2019年11月18日 公募レビューより選出された永谷氏、朴氏の劇評を公開しました。
永谷聡基氏:消費から制作へ。うつろいが呼ぶ「物語る力」
朴建雄氏:「もう感じない」を感じる
2019年11月5日 佐々木敦氏による「響きあうアジア2019」の総評を公開しました。
佐々木敦――誠実な野心に支えられた祭典「響きあうアジア2019」
2019年11月27日 内野儀氏による「響きあうアジア2019」の総評を公開しました。
内野儀――イベント主義から遠く離れて―「響きあうアジア2019」のいくつかの企画について
※追加公演決定!!
大好評につき全公演完売となっていましたが、この度、追加公演が決定しました。
6月27日(木曜日)12時より チケット発売します。
※一般・各種割引のみ(セット券はありません)
チケットのお求めは『プラータナー:憑依のポートレート』特設サイトより。
タイ文壇注目のウティット・ヘーマムーン氏の小説を岡田利規氏が舞台化。バンコク、パリを経ての日本初演
「響きあうアジア2019」プログラムの一つとして、『プラータナー:憑依のポートレート』を上演します。
2018年8月にバンコクで世界初演、同年12月には「ジャポニスム2018」の一環でパリでも上演された同作品は、タイ現代文学の最前線を担う小説家ウティット・へーマムーン氏の新作を岡田利規氏が舞台化したもので、今回が日本初演となります。
1990年代初頭から2016年のタイに生きる芸術家の半生と性愛遍歴を描きながら、芸術家を取り巻く社会、歴史や政治変遷が投影されます。同じく芸術家であり同世代でもある岡田氏とウティット氏に加え、セノグラフィーにcontact Gonzoの塚原悠也氏を迎え、タイの俳優、日本とタイ両国のスタッフと共に制作されました。ほぼ3年の月日をかけた、渾身の国際共同制作となりました。
原作 ウティット・へーマムーン
タイ現代文学の最前線を走る小説家として国際的に注目を集める。ビジュアル・アーティストとしても活動。2014年には京都での滞在経験をもとに執筆した小説『残り香を秘めた京都』発表。『ラップレー、ケンコーイ』で東南アジア文学賞、セブン・ブック・アワード受賞。
ウティット・ヘーマムーン氏にインタビューをした特集記事「アジア・ハンドレッズ」
ウティット・ヘーマムーン――ひとりの物語から、拡張する芸術へ
脚本・演出 岡田利規
演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰。活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ、国内外で作品発表・創作を行う。『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞受賞。小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が第二回大江健三郎賞受賞。
セノグラフィー・振付 塚原悠也
2006年「contact Gonzo」結成。「痛みの哲学、接触の技法」を謳う、殴り合いのようにも見える即興的な身体の接触を展開、海外のフェスティバルや劇場での活動も多い。身体・空間・映像など様々な手法による表現は、常に話題を集める。
出演
ジャールナン・パンタチャート
ケーマチャット・スームスックチャルーンチャイ
クワンケーオ・コンニサイ
パーウィニー・サマッカブット
ササピン・シリワーニット
タップアナン・タナードゥンヤワット
ティーラワット・ムンウィライ
タナポン・アッカワタンユー
トンチャイ・ピマーパンシー
ウェーウィリー・イッティアナンクン
ウィットウィシット・ヒランウォンクン
公演情報
日時 | 2019年6月27日(木曜日)から7月7日(日曜日)
6月27日(木曜日)18時 ※上演時間:240分(休憩20分含む) |
---|---|
会場 |
東京芸術劇場 シアターイースト(地下1階) アクセス JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分 駅地下通路2b出口と直結 |
チケット料金 | 全席指定・税込 一般前売:4,000円、当日:4,500円 29歳以下*:2,500円、学生*:1,500円、障がいをお持ちの方*:1,500円 ※前売・当日ともに同料金。証明書を受付にて要提示 ※学生は専門学校生、大学院生、学部生、その他小中高生 【『プラータナー』『フィーバー・ルーム』セット券 7,000円】※セット券は完売しました。 その他にも各種割引料金があります。詳細は特設サイト( https://www.pratthana.info/)をご参照ください。 |
チケット発売日 | 4月21日(日曜日)10時 |
チケット取扱い | precog(Peatix) http://precog-jp.net/tickets 東京芸術劇場ボックスオフィス チケットぴあ(Pコード:493548) ローソンチケット(Lコード:30013) |
問合せ | 株式会社precog TEL 03-6825-1223 E-mail:info@precog-jp.net |
主催 | 国際交流基金アジアセンター |
共催 | 東京芸術劇場 (公益財団法人東京都歴史文化財団) |
企画制作 | 株式会社precog |
製作 | 国際交流基金アジアセンター、株式会社precog、一般社団法人チェルフィッチュ |
作品制作助成 | アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、公益財団法人セゾン文化財団 |
協力 | チュラロンコーン大学文学部演劇学科、シーナカリンウィロート大学 College of Social Communication Innovation、Democrazy Theatre Studio、B-Floor Theatre、contact Gonzo、FAIFAI、Splashing Theatre Company、For What Theatre |
特設サイト
関連プログラム情報
ポストトーク
日時:7月3日(水曜日) 13時公演(17時終演)後に開催
場所:東京芸術劇場 シアターイースト
登壇者:ウティット・ヘーマムーン(原作)、岡田利規(脚本・演出)
ジャールナン・パンタチャート、ケーマチャット・スームスックチャルーンチャイ、 クワンケーオ・コンニサイ、 パーウィニー・サマッカブット、 ササピン・シリワーニット、 タップアナン・タナードゥンヤワット、 ティーラワット・ムンウィライ、 タナポン・アッカワタンユー、 トンチャイ・ピマーパンシー、 ウェーウィリー・イッティアナンクン、 ウィットウィシット・ヒランウォンクン(以上、出演俳優)
モデレーター: 中村茜(株式会社precog)
※他回のチケットを購入済みの方も、お席に空きがあれば本ポストトークにご入場いただけます。7月3日(水曜日)13時からの公演終演後、受付にてチケットをご提示の上、ご入場ください。
※日本語逐次通訳付き
『プラータナー』スクール
『プラータナー:憑依のポートレート』には、「観客の創造力を可視化する」ための参加型プログラムを下記の日程で行います。詳細は『プラータナー』特設サイトをご覧ください。
- [スクール1] WSファシリテーションレクチャー
日時:5月10日(金曜日) 午後6時から午後8時まで(開場は開始の30分前)
場所:FabCafe MTRL
住所:渋谷区道玄坂1丁目22-7道玄坂ピア2階
定員:40名
登壇者:臼井隆志(ワークショップデザイナー)、清水淳子(グラフィックレコーダー)、中村茜(株式会社precog) - [スクール2] グラフィックレコーディングWS ※好評につき募集終了しました。
時間:6月2日(日曜日) 午後2時から午後5時まで(開場は開始の30分前)
場所:山吹ファクトリー
住所:新宿区山吹町341-4 博龍ビル3階
定員:30名
登壇者:清水淳子(グラフィックレコーダー)、臼井隆志(ワークショップデザイナー)、中村茜(株式会社precog)
関連書籍情報
本公演の関連書籍が刊行されます。
- 原作小説『プラータナー 憑依のポートレート』
ウティット・ヘーマムーン 著/福冨渉 訳。河出書房新社より6月24日発売予定
購入予約受付中:http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309207681/【刊行記念トークイベント】
登壇者:ウティット・ヘーマムーン(小説家)、岡田利規(劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)
日時:6月22日(土曜日)午後7時30分から(午後7時開場)
場所:ジュンク堂書店 池袋本店
東京都豊島区南池袋2-15-5 Googlemap
入場料:1,000円(要事前予約、ドリンク付)※会場の4階喫茶受付でお支払いください。※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、下記へご連絡をお願い致します。
イベントに関するお問い合わせ、ご予約はジュンク堂書店池袋本店(TEL:03-5956-6111)へお願いいたします。 - 公演記録集『憑依のバンコク オレンジブック』
ウティット・ヘーマムーン 著、岡田利規 著。白水社より 6月28日発売予定 -
【原作小説・公演記録集出版&東京公演開催記念イベント】
「舞台と小説の交感――『プラータナー 憑依のポートレート』『憑依のバンコク オレンジブック』出版&東京公演開催記念」登壇者:ウティット・ヘーマムーン、岡田利規、福冨渉
司会:上田洋子
日時:7月2日(火曜日)午後7時から午後9時30分まで
場所:ゲンロンカフェ
東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F Googlemap
チケット:一般前売券 2,600円 一般当日券 3,100円 (Peatix取扱)
インターネット中継(ニコニコ生放送): 一般1,000円
https://live.nicovideo.jp/gate/lv320646237詳細はゲンロンカフェウェブサイトをご確認ください。
https://genron-cafe.jp/event/20190702/
長文レビュー公募
※選出された永谷氏、朴氏の劇評を公開しました。
永谷聡基氏 消費から制作へ。うつろいが呼ぶ「物語る力」
朴建雄氏 「もう感じない」を感じる
『プラータナー:憑依のポートレート(舞台版、小説版)』では、この作品がどのような点で「“私たちの物語”であるか?」あるいは「ありえないか?」という問いについて、批評的に応答する劇評・書評を募集しています。
美術史、舞台芸術史、社会史、政治史、などの論点から展開される、公演の劇評および原作小説の書評が応募の対象です。
選出作は、日英翻訳の上、国際交流基金アジアセンター特集記事「アジア・ハンドレッズ」に掲載されますので、ぜひご応募ください。
アウトライン(800字)提出締切:2019年7月21日(日曜日)
その他詳細については、AWRDウェブサイト(以下)をご覧ください。
https://awrd.com/award/pratthana_review_2
「響きあうアジア2019」とは
国際交流基金アジアセンターは、活動5年目の結晶として、日本と東南アジアの文化交流事業を幅広く紹介する祭典、「響きあうアジア2019」を開催いたします。国を超え共に創り上げた舞台芸術、映画から、東南アジア選手による混成サッカーチーム「ASIAN ELEVEN」と日本チームとの国際親善試合、“日本語パートナーズ”のシンポジウムまで、お互いの文化が刺激しあって生まれた珠玉のイベントの数々を楽しめる機会です。この祭典は、国際交流基金アジアセンターがこれまで5年にわたり行ってきた相互交流の成果を振り返るとともに、日本と東南アジアとの関係をさらに深めるための起点となることでしょう。
「響きあうアジア2019」は、東南アジアでも展開予定です。
本事業はbeyond2020の認証事業です。