TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020 ダンス公演

日本

『イブイブ・ベルー:国境の身体』
(C)Michael Tae

2020年2月8日(土曜日)~2月16日(日曜日)に開催される「TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020」では、世界の舞台芸術の最新動向をいち早く反映する、多彩な舞台公演が上演されます。5年間に渡るアジア・フォーカスの節目となる今回は、舞台芸術の核心である「身体表現」に立ち戻り、ダンスを専門とするゲストディレクターが選んだ作品を、数多く上演いたします。
ここでは、TPAM公式公演プログラムである「TPAMディレクション」の中から、2作品をご紹介します。アジアと世界の同時代の舞台芸術が、一挙に横浜へ集うこの機会に、ぜひ皆様のご来場をお待ちしております。

fieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子 『nothing’s for something』
劇場外の様々な場所を、スリリングなパフォーマンス空間に変容させる、サイト・スペシフィック・ワークに取り組んできたfieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子が、TPAM2020で日本初演となるオリジナル作品を発表します。
今作『nothing’s for something』では、KAAT神奈川芸術劇場の空間を舞台に、身体、物体、ドローイング、音、光の振付を通して、「身体」と「それを取り囲むもの」の間に存在する「アフェクト(変様/情動)」を探究します。見えないものを可視化することを目指しながら、空間と時間が、あるひとつの「状態」から別のあり方へと移行する動きを明らかにしていく作品です。

エコ・スプリヤント 『イブイブ・ベルー:国境の身体』
『イブイブ・ベルー:国境の身体』は、インドネシアのダンサー/振付家エコ・スプリヤントが、ティモール島の伝統舞踊「リクライ」について2年間に渡り実施してきたリサーチの、到達点としての舞台作品です。国境により分断されたインドネシアの東ヌサ・トゥンガラ州と東ティモールの人々が、本来持っている親近性を、リクライの動き、リズム、歌、テキスタイルの伝統の探求を通して、明らかにします。東ティモール出身ダンサーを含む5人のダンサー自身と、彼女らの個人史に凝縮された記憶をリクライを通して表現することで、身体が、政治的境界に制約されながら、同時にそれを超えようともするものであるという逆説を提示します。

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TPAM2020公演プログラムのチラシ画像

イベント概要

fieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子 『nothing’s for something』
プログラム詳細

日時 2020年2月9日(日曜日)17時30分開演(17時受付開始、17時15分開場)
上演時間:60分
会場

KAAT神奈川芸術劇場 ホール アクセス
神奈川県横浜市中区山下町281 Google Map

入場 一般:3,500円、プロフェッショナル:1,500円
※チケット予約方法など詳細はTPAM公式ウェブサイトをご覧ください。
主催 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020 実行委員会
(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、
公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC – 国際舞台芸術交流センター)

エコ・スプリヤント 『イブイブ・ベルー:国境の身体』
プログラム詳細

日時 2020年2月12日(水曜日)19時開演(18時受付開始、18時15分開場)
上演時間:60分
※18時30分より、チケット購入者を対象としたプレトークを予定しています。
会場

KAAT神奈川芸術劇場 ホール アクセス
神奈川県横浜市中区山下町281 Google Map

入場 一般:3,500円、プロフェッショナル:1,500円
※チケット予約方法など詳細はTPAM公式ウェブサイトをご覧ください。
主催 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020 実行委員会
(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、
公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC – 国際舞台芸術交流センター)

その他TPAMディレクションプログラムについては、TPAM公式ウェブサイトをご確認ください。

  • リー・レンシン 『セクション19 – 地域でのダンス儀式』(2月8日~15日)
  • 劇団態変 『箱庭弁当』(2月9日~11日)
  • パドミニ・チェター 『哲学的実演 1&2』(2月10日~11日)
  • タナポン・ウィルンハグン 『退避』(2月12日~15日)
  • fieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子 『unannounced』(2月13日~15日)
  • 中間アヤカ 『フリーウェイ・ダンス』(2月14日~15日)
  • ピチェ・クランチェン 『No. 60』(2月15日~16日)
  • fieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子 + サラ・ヤンセン 『unwritten conversation』(2月16日)
  • 毛魚(モア) & アキラ・ザ・ハスラー/捩子ぴじん & 梅田哲也 ※タイトル後日発表(2月16日)

TPAM2020公式ウェブサイト

TPAM logo

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