私は学生時チェンマイで短期ボランティアをし、次は長期で来ようと決めましたが、就職後はそのままになっていました。一念発起し、日本語パートナーズ(NP)としてタイに行くことになり、派遣地がチェンマイに決まった時は、長年の夢が叶うと本当に嬉しかったです。
それも束の間、世界的パンデミックで渡航が延期になり、今まで当たり前にあると思っていたものが、当たり前ではなかったことに気づきました。
行き場のない想いだけが募る日々。ですが、人に頼るのではなく自分で決めようと思い、どんな形でも状況が落ち着いたらタイに行くと決めると「今、私にできることは?今、日本でできることをやろう。」と思えました。
念願叶ってタイに来ても、待っていたのは1ヶ月の隔離生活。
やっと学校に行くと、すぐにオンライン授業。生徒に直接会ったのは、4日間。
(生徒に会えていないNPもいる中で、数日でも会えたのは恵まれていました。)
長年夢見たタイで、ひたすら家の中で生活する日々。
思い描いていたものとは違い、不満ばかりが募りましたが、何もやっていない自分に気づき「今、私にできることは?この環境でできることをやろう。」と思いました。
生徒と話したいけど、きっかけがない
→生徒とSNSでつながっているのだから、自分から発信すればいい
コメントしても、日本語が得意ではない生徒が多い
→拙いタイ語でも、日本語と一緒にコメントすればいい
自分だったら、どうしたら興味を持つかな?どうされたら嬉しいかな?
対面では当たり前にできたことも、オンラインでは勝手が違います。だとするならば、オンラインだからこそできることもあるはずです。
SNSで全体に投稿しても、興味は人それぞれなので、反応がないこともありますが、画面の向こう側の“誰か一人でもピンとくるものがあるならラッキー”くらいの気持ちでゆったりと。
今、私にできることを少しずつやっていこうと思います。