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国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
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ベトナム映画の夕べ  ~歴史・女性・娯楽~

日本

上映作品の劇場公開タイトルが『サイゴン・クチュール』に決定しました!

国際交流基金アジアセンターは、「ベトナム映画の夕べ ~歴史・女性・娯楽~」と題したレクチャーおよび特別上映イベントを、アジア映画研究会、ムービー・アクト・プロジェクトと共同で開催します!

近年、注目を浴びているベトナム映画。トラン・アン・ユン監督の流れを汲む若手アート系監督が国際映画祭で注目されているほか、超絶アクションや幅広い娯楽作品も制作されるなど多様性を持った面白さで活況を呈しています。
イベントでは、東南アジア地域研究者の坂川直也氏を講師に迎え、複雑な歴史から生まれたベトナム映画の流れを紐解いていくほか、ゲストに宇田川幸洋氏(映画評論家)、浦川留氏(映画ライター)を迎え、夏目深雪氏(映画批評家/アジア映画研究会)のモデレートでベトナム娯楽映画について語っていただきます。
併せて、女優・監督と複数の顔を持ちながらベトナム映画を底上げしているゴ・タイン・バン氏製作・出演の映画『仕立て屋(仮題)』(『サイゴン・クチュール』)の特別上映を行います。 その歴史と女性のパワーに支えられたベトナム映画の面白さをぜひ体感してください。

↓クリックして全体をみる [PDF:773KB]

映画『仕立て屋(仮題)』の画像

イベント詳細

日時 2019年4月3日(水曜日)16時~20時40分(開場15時30分)
会場

アテネ・フランセ文化センター アクセス
東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ 4階 Google map

入場 無料。事前予約不要(先着80名)
主催 国際交流基金アジアセンター、アジア映画研究会、ムービー・アクト・プロジェクト
問合せ 国際交流基金アジアセンター 文化事業第1チーム(担当:山野)
E-mail:jfac_film@jpf.go.jp

本事業はbeyond2020の認証事業です。

プログラム

15時30分:開場
16時:開会ご挨拶・当日のご案内
16時5分:レクチャー「ベトナム映画史~南北の歴史から紐解く~」坂川直也氏
16時55分:休憩
17時:レクチャー「ベトナムアクション映画の興隆~ゴ・タイン・バンを中心に~」坂川直也氏
17時50分:休憩
18時:鼎談「ベトナム娯楽映画の魅力」坂川直也氏×宇田川幸洋氏×浦川留氏、モデレーター・夏目深雪氏
18時50分:休憩
19時:特別上映 映画『仕立て屋(仮題)』(『サイゴン・クチュール』)

レクチャー登壇者

講師:坂川直也(さかがわ なおや)

東南アジア地域研究者。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科研究指導認定退学。ベトナムを中心に東南アジアの映画史を研究している。論文に「ベトナム 革命イデオロギーから夢と笑いへ:B級映画都市サイゴンの復活」や「サイゴン新世代がつくる「英雄」たち──現代ベトナムにおけるヒーローアクション映画をめぐって」など。大阪大学非常勤講師。

特別ゲスト:宇田川幸洋(映画評論家)、浦川留(映画ライター)

モデレーター:夏目深雪(映画批評家/アジア映画研究会)

特別上映作品

『仕立て屋(仮題)』(『サイゴン・クチュール』)
Co Ba Sai Gon (英題:The Tailor)

ベトナム/2017年/100分/Blu-ray/日本語字幕

映画『仕立て屋(仮題)』のワンシーンの画像

監督:チャン・ビュー・ロック、グエン・ケイ
出演:ニン・ズーン・ラン・ゴック、ゴ・タイン・バン
字幕協力:大阪アジアン映画祭
作品解説:1969年のサイゴン。9代続いたアオザイの仕立て屋の娘ニュイは、60年代の新しいファッションに夢中でアオザイを古いと嫌い、母と対立していた。そこから48年後の未来、2017年にタイムスリップしたニュイは、自殺を図ろうとしていた落ちぶれた自分に対面。なんとか店を立て直すべく奔走が始まる。釜山国際映画祭をはじめ、アジアフォーカス・福岡国際映画祭(国際交流基金アジアセンター共催。同映画祭では『仕立て屋 サイゴンを生きる(The Tailor)』の題名で上映)など、多くの映画祭に招待された。