JF×YPAM 海外での活躍を目指す若手アーティストがシンガポール、タイの専門家と交流

シンガポール, タイ

国際交流基金は、舞台芸術分野における日本とASEAN諸国の次世代の交流担い手育成を目的として、国内外の舞台芸術関係者が集まるアジア最大規模のネットワーキングの場である横浜国際舞台芸術ミーティング(英語名称:Yokohama International Performing Arts Meeting)との共催により、専門家交流事業を実施しています。

本派遣プログラムでは、将来的にASEAN地域などの海外での活躍やASEAN地域のアーティストとのコラボレーション等を目指す、日本を拠点に活動する若手アーティストを選出し、Dance Nucleus、Esplanade – Theatres on the Bay(シンガポール)、Bangkok Theatre Festival、Bangkok Citycity Gallery/GHOST:2568(バンコク)と協働して、参加アーティストへ現地の専門家との意見交換、作品制作の現場や公演の視察機会を提供しました。

参加者からは、現地のアーティストやフェスティバル関係者との対話を通じて、ASEAN地域の創作環境や文化的・社会的背景への理解が深まるとともに、コロナ禍以降希薄化していた国際的なネットワークを再構築し、国籍や立場を越えた交流を実現できたとの声が寄せられました。また、海外に身を置くことで、自身の作品や活動を国際的な視点から捉え直し、政治や歴史と芸術との関係、地域における舞台芸術の位置づけ、日本では得難いアクセシビリティやクィア・シーンに関する視点など、多様な学びを得て、自身の創作や活動を見つめ直す契機となったとの声も聞かれました。さらに、本プログラムでの経験が創作意欲や新たな展開への意識を高める契機となったとの声もありました。事業終了後には、現地で築いたネットワークを生かして現地アーティストを招いたワークショップの実施など新たな企画へ発展した事例や、活動拠点において自主的な報告会を開催するなど、学びや経験を広く共有・発信する取組も見られ、本事業の成果が参加者の継続的な活動や新たな国際交流の展開へとつながっています。

4人がテーブルを囲んで大量のカードやタブレット端末を見ている。
室内で複数の男女がディスカッションやミーティングを行っている。
美術館のギャラリー内で、1人がタブレット端末を持ち、5人がそれを聞いている。
シンガポール派遣の様子
概要(派遣1)
派遣期間 2025年9月24日(水曜日)~29日(月曜日)
派遣国(都市) シンガポール
派遣者 木皮成(ダンサー/振付家)
中屋敷南(ダンサー/振付家)
向井航(作曲家/アーティスト)
山口茜(劇作家/演出家)
訪問先
  • ・da:ns LAB:Esplanade主催、Dance Nucleusプロデュースによるアーティスト育成プログラムのプレゼンテーション。
  • ・Vector:Dance NucleusがEsplanadeと協力して実施するダンスとインスタレーションを組み合わせたプレゼンテーションプログラム。
  • ・CAN(Connect Asia Now):Esplanade主催によるアジアのコンテンポラリーダンス作品を委嘱しシンガポール内外の観客に紹介するプラットフォーム。
  • ・シンガポールのアーティスト(ダンス、演劇、音楽)によるショーケース/活動共有:Esplanadeによる国際プレゼンター招聘プログラム「IPVP(International Presenters Visit Programme)」の一環。
  • ・Dance Nucleusのファシリテーションによる、本参加アーティスト向けのワークショップ 等
  • ・Esplanade-Theatres on the Bay:シンガポールの国立舞台芸術センター。マリーナ・ベイに位置し、合計8つの劇場やスタジオを有している。
  • ・Dance Nucleus:シンガポールのGoodman Arts Centreに拠点を置くコレオグラフィック・センター。ナショナル・アーツカウンシル・シンガポールから継続的な支援を受けながら、若手アーティスト向けの教育プログラムも複数実施。
関連イベント 「国際交流基金/YPAM共催 2025年度舞台芸術専門家派遣事業:シンガポール派遣アーティストによる活動紹介」
日時:2025年12月11日(木曜日)10時30分~12時
登壇者:木皮成、中屋敷南、向井航、山口茜
クレジット:主催:国際交流基金、横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会
*YPAM 2025 ミーティングポイント内にて実施
クレジット 主催:国際交流基金、横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会
冠水した道路や水たまりの中を、靴を手に持って楽しそうに進む2人。
伝統的な装飾衣装を着たパフォーマーと来場者が一緒に記念撮影をしている。
タイの寺院のような場所で、ガイドが参加者に向けてレクチャーを行っている。
バンコク派遣の様子
概要(派遣2)
実施期間 2025年11月6日(木曜日)~12日(水曜日)
派遣国(都市) タイ(バンコク)
派遣者 浅川奏瑛(ダンサー/振付家)
大貫友瑞(アーティスト/建築設計)
小倉笑(ダンサー/パフォーマー/振付家/演出家)
加藤綾子(ヴァイオリニスト/アーティスト)
加茂慶太郎(演劇作家)
武本拓也(上演)
訪問先
  • ・Bangkok Theatre Festival:有志の演劇人が集まり結成したBangkok Theatre Networkが2002年に開始したインディペンデント演劇フェスティバル。会場を提供しているBACC(Bangkok Art and Culture Centre)とTK Parkを中心に、さまざまな世代、キャリア、バックグラウンドのアーティストが自主的に参加。
  • ・GHOST:2568:Bangkok Citycity Gallery、Jim Thompson Art Center、他バンコク市内の多様な空間を活用して展開するヴィジュアルアーツ、映像、サウンド/音楽、パフォーマンスのフェスティバル。
    キュレーター(2025年):Amal Khalaf
  • ・ピチェ・クランチェンの劇場訪問、ワークショップ 等々
関連イベント 「国際交流基金/YPAM共催 2025年度舞台芸術専門家派遣事業:バンコク派遣アーティストによる活動紹介」
日時:2025年12月10日(水曜日)10時30分~12時
登壇者:浅川奏瑛、大貫友瑞、小倉笑、加藤綾子、加茂慶太郎、武本拓也
クレジット:主催:国際交流基金、横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会
*YPAM 2025 ミーティングポイント内にて実施
クレジット 主催:国際交流基金、横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会

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