創設。今後特に文化の違いを超えて国際的に活躍することが期待される監督に賞が贈られます。受賞監督には、トロフィーとともに副賞として日本招聘旅行(日本人が受賞した場合は、アジア旅行)が贈呈されます。

詳しくはこちらから

(3)東京国際映画祭でのアジア映画枠の拡充及びそのサポート

東京国際映画祭の「アジアの未来」「ワールド・フォーカス」部門で上映するアジア映画の枠を拡充するとともに、メイン部門「コンペティション」を含む各部門で上映が決定したアジア映画に対する字幕制作費やゲスト招聘費をサポートし、アジア映画の紹介を促進します。

(4)国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭 co-produce アジア・オムニバス映画製作シリーズ「アジア三面鏡」

日本を含むアジアの気鋭の監督3名が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」。似て非なるアジア各国の諸相が3か国の監督それぞれの解釈で様々な映像美に仕立てられ、三面鏡のように異なる角度から浮き彫りにされていきます。制作された作品は、東京国際映画祭でのワールド・プレミア上映の後、世界の映画祭での上映を目指します。アジアにおける映画分野の協働の取り組みを支援し、アジアから世界へ新しい文化を発信します。(2014年は製作準備のみ)

(5)東京国際映画祭への映画人・ジャーナリストの招聘

アジアの中で映画に関わる様々な人々の交流を推進し、それぞれの間のネットワークを強め、交流の基盤を構築します。映画祭関係者、ジャーナリスト、評論家をはじめアジア地域から要人を招聘し、自国映画の日本での紹介、日本映画の発掘、日本映画関係者との交流、自国での東京国際映画祭の認知促進等を行います。

(6)東京国際映画祭併設マーケット「TIFFCOM」へのバイヤー・セラーの招聘

映画バイヤー・セラーの交流も促進します。アジア地域から訪日経験の少ないバイヤー及びセラーを「TIFFCOM」に招聘し、双方の映画の相互認知促進と関係者とのネットワーク形成を通じ、日本映画のアジア各国での紹介とアジア映画の日本での紹介の双方向の推進をめざします。なお、東京国際映画祭開催中には、アジア各国から招聘している監督、俳優、映画祭関係者、ジャーナリスト、評論家、バイヤー・セラー等を一堂に集め、日本の関係者も招いて交流の場を設け、アジア映画を通じた国際交流を促進します。

(7)日本映画特集のアジア地域での開催

東京国際映画祭の上映作品を含む、日本映画パッケージをアジア地域に紹介する等により、東京国際映画祭と連携して日本映画の海外での上映の一層の促進を目指します。(2014年は調査・準備のみ)

【東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival, TIFF)】

27回目の開催を迎える東京国際映画祭(以下TIFF)は日本で唯一の国際映画製作者連盟(注1) 公認の国際映画祭です。1985年、日本ではじめて大規模な映画の祭典として誕生したTIFFは、日本及びアジアの映画産業、文化振興に大きな足跡を残し、アジア最大級の国際映画祭へと成長しました。いまや最も熱気溢れるアジア映画の最大の拠点である東京に、世界中から優れた映画が集まり、国内外の映画人、映画ファンが新たな才能とその感動に出会い、交流する場を提供します。

(注1)国際映画製作者連盟:世界の映画産業、国際映画祭の諸問題を改善、検討する国際機関。パリに本部を置き、世界29ヵ国(2014年7月現在)が加盟している。