公演レポート
音楽祭のトップバッターを飾ったのは倖田來未。ヒット曲「愛のうた」から一転、「POP DIVA」では自身の持ち味でもあるアグレッシブなダンスを見せ、音楽祭の開始にふさわしい華やかなパフォーマンスとなった。
続くベトナムのドン・ニーは幻想的な演出と共に、フューチャー・ベースの要素を取り込んだ「Kẹt Nguyệt」「Xin lỗi anh quá phiề」を披露。
ミャンマーの国民的スター・サイサイカムレンは、コラボレーターのMAUNG MAUNG PYAE SONEと共に、ピースフルなラップ・ナンバー「Thinkarya ta chin ta pote」「Yee Zar Sar」のパフォーマンスを見せた。
ブルネイのファクルル・ラジは自身のヒット曲「DAMBA」などを圧巻の歌唱力で送り出し、エキゾチックな映像演出、観客へのコール&レスポンスで会場の注目を集めた。
インドネシアを代表するジャズシンガー・アンディンは、温かみのあるスロー・ナンバー「Indahnya Dunia」と壮大なスケールの「Together We Will Shine」での、繊細さと迫力を兼ね備える歌声で大きな存在感を残した。
三浦大知は、2018年の日本の音楽シーンを代表する傑作アルバム『球体』から「世界」、映画「ドラゴンボール超 ブロリー」テーマソングとして国を超えて親しまれる「Blizzard」を披露、会場でも手拍子が沸き起こった。
ラオスでマルチに活躍するシンガー・アレクサンドラは自身が得意とするバイオリンと共に、「The sun will shine again」ほか流麗なバラード・ナンバー2曲を披露。
タイの人気デュオ・NEW&JIEWは爽やかなディスコ・チューンの「Row Took Sahng Mah Pur Gun Lae Gun」とバラードの「Mai Ruk...Mai Taung」で、タイ・ポップの持つ清涼感を観客に印象付けた。
EXILE ATSUSHIは自身がボーカルを務めるバンドユニットRED DIAMOND DOGS名義の「Memory Rain」と新曲で初披露となる「GOOD VIBES」の2曲を歌唱。MCからは「King of J-POP」と紹介される一幕もあり。
ベトナムのチョン・ヒエウは、ファンク・ナンバー「Say Ah」での抜群のダンスとポップ・センスの高さで観客を魅了し、同じくベトナムのヌー・フック・ティンはEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)要素の強いヒット曲「Wanna stay in love」でエッジの利いたパフォーマンスを披露。会場の盛り上がりは最高潮に達した。
最後に、総合プロデューサーの杉良太郎は、ベトナムの人々との触れ合いを収めた数々の映像をバックに、新曲「愛の一滴」を披露し、音楽にのせて自身のメッセージを強く訴えかけた。
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- 出演者からのメッセージ