国際交流基金では、大学とインターンシップの受け入れに関する協定を結び、多くのインターン(学部生・院生)を受け入れています。インターン制度は私たち基金スタッフにとっても、より多くの人に当基金の業務を身近に経験し、その趣旨と内容について理解を深めていただける、貴重な機会です。
今回は、アジアセンター文化事業第2チームでのインターンシップを終えた菱山亜蘭さんのレポートをご紹介します。
アジアセンターで2週間インターンシップをさせて頂いた、菱山亜蘭です。幼少期に海外での滞在経験があり、日本がどのようにして海外と国際交流をしているかに興味を持ち、応募しました。
僕が一番印象に残ったのは、古屋部長にお話を頂いた事でした。国際交流基金の歴史や具体的な活動内容をうかがった後に、目標を持つことの大切さについて教えて頂きました。特に、国際交流の分野では、成果が数字にはすぐに表れず、時間がかかるという特徴があります。古屋部長からは、国際交流基金やプロジェクトと共に、自分なりの目標を持つことをおすすめして頂きました。
実際に行った業務の中には、国際交流基金のプロジェクトに使う資料の翻訳(英日、日英)、及び、パワーポイントの作成やイベントの調査、テープの書き起こしなどがありました。プロジェクトの概要や目標などについて話し合いをする機会を何度も設けて頂き、常に目標を意識する環境がある仕事場だと感じました。また、自分の作業をする時も、国際交流する相手の立場だったらどうしたら分かりやすいか、またどんなことに興味があるのかを想像する事を心掛けました。今まで学校やアルバイトなど、自分の身の回りのコミュニティーについて考えたことはありましたが、今回はその規模が国、人種、言語を超えて広がり、とてもやりがいのある仕事であると実感しました。
その他にも、海外の知識人を招いた講演会でのお手伝いをしたり、文化イベントへの参加をしたり、職員の方々にお昼のランチなどにも誘って頂きました。多くの方々に出会い、色々な体験や様々なお話しをする機会を設けて頂きました。これらの経験を通して、自分の将来像を考える新たなきっかけになったと思います。関わって下さり、お話をさせて頂いた全ての皆様に心から感謝申し上げます。