国際交流基金アジアセンターは、「響きあうアジア2019」の一環として、“日本語パートナーズ”派遣事業の約5年間の成果を紹介し、今後の可能性について議論する国際シンポジウム「外国人材登用時代における日本語教育-“日本語パートナーズ”派遣事業の経験をもとにして-」を2部構成で実施します。(同時通訳有)
最初のセッションでは、“日本語パートナーズ”経験者や受入校の現地日本語教師が登壇し、互いの文化を学び合うことの醍醐味や、“日本語パートナーズ”での経験がその後の人生に与えた影響などについて紹介します。
2つ目のセッションでは外国人材の受け入れと多文化共生への対応がますます重要となっている今、NHK国際放送局シニア・ディレクターの道傳愛子氏やタマサート大学副学長のキティ・プラサートスック氏、リンクウィズ株式会社代表取締役の吹野豪氏等を招いて、本事業の政策的なインパクトや継続的な取り組みの意義及び今後の可能性について議論します。
国際シンポジウム「外国人材登用時代における日本語教育
-“日本語パートナーズ”派遣事業の経験をもとにして-」
日時 | 2019年6月27日(木曜日)13時30分から17時00分 (13時00分開場) |
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会場 | 日経ホール(東京都千代田区大手町1丁目3-7 日経ビル) アクセス Googlemap 地下鉄「大手町駅」下車C2b出口直結 |
入場 | 無料 |
申込方法 |
日経イベント&セミナーの特設ページから事前にお申し込みください。(申込み締切6月25日(火曜日)※申込み締切を延長しました) |
主催 | 国際交流基金アジアセンター |
協力 | 日本経済新聞社グローバル事業局 |
プログラム
13時30分 主催者挨拶
13時35分 来賓挨拶
13時45分 日本語パートナーズ」派遣事業紹介
14時15分 セッション1「双方向の交流から生まれる絆と広がる共感」
- パネリスト:
“日本語パートナーズ” 経験者
“日本語パートナーズ”受入校の日本語教師 - モデレーター:迫田久美子氏 広島大学特任教授
15時25分 休憩
15時45分 セッション2「これからの日本を見据えた“日本語パートナーズ”事業の意義」
パネリスト:
道傳 愛子氏 NHK国際放送局 シニア・ディレクター
キティ・プラサートスック氏 タマサート大学副学長
吹野豪氏 リンクウィズ株式会社 代表取締役
モデレーター:西原 鈴子氏 特定非営利活動法人 日本語教育研究所理事長
16時55分 閉会 未来への展望
登壇者プロフィール:
迫田 久美子(さこだ くみこ)
広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了(1996年)。博士(教育学)。現在、広島大学国際室国際部国際交流グループ特任教授。国際交流基金の運営に関する諮問委員会の委員を務める。著書に『日本語教育に生かす第二言語習得研究』(アルク、2002)がある。
道傳 愛子(どうでん あいこ)
上智大学卒業後、NHK入局。コロンビア大学大学院留学(国際政治学修士)。「NHKニュースおはよう日本」「NHKニュース9」などを担当後、バンコク特派員として東南アジアの政治・経済とともに地雷、貧困・女性の識字率など人間の安全保障に関わる問題を取材。「NHK海外ネットワーク」担当後、国際情勢担当の解説委員やNHK国際放送・BS1「NHK ASIAN VOICESアジアン・ボイス」キャスター、編集長を務める。2017年よりNHKワールド チーフ・プロデューサー、NHK 解説委員。
キティ・プラサートスック(Kitti Prasirtsuk)
タマサート大学で学士号、慶応大学で修士号、カリフォルニア大学バークレー校で博士号(2001)を取得。現在、タマサート大学副学長(国際問題担当)。タイ国防省戦略委員会委員および、国際交流基金アジアセンター顧問委員も務めている。現在の研究テーマは東アジアにおけるソフト・パワー。「東南アジアにおける国際関係」について、カリフォルニア大学や早稲田大学で客員教授を歴任。タイの代表的な日本研究者としても活躍。
吹野 豪(ふきの ごう)
浜松出身の企業家。2015年、産業用ロボット向けスマート化システムの開発・販売を行うリンクウィズ株式会社を浜松に設立、代表取締役就任。経済産業省主催の2015年度「グローバル起業家育成プログラム 始動Next Innovator」にて20名が選抜されるシリコンバレー派遣メンバーに選出。
西原 鈴子(にしはら すずこ)
ミシガン大学大学院博士課程修了、Ph.D.取得。米国、インドネシア、オーストラリアで日本語教育に従事した後、国立国語研究所勤務を経て、東京女子大学現代文化学部教授、独立行政法人国際交流基金日本語国際センター所長を歴任。また、文化審議会会長、文化審議会国語分科会日本語教育小委員会主査などを務める。現在、特定非営利活動法人日本語教育研究所理事長。
詳細は日経イベント&セミナーの特設ページをご覧ください。
お問い合わせ:
事業に関するお問い合わせ
国際交流基金アジアセンター日本語事業第2チーム
電話:03-5369-6136
Email:nihongopartners@jpf.go.jp
受付時間: 9時30分~18時00分(土曜日・日曜日・祝日を除く)
参加申込みに関するお問い合わせ
「日本語パートナーズ・シンポジウム事務局」
電話:03-6812-8693
Email:acsympo@nex.nikkei.co.jp
受付時間:10時00分~17時00分、12時00分~13時00分を除く、土曜日・日曜日・祝日を除く
「響きあうアジア2019」とは
国際交流基金アジアセンターは、活動5年目の結晶として、日本と東南アジアの文化交流事業を幅広く紹介する祭典、「響きあうアジア2019」を開催いたします。国を超え共に創り上げた舞台芸術、映画から、東南アジア選手による混成サッカーチーム「ASIAN ELEVEN」と日本チームとの国際親善試合、“日本語パートナーズ”のシンポジウムまで、お互いの文化が刺激しあって生まれた珠玉のイベントの数々を楽しめる機会です。この祭典は、国際交流基金アジアセンターがこれまで5年にわたり行ってきた相互交流の成果を振り返るとともに、日本と東南アジアとの関係をさらに深めるための起点となることでしょう。
「響きあうアジア2019」は、東南アジアでも展開しています。
本事業はbeyond2020の認証事業です。