以下のアーカイブ映像がご覧いただけます。
第2回交流イベント 地域にとってサステイナブルなツーリズムとは ~竹富島×ペナン~(YouTube)
第3回交流イベント 伝統文化とモダンライフ ~久米島×マレーシア~(YouTube)
第4回交流イベント 島の文化を守り継ぐ ~与那国島×台湾・馬祖東引島~(YouTube)
第5回文化発信イベント 島の文化を守り継ぐ ~与那国島×シンガポール~(YouTube)
国際交流基金アジアセンターでは、2022年1月から2月にかけ、沖縄とアジアの都市をオンラインでつなぐ、レクチャーや文化交流会を実施しています。
沖縄とアジアとの間では、古くから海を通じた交流が盛んにおこなわれ、文化のさまざまな分野でも影響しあってきました。今回のプロジェクトでは、「サステナブルツーリズム」「伝統文化とモダンライフ」など、多岐に渡るテーマを取り上げ、交流と対話の中から、相互理解を深めます。
第4回の交流プロジェクトは、与那国島と台湾、馬祖・東引島をオンラインでつなぎ、互いの島の文化と暮らしを紹介し合います。
日本最西端と台湾最北端に位置する与那国島と東引島には、ともに島が育んだ独自の文化に根ざした暮らしがあります。今回の交流イベントでは、与那国島からは与那国町立比川小学校を会場に、子供たちも参加して伝統的な歌や踊りを披露するほか、与那国島特産の「クバ」を使った民具づくりを東引島の人々に体験していただきます。また、東引島からは打楽器隊による演奏などを予定、鹹味島合作社の会場からお届けします。
互いの文化に触れ交流を深めながら、それぞれの島の文化の次の世代にどのようにしてつないでいくかについても考えていきます。
また、5回目のイベントとして、同日夜には与那国島とシンガポールをオンラインで結び、与那国の踊りやクバ細工の実演などを紹介します。
- 第1回交流イベント 地域にとってサステイナブルなツーリズムとは ~首里×フエ~
- 第2回交流イベント 地域にとってサステイナブルなツーリズムとは ~竹富島×ペナン~
- 第3回交流イベント 伝統文化とモダンライフ ~久米島×マレーシア~
- 第4回交流イベント 島の文化を守り継ぐ ~与那国島×台湾・馬祖東引島~
- 第5回 文化発信イベント 島の文化を守り継ぐ ~与那国島×シンガポール~
第4回交流イベント 島の文化を守り継ぐ ~与那国島×台湾・馬祖東引島~
日時 | 2022年2月18日(金曜日)10時30分から12時30分 (台湾時間:9時30分から11時30分) |
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言語 | 日本語・中国語(通訳あり) |
出演者 |
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進行 | 富田 めぐみ(琉球芸能大使館代表) |
視聴 | 無料(YouTube Live ※限定公開) |
視聴申込 | メール件名を「台湾-与那国視聴希望(お名前)」として、(1)お名前(ふりがな)、(2)ご連絡のやり取りが可能なメールアドレスをご記載のうえ、ab2@jpf.go.jpまでお申込みください。 ※いただいた情報は、本事業のみに使用し、ほかの目的には使用いたしません。 |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、琉球芸能大使館 |
協力 | よなは民具、与那国町立比川小学校、鹹味島合作社 |
現地主催 | 馬祖國際藝術島專案辦公室、東引鄉公所 |
問合せ | 国際交流基金アジアセンター 文化事業第2チーム Tel:03-5369-6045、E-mail : ab2@jpf.go.jp |
第5回文化発信イベント 島の文化を守り継ぐ ~与那国島×シンガポール~
日時 | 2022年2月18日(金曜日)20時から21時30分 (シンガポール時間:19時から20時30分) |
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言語 | 日本語(英語通訳あり) |
出演者 |
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進行 | 富田 めぐみ(琉球芸能大使館代表) |
視聴 | 無料(YouTube Live ※限定公開) |
視聴申込 | メール件名を「シンガポール-与那国視聴希望(お名前)」として、(1)お名前(ふりがな)、(2)ご連絡のやり取りが可能なメールアドレスをご記載のうえ、ab2@jpf.go.jpまでお申込みください。 ※いただいた情報は、本事業のみに使用し、ほかの目的には使用いたしません。 |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、合同会社琉球芸能大使館、ジャパンクリエイティブセンター |
協力 | よなは民具、与那国町立比川小学校、公益財団法人沖縄県産業振興公社 シンガポール事務所 |
問合せ | 国際交流基金アジアセンター 文化事業第2チーム Tel:03-5369-6045、E-mail : ab2@jpf.go.jp |
参加者
第4回、第5回
與那覇 有羽(よなは ゆうう)
クバ細工職人・音楽家。与那国島生まれ。幼少より島の祭りに参加。沖縄本島に所在する南風原高校・郷土芸能コースで古典音楽・民謡を学ぶ。与那国島に戻った後は、与那国の民謡・伝承歌を習得し、島の行事への参加や、県内外でのライブ・CD製作などを行い精力的に活動を続けている。また、島で豊富にとれるクバを用いた民具を製作し、各地でワークショップの開催を行うほか、新聞コラムでの執筆等、与那国文化を発信している。
與那覇 桂子(よなは けいこ)
クバ細工職人・琉球舞踊家。沖縄県立芸術大学卒業。2008年には、タンザニア、南アフリカの2か国4都市にて、沖縄県立芸術大学琉球芸能専攻OB会の選抜メンバー8名による琉球舞踊の巡回公演「アフリカ琉球舞踊公演」(国際交流基金主催)に出演した。現在は與那覇有羽と共に、クバ細工製作、音楽活動、琉球舞踊指導、与那国馬の牧場管理などを行う。2021年の離島フェアにおいて、クバの葉で誰もが簡単に扇を作れる体験キット「ウン」が優良特産品・特別賞を受賞した。
よなは民具
与那国島の民具職人「よなは民具」として2017年に開業。民具を作る傍ら、ワークショップの開催等をとおし、与那国島の紹介活動を行っており、沖縄県内外で展示会なども開催している。島内においては、幼稚園や小学校で民具体験をできる場を提供し、子供たちに古来の島の暮らしの知恵を伝えている。台湾との交流もあり、唄・民具・食についてのネットワークの拡大を図っている。
進行:富田 めぐみ
沖縄県東風平町(現八重瀬町)の地域祭祀を司るノロの家に生まれる。高校在学中にラジオパーソナリティーとしてデビュー。ラジオ・テレビ・CM・映画・ドラマ・舞台に数多く出演、演出助手として沖縄芝居、歌劇、組踊、現代劇を学ぶ。文化庁新進芸術家在外研修員としてフランスで研鑽を積み、アヴィニョン演劇祭 OFFで演出家デビュー。琉球芸能を軸とした作品は、世界中の国際演劇祭や、シドニーオペラハウス等の劇場から公式招待を受け上演された。『ボトルメール』(構成・演出)、エジンバラ演劇祭フリンジ四つ星評価、アヴィニョン演劇祭 OFF(フランス)五つ星評価、『五月九月(ぐんぐぁちくんぐぁち)』(脚本・演出)第74回文化庁芸術祭(大衆芸能部門)大賞受賞。沖縄と世界を繋ぐ活動を舞台を中心に展開中。
第4回(東引島)
東引鑼鼓隊(Dongyin’s Folk Percussion Troupe)
5種類の打楽器、鼓(太鼓)、鑼(銅鑼)、大鈸(銅鈸)、小鈸(小銅鈸)、小鑼(小銅鑼)によって編成された鑼鼓隊(打楽器グループ)。東引の小学生で構成され、毎年旧暦一月中旬に行われる島最大の祭り「白馬尊王」(白馬に乗る神様)の「遶境出巡」(神輿渡御)で活躍、東引地方伝承の独特のリズムを演奏し、祭りを盛り上げている。十数年前には少子化による祭祀文化の継承を危ぶんだ女性団体が、女子鑼鼓隊を設立。現在は小学生の鑼鼓隊と同様、祭りに欠かせない存在になっている。
馬祖国際芸術島(Matsu Biennial)
馬祖列島の魅力を再発見してもらうことを目的に発足した国際ビエンナーレ。今回が初回。台湾最北端に位置する島々(東引、北竿、南竿、東莒、西莒)からなる馬祖列島は、かつての軍事施設の遺構が点在し島の象徴にもなっている。教育・建築・デザインをテーマとしたさまざまな作品・創作・イベントなどを通じ、「外から見られる馬祖」から、「中から発信する馬祖」への転換を目指して開催。
馬祖国際芸術島公式ウェブサイト
鹹味島合作社(Salty Island Studio)
東引で地域再生の「新しい考え方」を島内外に紹介・実践する若手グループ。2019年の結成後、地元をテーマにした展覧会や、町の美意識を軸とした住民参加型ワークショップを数多く開催。自治体や一般団体ともさまざまなイベントを共催している。
鹹味島合作社 公式Facebook
第3回交流イベント 伝統文化とモダンライフ ~久米島×マレーシア~
日時 | 2022年2月13日(日曜日)14時から16時 |
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言語 | 日本語・英語(同時通訳あり) |
登壇者 |
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モデレーター | いのうえちず(株式会社東洋企画印刷『モモト』編集長) |
主催 | 国際交流基金アジアセンター 株式会社東洋企画印刷 |
問合せ | 国際交流基金アジアセンター 文化事業第2チーム Tel:03-5369-6045、E-mail : ab2@jpf.go.jp |
登壇者
宮良みゆき
久米島博物館主任学芸員
沖縄県生まれ。女子美術短期大学生活デザイン科(陶芸コース)及び沖縄県立芸術大学(織コース)卒業。卒業後、久米島紬の織手であった祖母より織物を学ぶため久米島に移住し、久米島博物館学芸員として奉職。現在は、博物館職と無形文化財久米島紬の保護行政担当を兼務し、久米島紬の研究、調査、保護、教育普及、伝承者育成事業に取り組んでいる。特に、教育普及活動に力をいれ、久米島内外の小中学校及び高等学校、文化施設等に赴き、久米島紬を中心とした文化財についての授業を積極的に行っている。
ウェリン・ジェフリー・ジェホム
マラヤ大学人文社会科学部 人類学・社会学科上級講師
先住民及び地域社会の伝統的知識を地域発展のためのツールとして活用するなど、コミュニティ主導の開発に関する研究を行う。特にマレーシア・サラワク州の伝統的織物プア・クンブ(Pua Kumbu)の研究に対する功績は大きく、繊維業界における伝統的知識の活用やプア・クンブの普及に貢献。2015年以降は、マレーシア国内外でプア・クンブの展示会も開催している。
モデレーター:いのうえちず
雑誌『モモト』編集長/フリーエディター・ライター
広島県生まれ。大学卒業後、東京で 約20年フリーライターとして、幅広いジャンルで活躍ののち、2004年『沖縄ナビ』、2005年『沖縄ナビ移住編』を枻出版社より出版。2009年、雑誌『モモト』* 創刊にあたって本拠地を沖縄へ移した。現在は『モモト』編集長職の一方、県内リゾートホテルの広報誌、旅行商品企画、トークイベントや講演会活動、平和学習コーディネートなども行っている。その他の活動として、「NPO法人首里まちづくり研究会」副理事長、「糸満帆掛サバニ振興会」役員、「若梅会」(白梅学徒隊の慰霊祭継承と語り継ぎを目的とした戦後世代のボランティアグループ)代表、「白梅継承の会」事務局長。
*沖縄県産季刊誌。毎号、一つのテーマに基づき、沖縄の自然・歴史・文化・伝統を掘り下げ、全国に発信。
第2回交流イベント 地域にとってサステイナブルなツーリズムとは ~竹富島×ペナン~
日時 | 2022年1月25日(火曜日)20時から21時30分 |
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言語 | 日本語・英語(同時通訳あり) |
登壇者 |
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モデレーター | いのうえちず(株式会社東洋企画印刷『モモト』編集長 ) |
主催 | 国際交流基金アジアセンター 株式会社東洋企画印刷 |
問合せ | 国際交流基金アジアセンター 文化事業第2チーム Tel:03-5369-6045、E-mail : ab2@jpf.go.jp |
登壇者
エシカルアイランド竹富
【竹富島の海をきれいにする島の子供たちの未来を応援するプロジェクト】
竹富島にて、海岸に打ちあがる漂着ゴミ拾いをはじめとする島の美化運動を行うほか、島の子どもたちに教育や体験の機会を提供している。これまで、ビーチクリーン、マイクロプラスチック拾い、海洋ゴミ勉強会、石垣島アンパル(マングローブ林)の生き物観察会、オカヤドカリの放幼生観察会、長野県白馬村のSDGsを学ぶ子供たちとの交流会、ゴミから作るハロウィン仮装行列、漂着ペットボトルのクリスマスツリー作成などを実施。
上勢頭 巧(うえせど たくみ)
エシカルアイランド竹富代表
竹富島生まれ竹富島育ち。民宿泉屋勤務。エシカルアイランド竹富の代表として活動するほか、竹富島地域自然資産財団理事として、外来種植物の駆除、伝統耕作物の栽培、ビーチクリーン、海洋ペットボトルを繊維にアップサイクルするといった活動を、また、竹富島集落景観保存調整委員として、竹富島の伝統的建造物群保存に関わる活動等も行う。玻座間芸能保存会会員。
アン・ミン・チー
ジョージタウン世界遺産公社ゼネラル・マネージャー
ジョージタウン世界遺産公社のゼネラルマネージャーであり、ユネスコのGlobal Network of Facilitators in Intangible Cultural Heritage(無形文化遺産ファシリテーター世界ネットワーク)の公認ファシリテーター。
ジョージタウンのインナーシティで生まれ育つ。2011年にシンガポール国立大学の哲学博士課程を修了。資源動員、プロジェクトマネジメント、リスクアセスメントを専門に研究。革新的なアイデアを取り入れ、世界遺産の総合的な管理を行うなど、地域の人々のための活動に精力的に取り組んでいる。
第1回交流イベント 地域にとってサステイナブルなツーリズムとは ~首里×フエ~
沖縄の那覇市首里地区と、ベトナム中部の都市、フエをつなぎ、観光産業が盛んな両都市における「オーバーツーリズム」の問題や、まちの暮らしと観光客が共存可能な観光―サステナブルツーリズム―とはどのようなものであるべきかについて、情報共有と意見交換を行いました。
日時 | 2022年1月8日(土曜日)10時から12時 |
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言語 | 日本語・ベトナム語(通訳あり) |
登壇者 |
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モデレーター | いのうえちず(株式会社東洋企画印刷『モモト』編集長 ) |
主催 | 国際交流基金アジアセンター 株式会社東洋企画印刷 |
問合せ | 国際交流基金アジアセンター 文化事業第2チーム Tel:03-5369-6045、E-mail : ab2@jpf.go.jp |
登壇者
NPO法人首里まちづくり研究会
2005年に首里地域のコミュニティの活性化を図り、首里文化を啓発し、同時にまちづくり等、ハード・ソフト両面の活動を通し、首里地区の経済と文化発展推進することを目的とし発足。先人の叡智と努力にならい「平和で美しく、賑わいと歴史が薫る、風格ある文化都市づくり」を目指し、首里のまちづくりに関する事業や活動を行う。
2019年の首里城火災以後、首里城周辺の地域でまちづくり活動をしている団体の協議体である「首里杜地区まちづくり団体連絡協議会」を立ち上げ、シンポジウムやワークショップ等を経て地域住民の意見をまとめて提言書を作成。沖縄県知事、那覇市長に手交した。
現在は行政と連携し、首里杜地区整備基本計画検討委員会(沖縄県)や中城御殿跡地整備検討委員会(沖縄県)に理事長・副理事長が委員として出席するほか、県主催の首里城復興イベントに地域団体として携わり、首里城公園の管理者である沖縄美ら島財団と地域団体をつなぐ地域連携会議も定期的に開催するなど、首里城を中心としたまちづくりや、地域の暮らしと観光が共存する「持続可能なまちづくり」に取り組む。
伊良波 朝義(いらは ともよし)
NPO法人首里まちづくり研究会理事長
建築家。那覇市生まれ。琉球大学建設工学科卒業。1997年有限会社義空間設計工房設立、代表取締役。個人住宅・集合住宅から公共建築まで、沖縄の気候風土に合う花ブロックを多用した、シンプルでモダンな建築を手がける。公益社団法人日本建築家協会 沖縄支部長、那覇市都市デザインアドバイザー、那覇市都市景観審議会委員。
平良斗星(たいら とうせい)
NPO法人首里まちづくり研究会副理事長
那覇市生まれ。コミュニティFM・エフエム那覇プロデューサー。公共財団法人みらいファンド沖縄 副代表理事。みらいファンドによる「沖縄式地域円卓会議」は、社会課題解決の手法として全国的に注目を浴びる。そのほか、地域古写真のアーカイブと活用を目指したイベントも主催。
フエ遺跡保存センター
1982年6月設立。トゥアティエン・フエ省の管轄にあり、ベトナム文化スポーツ観光省が管理している。世界遺産であるフエ遺跡群、無形文化遺産であるニャーニャック(フエ宮廷音楽)、それに付随する歴史的景観の管理、保存、修復や価値の普及を担う。
ホアン・ベト・チュン
フエ遺跡保存センター所長
1967年フエ生まれ。フエ遺跡保存センターの計画投資副部長を経て、2021年7月より同センターの所長に就任した。建築家でもあり、2013年から2016年までトゥアティエン・フエ計画投資局、投資管理・監督部門の責任者として勤務。