ASIA center | JAPAN FOUNDATION

国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
心と心がふれあう文化交流事業を行い、アジアの豊かな未来を創造します。

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国際交流基金アジアセンター美術セミナー I キュレーター・トーク「『他人の時間』を旅する」

日本

(画像上部)クイーンズランド州立美術館|現代美術館での展示風景(画像下部左より)東京都現代美術館での展示風景(Photo:Shiigi Shizune)、国立国際美術館での展示風景(Photo: Kazuo Fukunaga)、シンガポール美術館での展示風景(Image Cortesy of Singapore Art Museum)

国際交流基金アジアセンター共催で、2015年4月11日東京都現代美術館から開始した「他人の時間」展は、国立国際美術館、シンガポール美術館を巡回し、クイーンズランド州立美術館|現代美術館を最後に、2016年9月18日全日程を終了します。

本展が開催された日本、シンガポール、オーストラリアでは、1990年代からアジア地域の現代美術に関する紹介や研究が継続的に行われてきました。そのような中で、今回の協働作業は、私たちそれぞれの「アジア」に対する眼差しはどのように更新しうるのかという問いを出発点としていました。それは、つながっているようで差異に満ちたこの地域の文化や、そこに住まう人々を、共通項を設けて一括りに捉え直そうとするのでなく、むしろ、他者との境界を揺るがし続ける多元的な歴史や、互いに作用しながら変容する社会について探る作品を通じて、私たちが互いにどのような眼差しを投げかけているのかを問うことを目的としたのです。すなわち4館での開催は、各館キュレーターによる自国の観客に向けての問いかけでもあったわけです。

本トークでは、それぞれ各国/各地でどのような反応や評価があったのかを報告していただくとともに、アジア太平洋地域で開催される同種の、地域の美術を対象にした展覧会を企画・実施することの意義と様々な困難さを語っていただきます。ディスカッションではみなさまの積極的なご参加をお待ちしています。

出席者

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崔敬華

(東京都現代美術館学芸員)

橋本梓

(国立国際美術館主任研究員)

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ルーベン・キーハン

(クイーンズランド州立美術館|現代美術館アジア美術部門キュレーター)

イベント詳細

タイトル 国際交流基金アジアセンター美術セミナー I
キュレーター・トーク「他人の時間」を旅する」
"Time of others": notes from the road
日 時 2016年10月3日(月)19:00-21:00
会 場 国際交流基金アジアセンター 会議室702-703号室
(〒160-0004 東京都新宿区四谷4-16-3  7階)>>アクセス
※アジアセンターは8月22日に移転しましたのでご注意ください。
言 語 日本語(一部英語逐次通訳有り)
入場料 無料
*事前申込制(定員30名/先着順)
申込方法 メールの件名を「10/3セミナー申込み」として、本文にお名前(ふりがな)、ご所属を下記メールアドレスまでお送りください。
jfac_visual_arts@jpf.go.jp
主 催 国際交流基金アジアセンター
お問い合わせ先 国際交流基金アジアセンター文化事業第1チーム
Tel:03-5369-6140(平日9:30~18:00)、jfac_visual_arts@jpf.go.jp
(担当:古市、大角)