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国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
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映画上映&トークショー インドネシア&タイ 映画におけるフォークロアとファンタジー

日本

「『サタンジャワ』サイレント映画+立体音響コンサート上映」プレイベント
ガリン・ヌグロホ(『サタンジャワ』)、アピチャッポン・ウィーラセタクン(『フィーバー・ルーム』)の初期傑作を上映!

「響きあうアジア2019 『サタンジャワ』サイレント映画 + 立体音響コンサート」のプレイベントとして、ガリン・ヌグロホ監督(インドネシア)の初期傑作『天使への手紙』を上映します。トークショーでは「『サタンジャワ』サイレント映画 + 立体音響コンサート」の音楽・音響デザインの森永泰弘氏と批評家・金子遊氏をゲストに迎え、進行中の音楽制作のプロセスやガリン・ヌグロホ監督の作品世界について語っていただきます。あわせて、「響きあうアジア2019 『フィーバー・ルーム』」東京公演を控えるアピチャッポン・ウィーラセタクン監督(タイ)の長編第一作『真昼の不思議な物体』も上映します。

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イベント詳細

日時 2019年6月21日(金曜日)16時30分から21時(開場16時)
会場

アテネ・フランセ文化センター アクセス
東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ 4階 Googlemap

入場 無料。事前予約不要 (先着順 ※定員130名)
問合せ

国際交流基金アジアセンター 文化事業第1チーム(担当:高橋、森宗)
jfac_film@jpf.go.jp

主催 国際交流基金アジアセンター

プログラム

16時 開場
16時30分 『真昼の不思議な物体』上映(83分)
18時30分 『天使への手紙』上映(118分)
20時30分 トークショー(30分)

上映作品

『真昼の不思議な物体』

監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン/タイ/2000年/モノクロ/35mm/83分/フィルム提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭

映画『真昼の不思議な物体』ワンシーン画像

撮影クルーはタイ北部から南下しながら、出会った地元の人々にそれぞれの言葉で「足の悪い少年と家庭教師の話」という物語を次々と語らせ、演じさせてゆく。山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション優秀賞・NETPAC特別賞ほかを受賞したアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の長編第一作。

『天使への手紙』

監督:ガリン・ヌグロホ/インドネシア/1993年/カラー/35mm/118分

スンバ島の古い習慣が残る村に住む少年ルワは、悩み事があると天使に手紙を書き、返事を受け取る。やがて他の村との争いが勃発する。ドキュメンタリー・タッチの力強い映像が評価され、第7回東京国際映画祭ヤングシネマ部門ゴールド賞受賞をはじめ、多くの映画祭で世界的名声を確立したガリン・ヌグロホ監督の長編第二作。

トークショー登壇者

森永泰弘 Yasuhiro Morinaga

森永氏の写真
(C)Takashi Arai

「『サタンジャワ』サイレント映画 + 立体音響コンサート」音楽・音響デザイン。
東京藝術⼤学⼤学院を経て渡仏。帰国後は芸術・⾳楽⼈類学的な視座から世界各地をフィールドワークし、楽器や歌の初源、儀礼や祭祀のサウンドスケープ、都市や集落の環境⾳をフィールドレコーティングして⾳源や作品を発表している。また、映画・舞台芸術・展⽰作品等のサウンドデザインや⾳楽ディレクションを中⼼に、企業やアーティストとコラボレーションを⾏うconcreteを設⽴し、国内外で活動している。これまで世界三⼤映画祭(カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭)で⾃⾝が関わった作品等が発表されている。
www.the-concrete.org

金子 遊 Yu Kaneko

批評家・映像作家。多摩美術大学准教授。『映像の境域』(森話社)でサントリー学芸賞<芸術・文学部門>。他の著書に『辺境のフォークロア』(河出書房新社)、『混血列島論』(フィルムアート社)、『ドキュメンタリー映画術』(論創社)など。編著に『クリス・マルケル』(森話社)、『アピチャッポン・ウィーラセタクン』(フィルムアート社)、『映画で旅するイスラーム』(論創社)ほか。平成28 (2016) 年度国際交流基金アジア・フェローシップにより、タイとカンボジアにおける調査を行なった。