2018年6月22日から6月24日の期間に、レノファ山口の高橋理文コーチ、大滝徹コーチが、ブルネイに渡航し、ブルネイ・ダラーサラムサッカー協会のU14の選手およびブルネイサッカーチームProjeck Ikan Pusu(PIP)のU12の選手に対してサッカークリニックを実施しました。
サッカークリニックについて
3日で合計5回に渡るトレーニングを行い、現地の子ども達への指導、また現地ブルネイのサッカー協会関係者、指導者との交流も行いました。
レノファ山口からは2名の指導者が参加しました。
高橋 理文(コーチ)
大滝 徹(コーチ)
23日に開催されたサッカークリニックには加藤元彦駐ブルネイ大使も訪れ、レノファ山口のコーチとブルネイの選手達を激励しました。
加藤元彦駐ブルネイ大使より
「日本は現在ワールドカップにおいて善戦しています。日本サッカーが現在のレベルに辿り着くまでに培った経験やノウハウは積極的にブルネイに共有していくべきだと考えています。なぜなら、情報交換から今回のような交流が生まれ、日本とブルネイの若者達が交流・対話するきっかけづくりとなるからです。未来を切り開いていく若者こそが今後の日本とブルネイの国交を形作っていくと信じています。サッカーはブルネイで特に人気のあるスポーツですので、両国の相互理解のための有益な交流手段になっていくと、本日このサッカークリニックに参加し、改めて感じました」
ブルネイにおけるアジアセンターのスポーツ事業について
アジアセンターはブルネイにおいてASIAN ELEVENの一環としてJFAと協力し長期指導者派遣事業(藤原孝雄ブルネイ・ダラサラームサッカー協会U19監督)、そして柔道普及事業も行い、スポーツを通した両国の関係性強化に力を入れております。
今回の収穫と今後について
レノファ山口が今回初めてブルネイの子どもを対象にサッカークリニックを実施しました。これにより、ブルネイの若い世代に最先端のサッカー指導、サッカーに対しての新しい考え方を提供することが出来ました。今後も日本とブルネイの間をサッカーでつなげるレノファ山口の活動を報告していきます。
次回のASIAN ELEVENは7月に湘南ベルマーレがフィリピンでサッカークリニックを実施する予定です。
ASIAN ELEVENとは
国際交流基金アジアセンターは急成長する東南アジアと日本の人々の交流、そして交流を通した教育・成長の機会を創出すべく、言語や文化を超えて交流できる、サッカーというスポーツを通じた国際交流事業を行っています。Jリーグとは東南アジアの国々にJリーグ各クラブから選抜されたコーチを派遣し、約5日間のサッカークリニックを行います。昨年度(28年度)はのべ約400名の選手と50名のコーチの間でサッカーによる交流が生まれました。日本と東南アジア双方の異文化理解を深めるとともに、東南アジアの国々の選手に対してはアジアトップレベルの指導を受ける機会、Jリーグコーチに対しては異文化の下でリーダーシップを学ぶ機会づくりをしています。
今回のブルネイでのサッカークリニックも、ASIAN ELEVENの一環として開催されました。