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オンライン・アジアセンター寺子屋第7回 「日本映画をアジアへ届けたい ~Japanese Film Festival(JFF)のこれまで~」(YouTube)
国際交流基金アジアセンターは、オンライン・アジアセンター寺子屋シリーズ第7回(2021年度第1回)として、8月4日(水曜日)18時から「日本映画をアジアへ届けたい ~Japanese Film Festival(JFF)のこれまで~」をYouTubeで配信します。
国際交流基金は、1972年の設立以来日本映画を通じた日本文化紹介事業を世界各国で実施してきました。その経験と知見をもとに、2016年には、ASEAN諸国およびオーストラリアを対象に、強い集客力を持つ日本映画の総合プラットフォーム構築を目指して「JFF(Japanese Film Festival)アジア・パシフィック・ゲートウェイ構想」を発足させました。各国における日本映画祭の開催とオンラインによる発信を通じて、根強い日本映画ファンを確実に増やしてきており、現在は対象国を14か国に拡大して「JFFネットワーク」として実施しています。
今回のオンライン・アジアセンター寺子屋では、このJFFを取り上げます。過去に各国の日本映画祭に参加した皆さんをお招きし、JFFでのエピソードを語っていただくとともに、JFFをともに作ってきた海外の共催団体の声も交え、日本映画を通じたアジアの人々との交流の意義と可能性を探ります。新型コロナウイルスの世界的感染拡大によりJFFも日本映画界も大きな転換期を迎えることになりましたが、これによって可視化された課題と、この時代だからこそ可能な映画を通じた国際交流、文化交流のあり方について議論を深めます。
イベント詳細
日時 | 2021年8月4日(水曜日)18時から19時35分(予定) |
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言語 | 日本語 |
登壇者 |
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視聴 | 無料 |
配信URL | The Japan Foundation Live(YouTube) https://youtu.be/qE2X5Q-hHUw |
主催 | 国際交流基金アジアセンター |
問合せ | 国際交流基金アジアセンター 文化事業第2チーム Tel:03-5369-6045 |
登壇者プロフィール
桝井 省志(映画プロデューサー、アルタミラピクチャーズ代表取締役、東京藝術大学大学院教授)
上智大学卒業後、大映に入社。プロデューサーデビュー後に独立し、周防正行監督と共に映画製作会社「アルタミラピクチャーズ」を設立する。『Shall we ダンス?』(1996)にて日本アカデミー最優秀賞を全部門で受賞、全世界で公開された。その後、『がんばっていきまっしょい』(1998)、『ウォーターボーイズ』(2001)、『スウィングガールズ』(2004)、『それでもボクはやってない』(2007)、『ハッピーフライト』(2008)、『ロボジー』(2012)、『舞妓はレディ』(2014)など、周防正行監督、矢口史靖監督作品を中心に数多くの劇映画をプロデュースする。最新作は矢口史靖監督のミュージカルコメディ『ダンスウィズミー』(2019)、日本のサイレント映画時代の活動弁士を描く『カツベン!』(2019)。東京藝術大学大学院で後進の育成にもあたる。
石井 裕也(映画監督)
1983年生まれ、埼玉県出身。大阪芸術大学の卒業制作『剥き出しにっぽん』でPFFアワードグランプリを受賞。アジア・フィルム・アワード第1回エドワード・ヤン記念アジア新人監督大賞を受賞後、商業映画デビューとなった『川の底からこんにちは』(2010)がベルリン国際映画祭に正式招待され、モントリオール・ファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞、ブルーリボン監督賞を史上最年少で受賞した。2013年の『舟を編む』では第37回日本アカデミー賞にて、最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞。2017年には『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』を発表し、第91回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画ベスト・テン第1位を獲得するなど国内の映画賞を席巻した。また、第12回アジア・フィルム・アワードで監督賞を受賞するなど国外でも高い評価を得た。2021年には『アジアの天使』、『茜色に焼かれる』が公開された。
高良 健吾(俳優)
1987年生まれ。2006年に映画『ハリヨの夏』で銀幕デビュー。2012年『軽蔑』で日本アカデミー賞新人俳優賞、2013年『横道世之介』でブルーリボン賞主演男優賞受賞。 近年の出演作品には2021年『あのこは貴族』『くれなずめ』など。現在、NHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演中。
ケネス・タン(シンガポール・フィルム・ソサエティー チェアマン)
映画鑑賞の促進を目的とした、シンガポールで最も長い歴史を持つ国立機関であるシンガポール・フィルム・ソサエティーにて1984年よりチェアマンを務める一方、MediaCorp TV社、MediaCorp Radio社、シンガポール最大のシネマチェーンであるGolden Village社を率いてきた。全国映画委員会委員長、シンガポール政府メディア開発庁の最高執行責任者としての任を9年間務めた。彼の携わった初期のプロジェクトの1つが1983年開始の日本映画祭である。日本映画に懸ける知識と情熱が、22回にも及ぶ日本訪問を実現させた。
シャーマン・ホー(シンガポール・フィルム・ソサエティー パートナーシップ・ディレクター)
2012年より同団体に所属、多くの重要なプロジェクトを成功に導いてきた。プロジェクトの例として、Japanese Film Festival(JFF)、MINDS Film FestivalやACCA Ethics Film Festivalなどがある。映画に興味を持つ人が誰でも参加でき、映画から学びを得られるようなインクルーシブな映画コミュニティの創生を大きなモチベーションとして活動している。
許斐 雅文(国際交流基金 映像事業部 企画役、JFFネットワーク/JFF Plus プロデューサー)
1993年から2014年まで国際交流基金シドニー日本文化センターにて文化芸術事業を担当。1997年オーストラリア日本映画祭(国際交流基金主催)をスタートし、2014年までフェスティバルディレクターを兼務。2015年、アジアセンター(本部)で新事業「JFFアジア・パシフィック ゲートウェイ構想」を発足させた。
オンライン・アジアセンター寺子屋シリーズ
2020年度
第1回「コロナの時代でも国境を越えて人は繋がる ~新しいかたちの国際文化接触の可能性~」
第2回「今、サッカーだからできること ~Jリーグ各クラブによる東南アジアでの活動から~」
第3回「コロナ時代における映画制作の課題 ~日本、インドネシア、中国の現場から~」
第4回「日本とアジアのサッカーのこれから ~サッカー指導者の長期派遣事業から考える~」