TPAM(国際舞台芸術ミーティング in 横浜)プログラムのひとつ、TPAMディレクションは、アジアと世界の舞台芸術の最新動向を伝える公演プログラムです。ここでは、サウンドアーティストの恩田晃によるディレクションと、インドネシアのダンサー・振付家のエコ・スプリヤント『ソルト』について紹介します。
恩田晃ディレクション:ホセ・マセダ作曲『カセット100』、『5台のピアノのための音楽』、『2台のピアノと4本の管楽器』
恩田晃は、TPAM2019での上演に向けて、フィリピンの作曲家ホセ・マセダ(1917-2004)に関するリサーチを行ってきました。
『カセット100』(1971)は、カセット・プレーヤー(近年はMP3プレーヤーで代用)を手に、100人の参加者がシンプルな振り付けをもとに、民族楽器の演奏や声が録音されたテープを再生しながら空間の中を回遊するというパフォーマンス作品です。
『5台のピアノのための音楽』(1993)は、ピアニストの高橋アキの依頼により書かれた初のピアノ作品です。これに加え『2台のピアノと4本の管楽器』(1996)を、生前親交のあったジョゼフィーノ・チノ・トレドの指揮、高橋アキ、高橋悠治ほか豪華メンバーによる演奏で上演します。
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エコ・スプリヤント『ソルト』
エコ・スプリヤントは、これまでのTPAMにおいて、インドネシア、北マルク県の若者たちと共に伝統的な戦いの踊りを再解釈し新たに文脈づけた『Cry Jailolo』(TPAM2015)及び『Balabala』(TPAM2017)を上演しました。その後、当作品は世界各国で上演され、国際的に評価されています。今回は、この3部作を完結する、振付家自身によるソロ作品『ソルト』(2017)を上演します。
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イベント概要
ホセ・マセダ作曲『カセット100』(1971)(TPAM2019 恩田晃ディレクション)
プログラム詳細
ホセ・マセダ作曲『5台のピアノのための音楽』 (1993)、『2台のピアノと4本の管楽器』(1996) (TPAM2019 恩田晃ディレクション)
プログラム詳細
日時 | 2019年2月11日(月曜日・祝日) 午後6時から |
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会場 | |
チケット | 一般:4,000円、プロフェッショナル:2,000円 |
チケットに関する 問合せ |
Peatix https://peatix.com/event/583692/ チケットかながわ 窓口:KAAT神奈川芸術劇場 TEL: 0570-015-415 (午前10時から午後6時まで) http://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/detail?id=35842 |
主催 | 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019 実行委員会 (国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC – 国際舞台芸術交流センター) |
助成 | 公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー |
協力 | 株式会社ヤマハミュージックジャパン、フィリピン大学民族音楽学研究所 |
エコ・スプリヤント『ソルト』
プログラム詳細
日時 | 2019年2月13日(水曜日) 午後7時から |
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上演時間 |
50分 |
会場 | |
チケット | 一般:3,500円、プロフェッショナル:1,500円 |
チケットに関する 問合せ |
Peatix https://peatix.com/event/583897/ チケットかながわ 窓口:KAAT神奈川芸術劇場 TEL: 0570-015-415 (午前10時から午後6時まで) http://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/detail?id=35842 |
主催 | 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019 実行委員会 (国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC – 国際舞台芸術交流センター) |
助成 | 公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー |
共同制作 | Ekosdance Foundation (Indonesia)、West Halmahera Regency (Indonesia)、deSingel Internationale Kunstcampus (Belgium)、Mousonturm (Germany)、AsiaTOPA (Australia)、NuArt Sculpture Park (Indonesia) |
※2月12日(火曜日)午後6時から、横浜市開港記念会館でトークイベント「エコ・スプリヤントの三部作:『Cry Jailolo』『Balabala』から『ソルト』まで」を行います。詳細はTPAMウェブサイトをご覧ください。
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?program=eko-talk
その他TPAMディレクションプログラムについては、TPAM公式ウェブサイトをご確認ください。
- タナポン・ウィルンハグン『退避』(2月10日~12日)
- ホー・ツーニェン『神秘のライ・テク』(2月12日、13日)
- ジンイ・ワン『ポスト資本主義オークション』(2月12日~14日)
- テーリ・テムリッツ『不産主義』(2月15日)
- ファーミ・ファージル、山下残『GE14』(2月16日、17日)
- ファイブ・アーツ・センター『仮構の歴史』(2月16日、17日)
- イルワン・アーメット『暴力の星座』(2月17日)
本事業はbeyond2020の認証事業です。