ワサン・シッティケート(b.1957)タイ
《私の頭の上のブーツ》1993年
国際交流基金アジアセンター、東京国立近代美術館、韓国国立現代美術館、ナショナル・ギャラリー・シンガポールは、5年に及ぶ共同プロジェクトの集大成となる美術展「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代」を開催します。
本展は、かつてないスケールで、アジア各地の現代アートの黎明期である1960年代から1990年代に焦点をあてる展覧会です。10を超える国と地域から、激動の時代に生まれた挑戦的かつ実験的な約140点の作品を一堂に集め、その共通点と違いを発見していきます。 2018年10月から12月にかけて日本で開催し、その後、韓国とシンガポールに巡回します。なお、10月13日(土曜日)には国際シンポジウムを開催します。
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イベント詳細
会期 | 2018年10月10日(水曜日)から12月24日(月曜日・休日) |
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会場 |
東京国立近代美術館 企画展ギャラリー[1階] アクセス |
開館時間 |
午前10時から午後5時(金曜日・土曜日は午後8時まで) |
観覧料 |
一般1200(900)円、大学生800(500)円 ※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。 【リピーター割引】 |
無料観覧日 | 11月3日(土曜日・祝日) 文化の日 |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、東京国立近代美術館、韓国国立現代美術館、ナショナル・ギャラリー・シンガポール |
展覧会 詳細情報 |
東京国立近代美術館公式ページ |
問合せ | Awakenings@jpf.go.jp |
国際シンポジウム
「アジアのアヴァンギャルドをネットワーク化する:
『アジアにめざめたら』展をてがかりに」
この国際シンポジウムは、アジアという「地域」の枠組みで思想や文化の流通や連関を探る本展を、「グローバル」な視座に開くことを目的に企画されました。「アジアにめざめたら」展を担当したキュレーターに、東南アジアを拠点に活動する研究者を加え、「ローカル」、「リージョナル」、「グローバル」という異なるレベルの視座を行き来しながら、戦後美術の歴史の新しい捉え方について展覧会に即して具体的に議論します。
展覧会が取り上げた三つのトピック─(1)制度批評とオルタナティヴの希求、(2)身体/物質/都市、(3)アートと社会参画─をもとに、本展が試みた比較論的なアプローチについて意見を交わしたのち、シンポジウムの締めくくりとして、トランス・ナショナルな美術史、あるいはグローバル美術史の可能性と課題について論点を整理します。
なお、国際交流基金が石橋財団の特別助成を受け、実施する「現代美術キュレーター等交流事業(米国)」へ参加するために来日するアメリカのキュレーターも参加予定です。
【開催日】2018年10月13日(土曜日)10時30分~17時
【登壇者】
展覧会担当者
鈴木勝雄(東京国立近代美術館)
桝田倫広(東京国立近代美術館)
ペ・ミュンジ(韓国国立現代美術館)
セン・ユージン(ナショナル・ギャラリー・シンガポール)
アメリカからの参加者
サラ・クライェヴスキー(ポートランド美術館)
ナンシー・リム(サンフランシスコ近代美術館)
ロリー・パデケン(サンノゼ美術館)
アン・フイキョン(グッゲンハイム美術館)
アジアからの参加者
サイモン・スーン(マラヤ大学)
【会場】
地下1階講堂(開場は開演30分前)
申込不要(先着130名)、聴講無料、要観覧券(使用済み半券可)
※同時通訳つき
【プログラム】
10時30分~10時55分 開会のあいさつ、シンポジウムの趣旨説明
11時~12時 セッション1「制度批評とオルタナティヴの希求」
12時~13時 休憩
13時10分~14時20分 セッション2「身体/物質/都市」
14時30分~15時40分 セッション3「アートと社会参画」
15時40分~16時 休憩
16時~17時 まとめ「グローバル美術史の可能性と課題」
本事業はbeyond2020の認証事業です。