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NP活動から起業へ

派遣期間:2016年5月~2017年3月

日本語パートナーズ(NP)の活動では、私が求めていた現地に入り込む衣食住の生活、タイの派遣校での先生や生徒達との交流、そしてNPの使命でもある日本のファンを作るための活動という、私の人生において学びや発見のあるとても貴重な体験をする事ができました。
帰国後は、茶道や生け花など様々な日本文化体験を訪日外国人へ提供する会社で働き、その後、2018年の11月に京都でゲストハウスをオープンしました。

可知さんが開いたゲストハウスの外観写真
京都市東山区三十三間堂すぐそば。3室のみの宿です。

家族経営の小さな宿ですのでお客様との距離が近く、顔が見える接客を心がけています。家族のサポートがあり実現した事ですが、私自身のカナダ留学経験、タイでのNP活動、帰国後に就いた海外の方と係わる仕事の全てが線でつながったようで、非常にやりがいを感じています。
生徒に教えるため、タイへ行く前に習い始めた茶道を今も続けていますが、宿へ来てくださる海外のお客様も茶道に興味がある方が多く、交流の場として設けているお茶会に参加してくださった際にお抹茶を点てる体験を紹介すると、皆とても喜ばれます。

ゲストハウスの宿泊客の写真
ドイツのご家族とお茶会にて。茶道を体験して頂きました。

ゲストハウスをオープンして2年、たくさんの海外のお客様や友人が泊まりに来てくれるようになり、日本にいながら国際交流を実現しています。
そして一緒に活動したNPの仲間や、活動時期の異なるNP仲間まで、宿の情報を見て泊まりに来てくれました。タイの派遣校の卒業生も友人との日本旅行の際に利用してくれ、とても嬉しい再会ができました。
身近になった国際交流は、私の生活だけでなく今まで外国人や異文化に触れる機会がなかった両親や91歳になる祖母にまで刺激を与え、その出会いがさらに世界を広げてくれているように感じます。

たこ焼き体験をする子供の写真
両親がオーストラリアのお子様にたこ焼きをレクチャー。
可知さんのおばあさんと外国人男性が交流する写真
91歳の祖母も人生初の国際交流。おばあちゃんは大人気です。

今年は新型コロナウイルスの影響で世界の様々な活動が中止になるというとても残念な状況ですが、一日も早い収束と、また我が家のゲストハウスにも活気が戻り、異文化を通して世界を知るワクワクする生活が戻ってくることを願っています。

生徒たちと撮影した記念写真
タイから生徒が泊まりに来てくれました。
Writer
タイ サムットプラカーン
可知 恵美子さん

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