ASIA center | JAPAN FOUNDATION

国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
心と心がふれあう文化交流事業を行い、アジアの豊かな未来を創造します。

MENU

ref:now-toward a new media culture in asia メディアアート交流事業

シンガポール, 日本

メディア技術が浸透し、複数の他者と瞬時につながるようになったネットワーク社会では、空間と時間、既存の文化領域を越えたダイナミックな発想がある一方で、そこには個人の認識と経験に基づくリアリティも共存しています。テクノロジーを主題/技法とする表現や、ネットワークによって形成される新たなコミュニティやムーブメントには、こうした複雑化する社会と私たちを取り囲む情報環境を理解し、個人のアイデンティティと地域固有の文化・社会を共有する手がかりが見えてきます。

本プロジェクトは、今後ますます発展が期待されるアジアのクリエイティブシーンに注目し、展覧会、ワークショップ、国際シンポジウムやパフォーマンスなどのさまざまなプログラムを展開することで、アジアにおける次世代間の交流・協働を促進しました。多彩なプロジェクトを通じ近代的な芸術観をずらすような新たな創造性にアプローチすることで、グローバル化によって変容する社会と私たちの“現在(now)”を“参照(reference)”することを目指しました。

https://refnow.jfac.jp/

2017年度、2018年度および2019年度の本事業はbeyond2020の認証事業です。

2019年度

第4回メディアアート国際シンポジウム「メディア文化のオープンネス――協働、ネットワーキング、文化交流に向けて」

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]とともに、“アート&テクノロジー”をテーマとする第4回メディアアート国際シンポジウムを、展覧会「開かれた可能性――ノンリニアな未来の想像と創造」の関連イベントとして実施

シンポジウムの写真
Photo courtesy: NTT InterCommunication Center [ICC]

【報告書】
第4回メディアアート国際シンポジウム「メディア文化のオープンネス――協働、ネットワーキング、文化交流に向けて」報告書を公開

展覧会「Open Possibilities: There is not only one neat way to imagine our futures/開かれた可能性――ノンリニアな未来の想像と創造」

日本において1990年代からメディアアートを中心に紹介してきたNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]と、東南アジア域内のキュレーターを含めた共同キュレーションによる展覧会をシンガポールと東京で開催

【ダイジェスト映像】
開かれた可能性——ノンリニアな未来の想像と創造(YouTube)

展覧会の写真1
展覧会の写真2
(右写真)東京会場 Photo: KIOKU Keizo
写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]

音楽プログラム「Imaginary Line」

様々な都市の音楽家と映像作家、美術作家が参加し、国際協働制作による3作品のミュージックビデオをオンラインで発表、さらにプロジェクト最後となるライブ公演を東京で開催。

ライブ公演の写真
Photo: Jun Yokoyama

【ミュージックビデオ】

【Asia Hundredsトークイベント抄録】
「Bordering Practice」と「Imaginary Line」――交錯するアジアのエレクトロニックミュージックシーン

2018年度

第3回メディアアート国際シンポジウム「インターネット以降の文化形成―創作、発信、ネットワーク―」

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)と共催し、“アート&テクノロジー”をテーマにした第3回国際シンポジウムを開催。文化形成のプロセスを、創作、発信、そしてネットワークという一連の流れから検証した。

シンポジウムの写真

【報告書】
第3回メディアアート国際シンポジウム「インターネット以降の文化形成―創作、発信、ネットワーク―」報告書を公開

Indonesian Netaudio Festival 2018パートナープログラム
企画展「Internet of (No)Things―遍在するネットワークと芸術の介入」、音楽プログラム

インドネシア・ジョグジャカルタで開催した「Indonesian Netaudio Festival 2018―Sharing Over Netizen Explosion」において国際交流基金アジアセンター主催の展覧会と音楽プログラムを開催。

展覧会会場の写真
コンサートの写真
Photo: Swandi Ranadila
写真提供:Indonesian Netaudio Festival

音楽プログラム「Bordering Practice 2019」

ジャカルタにて日本・フィリピン・インドネシアのアーティストによる協働制作と、ジャカルタ・ホーチミン・ハノイの巡回ツアー「Bordering Practice 2019」を実施。

レジデンスで参加者たちが話をしている写真
Photo: Jun Yokoyama

【ダイジェスト映像】
Bordering Practice 2019―Live performance tour to Ho Chi Minh City and Hanoi(YouTube)

【Asia Hundredsインタビュー】
tomad×similarobjects×Rezky Prathama Nugraha――交錯するアジアのエレクトロニックミュージックシーン

2017年度

WSK AXIS 2017パートナープログラム
企画展「INTERSTICES: Manifolds of the In-between」、Electronic Music Showcase「x-pol: Buwan Buwan × Maltine」

2009年よりマニラで開催されているフェスティバル「WSK−The Festival of Recently Possible」と協働し、国際交流基金アジアセンター主催の特別企画展と音楽プログラムを開催。

屋外での企画展の写真
コンサートの写真
(右写真)Photo: Tamio Iwaya (GraphersRock)

MeCA | Media Culture in Asia: A Transnational Platform

一般社団法人TodaysArt JAPAN/AACTOKYOと共催で、メディアカルチャーをテーマとした日本初のプラットフォーム機能をもつ国際イベント「MeCA | Media Culture in Asia: A Transnational Platform」を開催。展覧会、ワークショップ、音楽プログラム、シンポジウムなど、6つのカテゴリーでプログラムを展開した。

展覧会「self-reflexivity: Thinking Media and Digital Articulations」

展示作品の写真
Photo: Ryohei Tomita

音楽プログラム「Alternative SOUND + VISION」(WWW)、「Bordering Practice」(WWWX)

音楽プログラム会場の写真
Photo: Jun Yokoyama

公募型ワークショップ「BioCamp: Gardens as 'Biotechnik'」

一般社団法人TodaysArt JAPAN/AACTOKYOと共催で、“バイオテクノロジーとアート”をテーマに、国内外から広く参加者を集う公募型ワークショップ「BioCamp: Gardens as 'Biotechnik'」を開催

ワークショップを楽しんでいる参加者たちの写真
Photo: Ryohei Tomita

【報告書】
「BioCamp: Gardens as ‘Biotechnik’」報告書を公開

第2回メディアアート国際シンポジウム「“アート&テクノロジー” ―創造・教育・アーカイブのために―」

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)と共催し、“アート&テクノロジー”をテーマにした第2回国際シンポジウムを開催。国内外のアートセンターやフェスティバルのさまざまな取り組みを紹介しながら、メディアアートの創造環境が現代社会のなかでどのように機能しているかを概観した。

シンポジウムで話をする登壇者たちの写真
Photo: Ryohei Tomita

【報告書】
第2回メディアアート国際シンポジウム「“アート&テクノロジー” ―創造・教育・アーカイブのために―」の報告書を公開

“アート&テクノロジー” 教育普及プログラム

第2回メディアアート国際シンポジウムの関連企画として、「社会」「身体」「メディアテクノロジー」 をテーマとする、メディア社会における創造性を学ぶ教育普及ワークショップを実施。

  • ワークショップ#1「Eye2Eye」
    講師:菅沼聖(山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター)、山岡大地(山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター)
  • ワークショップ#2「コトバ身体」
    講師:菅沼 聖(山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター)、山岡 大地(山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター)
  • ワークショップ#3「“元気グルーブ”-身近なものからレコードプレーヤーを作ろう!」
    講師:フランチェスカ・カサウェイ(WSK: Festival of the Recently Possible共同ディレクター)
  • ワークショップ#4「“グリッチテープ”―音と映像をつくり出すシンセサイザーを作ろう!」
    講師:アンドレアス・シアギャン(アーティスト、エンジニア)、ヌル・アクバル・アロファトゥラ(研究者)
ワークショップの写真
Photo: Ryohei Tomita

2016年度

メディアアート国際シンポジウム
「“アート&テクノロジー”―時代の変遷、同時代の動向、これからのプラットフォーム―」

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)と共催で、メディアアート表現の変遷と同時代の実践的な活動を紹介する国際シンポジウムを開催。

シンポジウムの写真
Photo: Kenichi Aikawa

【報告書】
メディアアート国際シンポジウム「“アート&テクノロジー”―時代の変遷、同時代の動向、これからのプラットフォーム―」の報告書を公開

展示企画「アジアのメディア・コンシャス―Lifepatch『ルマ(家)とハラマン(庭)』」

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]と共催し、インドネシアにおけるコミュニティ文化とテクノロジーの活用法をテーマに、ジョグジャカルタを拠点とするコレクティブLifepatchの活動を紹介。

展示の写真

【Asia Hundredsインタビュー】
「インドネシアのコミュニティ文化とシェアカルチャーの親和性 ――Lifepatchインタビュー」

ライブイベント「Neo Asian Pop Showcase」&トークイベント「Liquid Asian Pop Scene」

日本・フィリピン・アメリカからゲストを迎え、アジアの多様なポップカルチャーのイメージを発信するライブショーケースを開催。あわせて、各地域の音楽状況やコミュニティ、ネットレーベルの活動と関係性を紹介するトークイベントを実施。

ステージ上のアーティストたちの写真
トークイベントで話をする登壇者たちの写真
(右写真)Photo: Miyu Terasawa

ワークショップ「スライムシンセサイザー・シンフォニア」&「シンガポールの音をつかもう」

シンガポールで開催された「Maker Faire Singapore」にて、オリジナルの自作楽器を開発し、新たな音響表現と演奏体験を追求する2組のアーティストによるワークショップを開催。

ワークショップの写真
ワークショップの写真2

公募型ワークショップ「Hack the World with Creativity Utilizing Democratized Technologies」

情報科学芸術大学院大学[IAMAS]との共催により、“テクノロジーと創造性”をテーマに、10か国13名の参加者を迎えた1週間の集中ワークショップを開催。
公式ウェブサイト:https://www.iamas.ac.jp/hack_the_world/

ワークショップの写真
Photo: Shunsuke Takawo