国際交流基金アジアセンターは、京都大学東南アジア研究所と共に、東南アジアと日本の映像作家が制作する短編ドキュメンタリーを募集し、作品上映を通して東南アジア地域の現状を捉え、諸問題の解決へとつなげる試みとして、「Visual Documentary Project」を実施しています。
2016年は「日常生活のポリティクス」と題し、東南アジアの日常生活に見られる様々な政治的な表現をテーマとした短編ドキュメンタリー映像作品を募集します。
VISUAL DOCUMENTARY PROJECT 2016 公募概要
公募期間 | 2016年6月1日(水)~2016年9月1日(木) |
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募集テーマ | 東南アジア:日常生活のポリティクス |
応募資格 | 東南アジアまたは日本国籍を持つ監督の作品であること。上映時間が30分以内であること。 |
応募方法 | ウェブサイトの募集要項をご確認の上、ウェブサイトよりお申し込み下さい。 |
入選作品 | 選考委員会にて審査のうえ5作品を決定します。入選作品の監督を2016年12月に京都および東京で開催される上映会へ招待いたします。 |
結果通知 | 2016年9月中旬頃、電子メールにて通知します。 |
ウェブサイト | http://sea-sh.cseas.kyoto-u.ac.jp/vdp2016/ |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、京都大学東南アジア研究所 |
協力 | Yangon Film School、 Documentary Arts Asia、WATHANN FILM FESTIVAL、In-Docs、 Bophana Audiovisual Resource Center、Viddsee |
お問い合わせ | vdp@cseas.kyoto-u.ac.jp |
VISUAL DOCUMENTARY PROJECT 事業概要
東南アジアは、多様な民族、宗教、文化で構成されています。その多様性を共存させつつ、地域全体としては経済的な前進を遂げ、人、モノ、カネ、情報の流れのハブとなっています。しかし、同時に、熱帯林の減少や生物多様性の危機、災害、疫病、高齢化、民族や宗教の抗争、経済的階層化と貧困など、多くの問題をも抱えています。
このような多様性の中で、人々はどのように共存し、社会の持続性を維持しているのでしょうか。人々の日々の生活を支える地域の社会基盤を、どうすれば公的な資源にできるのでしょうか。そして、それらを既存のガバナンス・システムと組み合わせて諸問題の解決につなげるには、どうすればよいのでしょうか。
Visual Documentary Projectは、これらの疑問への答えを東南アジアの現状に即して見いだすために、2012年、京都大学東南アジア研究所が開始したプロジェクトです。2014年度から、国際交流基金アジアセンターも共催者として加わり、作品を通して東南アジア地域の現状を捉え、諸問題の解決へとつなげる試みを行っています。