国際交流基金アジアセンターは、いままさに急速に発展を遂げるアジアのデジタルクリエイティブシーンに注目し、日本と東南アジアを中心とした国・地域との交流・協働の促進を目的とした事業を2016年度に開始しました。そのひとつである公募型の集中ワークショップは、同分野における専門家間のネットワーク形成および人材育成の機会として、国内外からさまざまな専門性を有する参加者を迎え、実施しています。
「BioCamp: Gardens as ‘Biotechnik’」は、「バイオテクノロジーとアート」をテーマに、2018年2月に東京で実施しました。BioClubとLifepatch - citizen initiative in art, science and technologyのディレクターによって編成された8日間の特別カリキュラムには、日本、東南アジア各国に加えアメリカやヨーロッパなど18か国から、専門分野が異なる20名が参加しました。
このたび、本活動を一冊にまとめましたので、お知らせします。8日間にわたるプログラムの内容や公開イベントについてご紹介しております。ぜひご覧ください。
開催概要
会期 | 2018年2月10日(土曜日)から2月17日(土曜日) |
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会場 | Red Bull Studios TOKYO、BioLab Tokyo/FabCafe MTRL |
主催 | 国際交流基金アジアセンター、一般社団法人TodaysArt JAPAN/AACTOKYO |
企画・制作 | BioClub、国際交流基金アジアセンター、一般社団法人TodaysArt JAPAN/AACTOKYO |
特別協力 | デジタル・ショック/アンスティチュ・フランセ東京 |
協力 | オーストリア文化フォーラム・東京、環境省自然環境局 新宿御苑管理事務所、 生命美学プラットフォームmetaPhorest(早稲田大学岩崎秀雄研究室) |
助成 | アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、アメリカ合衆国大使館 |
イベント詳細 | BioCamp: Gardens as 'Biotechnik' |
↓クリックして全体を見る[PDF:6MB]
【目次】
ごあいさつ
概要
プログラム
Participant Essays
- 増殖する経験と「議論する場」 Diane Trouillet
- 庭についての3つのトピック 切江志龍
- 「BioCamp: Gardens as ‘Biotechnik’」を経て 滝戸ドリタ
- 科学と芸術の結合?それはすごい! Immanuel Sanka
Facilitator Essays
- BioCampをファシリテートする一海外に住む日本人の立場から 廣末幸子
Director Essays
- 庭のなかのさまざまな共有地 Andreas Siagian
- 庭のように思考し、知性を得る―「生きるための技術」としてのバイオテクノロジーの模索 石塚千晃
- 生命の庭でキャンプをする Georg Tremmel
2018年10月1日 発行
発行:国際交流基金アジアセンター
編集:国際交流基金アジアセンター(廣田ふみ、鹿島萌子)
翻訳:ウィリアム・アンドリューズ(和文英訳)、金子智太郎(英文和訳)
デザイン:STUDIO PT.(中西要介、中澤耕平、根津小春)