アジアの若手映画人材育成事業「タレンツ・トーキョー2017」の参加者(タレンツ)が決定しました。メイン講師には、ペンエーグ・ラッタナルアーン(映画監督)、チェドミール・コラール(プロデューサー)、フレデリック・コルヴェズ(ワールド・セールス)、クリスティーネ・トロストルム(ベルリナーレ・タレンツ)の4名を迎えます。
今年のテーマは「Identify the Essence」。第18回東京フィルメックス会期中の11月20日(月曜日)~25日(土曜日)までの6日間、15名のタレンツが東京に集い、エキスパーツの指導のもと、世界で活躍していくためのノウハウや国際的なネットワークを構築する機会を得ます。
最新情報は「タレンツ・トーキョー2017」の公式webサイトをご覧ください。
タレンツ(計15名/国・地域のアルファベット順)
- 監督(12名):
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- Myrna PARAMITA(インドネシア)
- 三間旭浩(日本)
- 空音央(日本)
- Yana LEKARSKA(韓国)
- Bradley LIEW(マレーシア)
- Zoljargal PUREVDASH(モンゴル)
- Maung Maung Yee Nan Thike(ミャンマー)
- John Paul Geoffrey SU(フィリピン)
- Zhi Wei JOW(シンガポール)
- Nicole Midori WOODFORD(シンガポール)
- LAN Yi-Tzu(台湾)
- PHAM Ngoc Lan(ベトナム)
- プロデューサー(3名):
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- 登山里紗(日本)
- Stefano CENTINI(台湾)
- Supatcha THIPSENA(タイ)
注:平成29年10月5日時点の情報であり、変更になる可能性があります。
メイン講師
▼ペンエーグ・ラッタナルアーン(監督)
タイ、バンコク生まれ。1997年、今までのタイ映画の型を破った長編映画『Fun Bar Karaoke』で監督デビュー。1990年代後半~2000年代初期のタイ映画界ニューウェーブのパイオニアとして知られる。監督作品のうち『6ixtynin9 シックスティナイン』(1999)、『わすれな歌』(2001)、『地球で最後のふたり』(2003)、『ヘッドショット』(2011)の4本はそれぞれオスカー外国語映画賞部門に正式出品された。数々の作品が世界のメジャーな映画祭で上映され、各国で配給されている。
▼チェドミール・コラール(プロデューサー)
クロアチア(旧ユーゴスラビア)生まれ。ベオグラード・アカデミーのドラマティック・アーツ学部にて映画プロダクション専攻。1991年よりパリのNoé Productions社にプロデューサーとして勤務。これまで手掛けた作品は、『ビフォア・ザ・レイン』(ミルチョ・マンチェフスキ監督/1996)、『祖国アフリカ』(イドリッサ・ウエドラオゴ監督/1986)、『あの娘と自転車に乗って』(アクタン・アリム・クバト監督/1998)、『旅立ちの汽笛』(アクタン・アリム・クバト監督/2001)、『ノー・マンズ・ランド』(ダニス・タノヴィッチ監督/2001)など。2003年、パリ拠点の制作会社A.S.A.P Filmsをダニス・タノヴィッチ監督とマーク・バシェと共に立ち上げた。
▼フレデリック・コルヴェズ(ワールド・セールス)
Sony Pictures Intl社とCanal+社のEquinoxeでキャリアをスタートさせ、国際共同製作を担当。また、Studio Canal社を牽引するメンバーの一人として、配給会社Kanpaï Distributionの創設に貢献。その後MK2社やCelluloid Dreams社とも関わるようになり、テレビ部門を指揮、発展させる。2004年、UMEDIA/UDI- URBAN DISTRIBUTION INTERNATIONAL社を創設。2006年、編集、ミックス、ダビング、字幕に特化したポストプロダクション会社GOMEDIA社を創設。2011年、URBAN FACTORY社を立ち上げ、長編映画の国際共同製作などを手掛けている
注:このほか、ベルリン国際映画祭(ベルリナーレ・タレンツ)より、クリスティーネ・トロストルム氏(プロジェクト・マネージャー)もメイン講師として参加します。