“日本語パートナーズ”が活動してきた東南アジア各国の受入校から、50名の日本語学習者が来日しました。
期間 | 2019年11月3日(日曜日)~11月10日(日曜日) |
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招へい対象者 | インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス(五十音順)の日本語学習者50名 |
実施プログラム |
11月3日(日曜日):来日、オリエンテーション |
11月3日(日曜日)
活動の拠点は、さいたま市にある国際交流基金日本語国際センター。
初日は、簡単な日本語や身体をつかったアクティビティで、アイスブレイクを行いました。
11月4日(月曜日)
期間中、学習者は様々な国のメンバーからなるグループで活動しました。
日本の高校生や大学生への質問を考えたり、東京視察の行き先を相談したり……。
これまで学んできた日本語を使い、上手にコミュニケーションをとることができました。
11月5日(火曜日)~6日(水曜日)
多様な日本について学ぶため、広島を訪問。
平和記念公園では、広島平和記念資料館や原爆ドーム、原爆の子の像を見学し、平和について考えました。
広島県立広島皆実高等学校と、広島市立舟入高等学校を訪問し、日本の高校生との交流を行いました。授業や放課後の掃除、剣道・柔道・弓道・書道・茶道などの部活動を見学、体験しました。高校生との会話を通じて、自分たちの国との、様々な違いを知ることができました。
宮島・厳島神社も見学しました。
広島大学では、学生の皆さんにキャンパスを案内していただきました。
美しく紅葉した自然に囲まれた雄大なキャンパスで、学生生活や、興味のあること、将来の夢など、有意義な意 見交換を行うことができました。
11月7日(木曜日)
安倍昭恵総理大臣夫人、萩生田光一文部科学大臣を表敬訪問しました。
11月8日(金曜日)
日本工学院専門学校では、アニメや漫画、音楽、ゲーム、CGなど、現代の日本文化を支える最先端の教育現場を見学しました。
大勢のお客さまをお招きしてのレセプションには、BS日テレのテレビ番組『地球劇場~100年後の君に聴かせたい歌~』の映像を活用して制作された、“日本語パートナーズ”の特別教材DVDとCDを提供してくださっている、谷村新司さんが駆けつけてくださいました。
“日本語パートナーズ”と練習した、谷村新司さんの「やくそくの樹の下で」を、皆で合唱しました!
谷村新司さんは2年以上前から“日本語パートナーズ“事業を応援してくださり、国際交流基金公式YouTubeにも応援メッセージを寄せていただいています。
谷村新司氏 “日本語パートナーズ”応援メッセージ(YouTube)
「やくそくの樹の下で」は様々な国の日本語パートナーズ派遣校でも歌われています。学習者が歌っている様子もYouTubeで公開していますのぜひご覧ください。
NIHONGO PARTNERS sing with students in LAOS !(YouTube)
グループで決めた行き先を、“日本語パートナーズ”経験者と一緒にまわりました。
浅草、秋葉原、新宿、渋谷……。たくさんの人で活気あふれる街や、通勤ラッシュの電車も体験しました!
11月9日(土曜日)
1週間での経験をグループごとにまとめて、発表を行いました。
テーマは「みんなで 日本しょうかい」。びっくりしたことや、印象に残ったことを、
インタビューを再現したり、テレビ番組仕立てにするなど、どのグループも工夫を凝らした発表でした。
あっという間の8日間。たくさんの出会いや、発見がありました。
帰国の日には、思わず涙を流す人も……。
何人もの学習者が、「日本語の勉強を頑張ります!」と、力強く言ってくれました。
これからも、 “日本語パートナーズ”と国際交流基金は、皆さんの勉強をサポートしていきます。
またお会いしましょう!
関連リンク:
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